新規格のフルハーネスで安全・快適な作業を

フルハーネスとはハーネスタイプの安全帯です。2019年2月1日に高さ6.75m(メートル)以上の高所では、フルハーネスの装着が原則となりました。タジマや藤井電工などの人気メーカーから動きやすいタイプや腰道具後付けタイプ・軽いタイプなどが販売されています。
そこで今回はフルハーネスの選び方やおすすめ人気商品をランキング形式で紹介します。ランキングは口コミなどを参考にタイプ・ランヤード・メーカーなどを基準に作成しました。
付け方についても解説します。かっこいいものをどこで買うべきかなど購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
第1位 TJMデザイン(TJM Design) A1GSMFR-WL1BK
広々した腰周りスペースを実現した次世代の安全帯です。SEGシステムを採用した、独特の付け方で腰回りが広く使えます。胸ベルトの高さを上下に動かせる構造を採用し、幅広い体型に対応した仕様です。
ベルトを太腿横でクロスさせるX構造を採用し、よれを防止し快適な動きを実現しました。落下時の姿勢を安定させる専用ベルトを採用し、長さ調整可能で体型を選びません。多様な動きに対応してくれるハーネスです。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:幅46mm 水平型
- 胸ベルト:幅46mm
- 重さ:2.35kg
- 分類:ワンタッチ式
フルハーネスの選び方
フルハーネスにはさまざまな種類があるので、何を基準に選べばいいのかわからない方も多いです。ここではフルハーネスの比較方法と選び方のポイントを紹介します。
①タイプで選ぶ
フルハーネス安全帯のベルトの形状はX型とY型の二種類があります。それぞれの特徴をよく理解したうえで選ぶようにしましょう。
X型 | Y型 | |
出典:Amazon | 出典:Amazon | |
特徴 | 背中の形状がX字 | 背中の形状がY字 |
メリット | ・安定感、フィット感が強い ・衝撃への体制が強い | ・腰道具を取り付けられるスペースが広い ・着用時の圧迫感が少ない |
デメリット | ・腰道具を取り付けられるスペースが狭い | ・落下時の衝撃が分散しづらい ・前かがみでの作業がしづらい |
初めてフルハーネスを購入される初心者の方にはX型がおすすめです。X型は、高いフィット感を得られるだけでなく、安全性の面でも優れています。また、Y型と比べても幅広い用途で使用可能であるため、上級者まで多くのユーザーが使用する型となっています。
②ショックアブソーバーで選ぶ
ショックアブソーバーは落下時の衝撃を吸収する装置です。どこで固定するかで種類が変わってきます。
第一種 | 第二種 | |
出典:Amazon | 出典:Amazon | |
用途 | 腰より高い位置での作業 | 腰より低い位置での作業 |
特徴 | 一般的な作業環境で広く使用される 着用時も動きやすい | より高い耐久性がある 重量、値段ともに高め |
フックを腰より高い位置で固定する第一種がおすすめです。腰より高い位置だと衝撃が減るので、高所での作業に向いています。耐久性は第二種と比べて劣りますが、衝撃が減った分、体への負担が減ります。
第二種は主に腰より高い位置でショックアブソーバーを使用できない環境で使用されます。そのため、店舗に置かれていることが少なく、取り寄せになることがほとんどです。購入の際は納期にも気を付けて注文しましょう。
③ランヤードの種類で選ぶ
ランヤードは安全帯の命綱です。さまざまな種類があるので、それぞれの特徴を捉えて目的に合ったものを選びましょう。
作業効率を求めるなら「ストラップ巻き取り」がおすすめ

作業効率を重視するならストラップ巻き取り式がおすすめです。使わないときは巻き取って収納できるので引っかかるリスクが低くなります。その分短くキープできるため、落下距離も短いです。
高所での移動が多い方なら「2丁掛けタイプ」がおすすめ

高所での移動が多い方なら2丁掛けタイプを使うのがおすすめです。ランヤードが2本ついているので1本はしっかり固定できます。そのため、落下のリスクを減らすことが可能です。その反面、ランヤードが2本あるので重たくなり、体への負担は大きくなります。
コスパを求めるなら「ロープ式」がおすすめ

