子犬を飼い始めて悩むのは、あらゆるケア用品選びではないでしょうか。その中でもシャンプーは犬に合ったものを選ぶのが重要です。トイプードルやポメラニアンのように毛が長い犬もいれば、柴犬のように短毛の犬、肌質によっても選ぶものが変わります。

特に子犬のシャンプーは刺激が強いものを避け、オーガニックや低刺激で優しく洗えるものがおすすめです。また、トリマーが使うプロ用や、パピー用シャンプー、低刺激タイプは子犬でも使えるものがあります。

そこで今回は、子犬用シャンプーのおすすめ人気ランキング20選や選び方を紹介します。ランキングは容量・シャンプー・機能性を基準に作成しました。手に入りやすい市販品が気になる方は参考にしてみてください。

子犬のシャンプーは、必要です。子犬の身体を洗わないまま放置していると、皮脂汚れによってフケやかゆみ、皮膚炎などの肌トラブルが発生する恐れがあります。皮膚や被毛を清潔な状態に保つためには、定期的にシャンプーをしましょう。

なお子犬の身体を洗う際は、人間用のシャンプーを使ってはいけません。人間と子犬の皮膚はpH値が異なるため、人間用のシャンプーは子犬にとって刺激が強すぎます。肌トラブルを防ぐために、子犬には低刺激な子犬用シャンプーを使いましょう。

子犬は特に肌が敏感で肌トラブルを起こしやすいため、肌や毛質に合わせてたり、成分で選んだりする必要があります。ここではシャンプーの選び方を紹介します。

肌トラブルに特化したものを選ぶなら薬用、毛並みをケア重視して選ぶなら美容系など目的に合わせて選ぶのが重要です。ここでは、目的に合わせた選び方を紹介します。

肌がオイリーにかたむきやすい犬は、かゆみやフケなどの肌トラブルが出やすくなります。かゆみが出る場合は、薬用シャンプーがおすすめです。そのほかにも、虫除けタイプや、かゆみを抑えるための保湿成分入りのものなど、種類が豊富にあります。

なおマラセチアや膿皮症などの皮膚疾患に向けた「クロルヘキシジンシャンプー」や「ノルバサンシャンプー」は、医薬部外品です。これらは獣医師の指導を受けて使用するのが望ましいため、皮膚に異常がある場合はまず動物病院で診てもらいましょう。

子犬の毛並みケアをするなら、美容シャンプーがおすすめです。保湿成分が多く入っていたり、毛並みをサラサラにしたりするための成分が多く含まれているため、ふんわりとした洗い上がりになります。刺激が起きやすいものもあるので子犬用を選びましょう。

臭いをケアして、香りをプラスするならサロン仕様の高級シャンプーがおすすめです。ほかのタイプよりも価格が高めですが、オーガニックのこだわりの香りがプラスできるものが多くあります。また、温度や成分にこだわっているものも多いのでおすすめです。

犬種によって毛質は異なるため、犬種によってシャンプーを選ぶのもおすすめです。犬種によっては、特定の犬種用のシャンプーもあるのでチェックしてください。

チワワやトイプードルなど毛がウェーブしている場合や、室内飼いで乾燥が起きやすい犬種はうるおい系シャンプーがおすすめです。保湿成分が多く含まれているものを選ぶようにしましょう。乾燥肌向けと書かれているものもあるのでチェックしてください。

柴犬やラブラドールなどの短毛種ならさっぱり系のシャンプーがおすすめです。脂性肌向けと書かれているタイプや、夏用と書かれているタイプなどが当てはまります。うるおいタイプとは違い、ベタつきがないので洗い残しも起きにくいのが魅力です。

ポメラニアンやゴールデンレトリバーなど長毛種なら、ボリュームアップできるノンシリコンタイプのシャンプーがおすすめです。ノンシリコンは、まとめるよりもふわっと広げられるタイプなので柔らかくふんわり仕上げられます。

子犬は成犬よりも地肌が弱いため、優しく洗い上げられるタイプのシャンプーがおすすめです。アルカリ性のものを避け、特にパラベン・サルフェート・シリコン・鉱物油・紫外線吸収剤などが不使用のものを選ぶと肌への刺激が抑えられます。

以下の記事では、犬用の低刺激処方で作られているシャンプーを紹介しているので参考にしてください。

皮膚の乾燥が気になる方なら、保湿成分が多めに入っているシャンプーがおすすめです。植物由来成分で保湿できるものだと、肌への負担を抑えながら優しく洗えるので便利です。洗い上がりがしっとりするものを選ぶようにしましょう。毛の少ない子犬にもおすすめです。

なおアレルギー持ちの子犬や皮膚の乾燥が目立つ場合は、植物由来のシャンプーや硫黄が含まれたものを避けましょう。硫黄成分が皮脂を落としすぎたり、植物由来の成分によってアレルギーが悪化したりする可能性があります。

毛がパサついている場合は、水溶性イオウやオートミールなどの保湿成分が含まれた子犬用シャンプーがおすすめです。お肌の保湿だけでなく、毛にツヤを出す効果も期待できます。仕上げに毛をコーティングするトリートメントを使えば、毛並みが整います。

