プロパン地域でプロパンガス代を安くしたいなら、比較仲介業者の利用をおすすめします。なぜなら、表に出ているプロパンガス単価以外に伏せられてる安い単価設定がある会社が多いためです。

この安い単価は新築リフォーム時の工務店経由や、仲介事業者経由などでなければ契約できません。実際に本記事の担当者は工務店経由で、よく見る単価のほぼ半額（300円台/m3）でプロパンを契約しているため、公表料金の割高さを実感しています。

※ 賃貸集合住宅はオーナーによってプロパンガス会社が指定される場合がほどんどのため、乗り換えできません。

ランキングの前に結論を言うと、おすすめは「エネピ」です。エネピは株式会社じげん（本社：東京都港区、東証プライム：3679）が運営する電気ガスなどの比較サービスで、電力会社とのプラン提携や価格.comとの提携実績もあり信頼できます。本記事でもプロパン1位として取り上げています。

使い方は簡単で、ユーザーが入力した住所を元にその地域で契約できるプロパンガスを安い順の一覧で提示します。ユーザーはその中から、詳細を聞きたい会社にエネピ経由で申し込みをする形になります。

プロパンガスは「会社の乗り換え」という行為自体があまり浸透していないため、トラブルに発展する例もあります。

• トラブル例① 解約の電話でしつこい引き留めに会う
• トラブル例② 安いと思って乗り換えたものの、すぐに価格が上がった

このようなトラブルも仲介業者を間に入れることで防げます。個人でプロパンの乗り換え先を探すより、時間も手間もかからずメリットが大きいです。

1. おすすめプロパンガスランキング
2. おすすめ都市ガスランキング

プロパンガスは基本的に、1位のエネピでお住まいの地域での最安帯の会社に申し込めば失敗しません。2位以下はガス単価の参考としてに掲載しています。

山梨県の都市ガスは、あまり選択肢がありません。大手であり基本でもある「東京ガス山梨」かそれより安い「ニチガス（山梨地区）」のいずれかです。

プロパンガスが高い理由はいくつかあります。

1. プロパンを安いところへ乗り換える発想自体ない
2. 料金を公表する義務がなく価格競争が起こらない
3. 契約者が「プロパンは高いもの」と思っている
4. 運搬費をはじめとした人件費がかかる

つまり、人件費が上乗せになるのは当然としても、それ以上に我々一般消費者が「プロパンは高いもの」と受け入れているため、価格競争が起こらず高止まりしています。

また近年プロパンガスは新規契約時のみ安いプランを提示する傾向があることも、まだまだ知られていません。

つまり「高くても納得してるならそのまま使ってね」がプロパンガス会社のスタンスです。値下げする必要がないため高いまま、というのがプロパンガスの現実です。

実は、プロパンガスの価格は販売店が独自に設定します。電気や都市ガスのように「基準となる大手」がいるわけではなく、ガソリンの価格付けに近いです。

また電気や都市ガスのような大掛かりな設備が必要なわけではなく、販売・保安用の資格があれば取り扱えるため、地域の小型商店がプロパンガスを扱っているケースも多々あります。そのため、価格が不透明になりやすいです。

プロパンガスは、すでに継続利用中の会社で値下げされる可能性はほぼありません。

値下げを期待するなら、一般消費者向けにはクローズされている新規契約時のお値打ちプランを探すしかなく、新築・リフォーム時の工務店経由や、本記事で取り上げるような比較サイト経由でしか表には出てこない傾向があります。

実際に本記事担当者は中部圏の工務店経由で、1m3あたりの単価300円台で利用しています。本記事で取り上げている会社のプロパンガス単価のほぼ半額です。

プロパンガスというと、「都市ガスがない田舎のガス」と思っている人も多いですよね。それはその通りで、ボンベをトラックで運んで届けるため山の中の入り組んだ地域でもプロパンガスは対応できます。

都市ガスは人口が多く採算がとれる都市部に限られているため、実は国土の94％はプロパンガスでカバーされていると言われています。

プロパンガスの原料は液化石油ガス（LPG）で、主成分はプロパンやブタンです。実は都市ガスとはガスの種類自体が異なります。

結論、賃貸の集合住宅の場合は都市ガスのみ個人で切り替え可能です。プロパンガスは、ほとんどの場合で大家さんに指定されます。

一軒家の賃貸の場合は、特に指定なしで地域のプロパンガス会社と自由に契約できるケースが多いです。

いざガス会社を乗り換え用というときには、損をしないために以下をチェックしましょう。

申し込みたいプロパンガス会社が、お住まいの地域で使用できるかどうかをまずチェックしましょう。エネピのような比較業者を使用した際にも、具体的な住所で検索すると「実はエリア外だった」というパターンがあります。