コスパを求めるならロープ式がおすすめです。他のタイプよりも価格が安いのが特徴になります。ロープが見えているので、不具合があってもすぐに気づけます。ただ、常にロープが出ているため、劣化したり引っかかったりしやすいです。
④腿ベルトのタイプで選ぶ
フルハーネス安全帯の腿ベルトはV字型と水平型の2種類があります。それぞれの特徴をしっかりと確認し、自身の用途・体に合ったものを選ぶようにしましょう。
V字型 | 水平型 | |
出典:Amazon | 出典:Amazon | |
安全性 | 〇 | △ |
動きやすさ | △ | 〇 |
安全性を求めるなら「V字型」がおすすめ
太もも部分をサポートするベルトの形が股の下であわさるV字型は骨盤を包みこむような形状をしており、しっかりと体を支えてくれるので安全性が高い点が特徴です。しかし、束縛感があり、動きにくいデメリットもあります。
動きやすいものなら「水平型」がおすすめ
両太ももに輪をかけるような形になる水平型は束縛感がなく動きやすいため人気があります。しかし、動きやすいメリットがある分、墜落するときにはずり上がって体を圧迫してしまうリスクがあるので確認が必要です。
フルハーネス人気おすすめランキング16選
第1位 TJMデザイン(TJM Design) A1GSMFR-WL1BK
広々した腰周りスペースを実現した次世代の安全帯です。SEGシステムを採用した、独特の付け方で腰回りが広く使えます。胸ベルトの高さを上下に動かせる構造を採用し、幅広い体型に対応した仕様です。
ベルトを太腿横でクロスさせるX構造を採用し、よれを防止し快適な動きを実現しました。落下時の姿勢を安定させる専用ベルトを採用し、長さ調整可能で体型を選びません。多様な動きに対応してくれるハーネスです。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:幅46mm 水平型
- 胸ベルト:幅46mm
- 重さ:2.35kg
- 分類:ワンタッチ式
第2位 スリーエム(3M) フルハーネス安全帯・伸縮式ランヤード(ツイン)セット
最新規格のフルハーネスを求める方に最適なフルハーネス・ランヤードです。ランヤードは伸縮ベルトになっているので、装着時に高所から落下したとしても衝撃を効果的に吸収してくれます。
さらに、背中のベルト構造は安全のために余分なストラップを折り込んで固定しているので、ベルトが緩む心配はありません。ハードな現場をサポートしてくれる優秀なフルハーネスなので、ぜひ試してみてください。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:V字型
- 胸ベルト:-
- 重さ:1.2kg
- 分類:プロテクタ
口コミを紹介
丈夫です。期待通りの製品でした。
https://amazon.co.jp
第3位 藤井電工(Fujii Denko) フルハーネス レヴォハーネス
脱落防止時に骨盤全体に荷重が分散するため、快活かつ安全な設計に作られています。ベルトの表と裏の色が異なるため、ねじれがわかりやすくスムーズに装着ができるフルハーネスです。
それだけでなくハーネスの調整幅が大きめで、軽くて新規格設計なので、体の大きめの方にも対応できます。また、腰部の交差部が可動できるので、体にフィットしやすい設計です。そのため、高所での作業をスムーズに実行できます。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:V字型
- 胸ベルト:-
- 重さ:1.5kg
- 分類:レヴォハーネス
口コミを紹介
装着し易く動きやすい。とても快適。
https://amazon.co.jp
第4位 IIWOJ フルハーネス 安全帯
作業員の快適さと安全性を最優先に考えたIIWOJのフルハーネス安全帯は、人間工学に基づいたデザインと高品質な素材で作られています。長時間の作業でも疲労を軽減し、個別のフィット感に合わせて調整可能です。
品質と価格のバランスがいいので、コスパを求めつつ使いやすいフルハーネスが欲しい方におすすめです。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:水平型
- 胸ベルト:-
- 重さ:3.1kg
- 分類:堕落制止用器具
第5位 TJMデザイン(TJM Design) 蛇腹ダブル L2セット A1GSMJR-WL2BK
定番メーカーTJMデザインの資格を持っている、プロもおすすめのフルハーネスです。肩に食い込まない46mm幅広ベルトを採用しています。ハーネスを胴当てベルトに直接取り付けるため装着スペースを奪いません。
腰道具の後付けもしやすいです。アクティブSSAを搭載しており、ランヤード上出しタイプなので腰袋にロープがかかりにくい点も評価されています。SEGシステムを採用した独自の装着方法で腰周りが広く使える点もポイントです。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:幅46mm 水平型
- 胸ベルト:幅46mm
- 重さ:2.70kg
- 分類:ダブルランヤード
口コミを紹介
フルハーネスは値が張る物ですが安価な割にシッカリとして装着し易く大変重宝しております!
https://amazon.co.jp
第6位 TJMデザイン(TJM Design) フルハーネス安全帯セット
動きやすさと快適な装着感・広々した腰周りスペースを実現したハーネスになっています。さらに独自の装着方法で腰周りが広く使えて、ショックアブソーバは腰袋にロープがかかりにくいランヤード上出しタイプです。
体の動きになじむようにアクティブフィット構造をとりいれており、高所での作業がはかどるようにサポートします。それだけでなく、フックにより戻しつきの硬貨スチールフックするなど、ユーザーのニーズを実現したハーネスです。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:水平型
- 胸ベルト:-
- 重さ:2.62kg
- 分類:-
第7位 タジマ A1GSMJR-WL8BK
束縛感の少ないベーシックなフィット構造のフルハーネスです。ハーネスを胴当てベルトに直接取り付けるため、装着スペースを取りません。軽いアルミゲートを採用した最軽量アルミ鍛造フックで軽量化に努めています。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:幅46mm 水平型
- 胸ベルト:幅45mm
- 重さ:2.28kg
- 分類:ワンタッチ式
口コミを紹介
安く購入出来て満足してます。
https://amazon.co.jp
第8位 藤井電工 ツヨロン レヴォハーネス ツインノビロン
新規格対応のフルハーネスです。腰部の交差部が可動するので、身体にフィットして屈んだときベルトの突っ張りを軽減します。表裏の色が違うため、ベルトのねじれが判断しやすくスムーズに装着できるのも特徴です。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:幅45mm V字型
- 胸ベルト:幅30mm
- 重さ:2280g
- 分類:2丁掛け
第9位 スリーエム(3M) DBI-サラ エグゾフィット ライト 1114112N
パラシュート式ベルトアジャスターにより、ベルトを上部に引っ張るだけで簡単にベルト長を調整できます。墜落防止時に骨盤全体に荷重が分散する仕様なので、快適かつ安全な設計です。
ランヤードのフックやロープを掛けて休止させるためのランヤードキーパーつきで、急にフックを外すときにもキーパーから容易に外せます。肩や股部への当りがやわらかいしなやかなベルトです。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:水平型
- 胸ベルト:-
- 重さ:1.40kg
- 分類:エグゾフィットライト
第10位 ワールドグッズストア ロッククライミングハーネスXbenシットハーネス
CEやISO9001等の認証を取った安全なハーネスになります。安全性・装着性・デザイン性を兼ね備えたスマートなフルハーネス型安全帯です。高強度・高品質素材によって性能を保たれているうえに、耐摩耗性にもすぐれています。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:幅46mm V字型
- 胸ベルト:幅46mm
- 重さ:2.7kg
- 分類:記載なし
第11位 藤井電工(Fujii Denko) フルハーネス ライトハーネス
体の動きになじむアクティブフィット構造で、ベルトを太腿横でクロスさせ突っぱりやよれを防ぐかっこいいデザインのフルハーネスです。体のあらゆる動きに柔軟に対応するため、作業がしやすくなります。
肩から背・腰への骨格に沿ったY型ベルト構造採用でハーネス特有の束縛感を軽減し、快適な装着感を実現しています。ベルトを太腿横でクロスさせるX構造を採用しているので、よれを防止し快適な動作が可能です。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:V字型
- 胸ベルト:-
- 重さ:1.05kg
- 分類:ライトハーネス
口コミを紹介
軽くて安いてしっかりしていて吊られたことは無いですが良いみたいです。自分は身長が180cmありますが、それでもLは余裕があるので、結構大きいです。
https://amazon.co.jp
第12位 Utenzool フルハーネス安全帯 セット6点
ハーネス・伸縮式蛇腹ランヤード(ショックアブソーバー)・胴当て・ワンタッチ胴ベルト・収納袋・手袋の6点セットです。ワンタッチバックルのため、面倒な手間をかけなくても着脱が簡単に行えます。
身長155cm~185cmの方に対応しており、サイズ展開はS・M・Lの3つです。耐荷重は150kgで、ショックアブソーバーが墜落制止時の衝撃を吸収してくれます。少し重く感じられるが価格が安いため満足と口コミでも評価が高いです。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:水平型
- 胸ベルト:-
- 重さ:3.4kg
- 分類:水平型腿ベルト
口コミを紹介
発送も早く思った通りの商品だったので満足です。
https://amazon.co.jp
第13位 スリーエム(3M) フルハーネス DBI-サラ エグゾフィット ライト
ベルト調整部を回転式ベルトアジャスター・パラシュート式ベルトアジャスターから選択でき、サイズも豊富です。墜落防止時に骨盤全体に荷重が分散する快適かつ安全な設計で、体格にあわせて胸ベルトの高さを適切な位置にカスタムできます。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:V字型
- 胸ベルト:-
- 重さ:1.30kg
- 分類:回転式ベルトアジャスター
第14位 タイタン 墜落制止用器具 江戸鳶
鳶職人がご用達するこだわりの江戸鳶フルハーネスです。2022年楽天の人気ランキングで賞を獲得しています。骨盤ベルトともも部分がワンタッチブラックバックルの仕様となっており、身体にほど良くフィットする作りが動きやすいです。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:幅45mm 水平型
- 胸ベルト:幅50mm
- 重さ:3.54kg
- 分類:墜落制止用器具
口コミを紹介
165cm67kgでMサイズが丁度です。
https://amazon.co.jp
動きやすく、頑丈で買って良かったです。
第15位 TJMデザイン(TJM Design) ハオルハーネスHA 赤 AHAF-RE
高所作業者の安全と作業性を両立するTJMデザインの2023年国内生産モデルです。軽量アルミ製フレームとしなやかなベルトが身体にフィットし、快適な動きをサポートします。腰道具を付けたままワンタッチバックルで素早く着脱可能。フリーサイズ設計で胴ベルト型からフルハーネス型への切替も簡単です。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:幅41mm
- 胸ベルト:ー
- 重さ:1250g
- 分類:ー
第16位 藤井電工(Fujii Denko) カイトハーネス TH-521-OT-BLK-L
腰道具を多用する高所作業者のニーズに応える新規格対応フルハーネスです。両腰と背部の3点支持構造により、重い腰道具を装着してもベルトのズレを抑えます。水平型腿ベルトとワンタッチバックルで、快適な装着感とスムーズな着脱を実現。最大使用者体重130kgまで対応し、建設業や電気工事など多様な現場で活躍します。
商品スペック:
- 肩・腿ベルト:水平型
- 胸ベルト:幅30mm
- 重さ:約1,330g(アタッチメント含む)
- 分類:ー
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
下記のリンクでは、安全帯と作業服の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
【開発に力を入れている】フルハーネスの人気おすすめメーカー
安全帯は、労働安全衛生法に基づき厚生労働省が告示している規格を満たしたものでなければなりません。ここでは安全帯のメーカーをご紹介します。
コスパ重視なら新規格で軽量の商品が多い「藤井電工株式会社」がおすすめ