今利用中のガス会社がある場合、違約金・解約金などの設定がないかを確認しましょう。

またプロパンガスの場合は、給湯器といったガス機器の無償貸与の代わりに、最低利用年数を設定されている場合もあります。

最低利用年数は長くて15年のところが多いため、「そういえばプロパンガスを契約した時に、機器代を払ってないな…」と思ったら契約をを確認しましょう。

今利用中のガス会社の料金は、必ず把握しておきましょう。

ガス料金には、「基本料金」「従量料金（使用料によって増える料金）」の2つの設定があり、この合計でその月のガス料金が決まります。

特に注目すべきは「従量料金」の適用単価で、普通〜高いと770円程度ですが、安価だと300円台のプランがある場合もあります。今すでに安いなら、無理に乗り換える必要はありません。

それでは実際にガス会社を切り替える際に、どのような順序で行うかを簡単に解説します。

まずガス会社選びの際には、手元に検針票を用意しましょう。ガス料金は3段階制を採用しているところがほとんどで、使用量ごとの単価が確認できます。

また、申し込みには供給地点特定番号が必要になります。これは住所ごとに割り振られる番号です。

エネピといった比較仲介サービス経由や、気になっているガス会社へ直接申し込みをします。

この際仲介業者を使用しない場合、今契約中のガス会社の解約手続きも自分で行わなければならない可能性があります。

最近では切り替え先のガス会社が今のガス会社の解約手続きを代行することも多いため、直接申し込みをする際には必ず確認しておきましょう。

新しいプロパンガス会社のメーターとボンベを取り付けます。早い会社では、申し込みから8日目に切り替えが完了します。これは一週間ルールと言って、古いガスを交換するのに原則7日間の期間を開けなければならない、と決まっているためです。

古い会社のメーターとボンベは、基本的には新しい会社が回収を代行します。そのために、契約時には旧事業者への解約通知やボンベ回収の「委任状」にサインをするケースがほとんどです。

引越し時にガスを切り替えるには、新住所での新規ガス契約はもちろんですが、「旧住所のガスの解約」を忘れずに行いましょう。旧住所の契約を続けると、使わなくても基本料金が発生し続けてしまいます。

引っ越し先が同市内の場合、旧住所でのガス契約が住所変更の形で引き継げる場合もありますが、もっと安い会社を探すチャンスでもあるため、継続はあまりおすすめしません。

ちなみに解約時の閉栓作業は基本的に立ち合い不要ですが、メーターが室内にある場合は室内での作業を伴うため、現場にいなければなりません。

都市ガス物件からプロパン物件に引っ越す場合も、「旧住所のガス解約」を必ず行いましょう。旧契約が残っていると、次の入居者がそのまま使用してしまい、使っていないのに利用料を払い続けることになる可能性があります。

また、ガスを使用する機器（ガスコンロ・ファンヒーターなど）は、都市ガス用・プロパンガス用で分かれており、都市ガス物件で使用していた機器はプロパンガス物件では使用できません。

つまりプロパンガス用器具への買い替えが必要になります。

現在プロパンガスを利用していても、都市ガスの対応地域であれば、プロパンガスから都市ガスへの切り替えも理論上は行えます。具体的には、都市ガスの本管が家の目の前の道路まで来ている場合です。

ただし、道路に埋設する都市ガス本管から、家までの引き込み工事が必要になり、当然工事費も必要になります。この工事費は近くまで都市ガス配管が来ている状況なら10〜15万程度ですが、目の前まで本管が来ておらず延長が必要になる場合はかなり高額になります。

プロパンガスの切り替えには、トラブルに発展してしまったケースがいくつか存在します。具体的に言うと、「訪問契約でのプロパンガス切り替えトラブル」は非常に多いです。

• ケース1. 安くなると言われて契約したのに、数ヶ月で勝手に値上げされて高くなってしまった
• ケース2. いかにも怪しい激安料金で押し売りしてきた
• ケース3. 旧ガス会社が自宅まで来て何度もキャンセルを迫ってきた

訪問契約のプロパンガスは、契約ノルマを獲得するために悪徳な押し売りをするケースがいまだにあります。特に高齢者は狙われがちのため、毅然とした態度で断り直接対面することは避けましょう。

なにより、予定にない訪問販売は玄関まで出ずにインターホンで断るのを徹底づけるといいですね。