藤井電工株式会社は昭和26年に設立され、新規格の安全帯を含む工事用安全工具・用品を製造販売する会社です。フルハーネスのメーカーとしては非常に知名度があり、シェアも6割を占めています。中でもツヨロンブランドが有名です。
高い性能を有しながらもコストパフォーマンスにすぐれており、装着してみると道具の邪魔にならず、軽量で動きやすいサイズ感である点も評価されています。墜落を阻止するときに人体へかかる衝撃力をかなり軽減してくれる点も好評です。
脱ぎやすさならタイタンブランドの「サンコー株式会社」がおすすめ

シェアNo.1のサンコー株式会社は安全帯・墜落防止機器のメーカーとして日本で初めてISO9001の認証を受けたメーカーです。タイタンブランドなどが有名であり、伸縮性にすぐれた脱着が容易な商品を販売しています。
かっこいいデザインで口コミも評価が高い商品なら「株式会社基陽」もおすすめ

「株式会社基陽」は1975年創業のフルハーネス・工具袋・工具の会社です。職人の声に耳を傾け、本当に職人が使いやすいと思うものを世に送り出すのをモットーにしており、販売されている商品はいずれも口コミで高い評価を得ています。
通常時は短く収まって作業の邪魔にならないじゃばらシリーズは、アルミを使用し軽くて使いやすいと人気があります。安全性だけでなくおしゃれでかっこいいデザインによってグッドデザイン賞も受賞しており、若い職人の方にも人気です。
ワンタッチ式ならタジマから派生した「株式会社TJMデザイン」がおすすめ

株式会社TJMデザインは、建築用ハンドツールのトップシェアを誇る会社としてTAJIMA(タジマ)の名前で広く知られています。フルハーネスの歴史は新しく、2009年から参入しました。ワンタッチ式のフルハーネスが使いやすいです。
安心・安全なら「3M」がおすすめ

3Mは1902年にアメリカで設立されたメーカーです。墜落防止用製品は1940年から80年に渡って75か国以上に提供してきました。3Mのフルハーネスは、装着しやすくフィット感があるのに締めつけられる感じがない点が特徴です。
ハーネスのどこかが切れたとしても破損がほかの箇所に伝わりにくい縫い方を採用したり、墜落防止時に骨盤をサポートできる構造でケガを防ぐ工夫もされています。着心地・デザイン性・安全性にこだわった製品開発が魅力のメーカーです。
安全性と使いやすさを求めるなら「TAJIMA(タジマ)」がおすすめ

安全性と使いやすさを求めるならTAJIMA(タジマ)がおすすめです。タジマは建築用ハンドツールでトップシェアを誇る会社で、2009年にハーネスに参入しました。特にワンタッチ式の安全帯は、使いやすさが評価されており、職人たちからも高い評判を得ています。
有名な老舗メーカーがいいなら「タニザワ」がおすすめ

タニザワは1932年に創業された老舗メーカーです。多くの方には企業ロゴからヘルメットのイメージが強いかもしれませんが、実は1959年6月には国内で初めて安全帯の製造を開始しました。
安全帯の分野においても先駆的な存在であり、長い歴史と高い品質で信頼を築いています。
フルハーネスはどこで買う?

今回通販で購入できるフルハーネスのおすすめ商品を紹介してきましたが、ほかにどこで買うかわからない方もいます。フルハーネスはワークマンやカインズホームなど、実際に店舗がある場所での購入が可能です。
従来型は使用禁止!厚生労働省による着用の義務化は?

厚生労働省が労働安全衛生法を改正したため、U字吊り型安全帯のような従来型製品は2022年1月から使用禁止になりました。安全帯の名称が墜落制止用器具に変更され、6m75cmを超えて作業する場合にフルハーネス型を使用するよう義務づけられています。
この法改正は2022年1月2日から完全に移行され、実施されています。下記のサイトには厚生労働省による墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドラインが詳しくのっていますので、より詳しい情報を知りたい方はぜひご覧ください。
「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」を公表します
Y型フルハーネスも禁止?

Y型フルハーネスを調べるにあたって、インターネットを見ていると「Y型 禁止」なるワードが見つかります。そこでY型フルハーネスが禁止なのかと勘違いしてしまう方が多いようですが、Y型フルハーネスは禁止ではありません。
フルハーネスは資格が必要?

フルハーネスには資格はいりませんが、講習が必要です。フルハーネス型安全帯特別教育といい、労働災害防止のために実施されています。作業・墜落制止用器具・労働災害の防止・法令などの知識を身につける学科科目は4.5時間、実技科目は1.5時間です。
フルハーネスの使用期限は?

法令によるフルハーネスの使用期限は規定されていません。メーカーでは、ハーネス・安全ブロックなどは3年、劣化しやすいロープ・ランヤード・ストラップは2年に使用期限が設けられています。高所作業での墜落を防ぐためにも、ベルトは2年で交換してください。
腰道具の付け方をご紹介

腰道具の付け方をご紹介します。まずバックルの手前を持ち、反対側を胴に回しましょう。バックルを引っ張って解除し、ベルトの先端をバックルに通して引っ張ります。バックルの後ろ側にベルトを通し、抑えにベルトを通したら完了です。
フルハーネスを装着する場合は、フルハーネスを体に装着する前に腰道具をフルハーネスに装着しましょう。ボタンや金具などで固定するタイプもあるため、各商品の説明書をよく読んでください。またフルハーネスに腰道具を装着すれば、体への負担が減ります。
後づけの腰道具や腰袋を使えばさらに便利

ここまでフルハーネスを紹介してきましたが、腰道具や腰袋を使えばさらに便利に作業が行えます。腰袋はあらゆる工具を収納させられるだけでなく、スムーズに取り出しもできるので、作業効率の向上には欠かせないアイテムです。
腰袋の中には底が深いものがあったり、浅い物があったりと自分の使い方によってその特徴を使いわけられます。しかし、自分の作業の道具にあっていない腰袋を使ってしまうと、使い勝手は一転して作業効率を下げかねません。
そこで、自分に合った腰袋を選ぶためにも下記の記事を参考にして、効率の上がる自分にあった腰袋を購入しましょう。下記の記事では、おすすめの腰袋をランキング形式で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
ここまでフルハーネスの選び方やおすすめ商品を紹介してきました。しっかりメンテナンスされているものを使わないと、非常に危険な状況に陥ります。今回の記事を参考に、軽いものやかっこいいものなど自分の体や用途に合ったフルハーネスを探してください。