いい匂いのシャンプーを選ぶなら、嗅覚が発達している犬への負担が少ない微香性がおすすめです。しかし肌が弱い場合が、無香料の低刺激タイプの方が合っています。香り付けは、低刺激のブラッシングスプレーなどがおすすめです。

時短でシャンプーを済ませるなら、リンスが入っているリンスインシャンプーがおすすめです。リンス入りなので、洗っただけでサラサラにツヤツヤがプラスできます。泡タイプなら泡立てる手間もなくさらに時短でき、子犬への負担も減らせます。

リンスインタイプで洗い上がりが納得いかない場合や、かゆみが残るなどトラブルがある場合はシャンプーのみのものに変えてください。

シャンプー時の摩擦によるダメージを減らすなら、泡立ちの良さも大切です。しっかりと泡立てると摩擦を減らせるうえ、汚れ落ちもアップします。子犬の場合は、シャンプーを怖がる場合もあるので、避けられる刺激を避けてあげてください。

泡立てるのが苦手な方や初心者は、ポンプから泡で出てくる泡タイプがおすすめです。小さい泡よりは、密度の高い泡を選ぶようにしましょう。

シャンプーを舐める癖があるなら、舐めても大丈夫なオーガニックタイプのシャンプーがおすすめです。オーガニック仕様のものなど、成分がしっかり表記されているものを選びましょう。

シャンプーの成分にこだわるなら、トリマー推奨のプロ用シャンプーがおすすめです。トリマー推奨のシャンプーは洗浄成分や保湿成分など、成分表記がしっかりされているものが多く、こだわって作られています。

夏場の暑い時期には、ティーツリーやヒバなどが含まれた子犬用シャンプーを使用するのもおすすめです。スッキリと仕上がり、ハーブの香りがさわやかに広がります。植物由来成分に対するアレルギーがなければ、お肌を健康に保つためにも積極的に使いましょう。

子犬用シャンプーは、開封後数ヶ月以内に使いきる必要があります。大きすぎる商品を選ぶと次第に劣化してしまうので、適切な容量のものを選びましょう。希釈倍率も踏まえて1回あたりの使用量をイメージし、自分に合ったものを見極めることが大切です。

また毎日のようにシャンプーをする場合や、シャンプー中に片手があかない場合は、圧合いやすいポンプ式の容器がおすすめです。泡立てる手間を省くために、泡で出てくるタイプも役立ちます。

デリケートな皮膚をケアするペットキレイやジョイペットなど人気メーカーやブランドがあるので、初心者は口コミと合わせてメーカーやブランドで選ぶのもおすすめです。

敏感肌や子犬など、デリケートな皮膚をケアするならペットキレイがおすすめです。うるおい成分であるアミノ酸をはじめ、弱酸性や無着色にこだわっているので肌への刺激を抑えて洗えます。刺激性なし判定をされているシャンプーなので使いやすいです。

ペットショップで気軽に買うなら、ジョイペットがおすすめです。ジョイペットのシャンプーは、リンスインタイプで作られているものが多く、初めての方でも時短でシャンプーができます。また刺激を抑えて優しく洗えるのも特徴です。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

子犬を飼い始めたもののパピー用シャンプーの使い方がわからない方もいます。パピーの場合は、生後2ヵ月のワクチン後、2週間経った頃にシャンプーを開始するのがいいとされていますが、個体差もあるので獣医師に確認するのがおすすめです。

シャンプーの前には、ブラッシングをしておきます。お湯で予洗いしてからシャンプーを良く泡立てて摩擦を起こさないように洗います。皮脂汚れをしっかり落とすためには、二度洗いがおすすめです。最後にしっかりすすぎ、タオルで優しく拭いて良く乾かします。

以下の記事では、犬用ブラシのおすすめ商品を紹介しています。シャンプーの際に使えるものなので参考にしてください。

子犬のシャンプーは、1ヶ月に1回程度の頻度で行いましょう。犬は人間よりも皮膚が薄く、ターンオーバーも約3週間ほどのサイクルとされているので、可能なら2週間に1回のシャンプーがおすすめです。

また梅雨の時期などは、湿度が高く肌の状態が悪くなりやすいです。愛犬の肌の様子を観察しつつ、適切なシャンプーのタイミングを見極めましょう。

子犬用シャンプーを購入する際は、使用期限を確認しましょう。使用期限に余裕があるとしても、開封後は早めに使い切る必要があります。中の成分が劣化している可能性もあるので、古いものは使わず新しいものを購入するのがおすすめです。

また保管する際は、しっかりとフタを閉めて酸化を防ぎ、温度および湿度の管理を徹底しましょう。

子犬がシャンプーを嫌がる場合、リードを使って犬の動きをコントロールするのがおすすめです。それだけでなく、優しく話しかけたり、おやつをあげたりして、シャンプーが楽しい時間だと感じてもらえるように工夫してみてください。

ワクチン後しばらくはシャンプーは避けるのが一般的です。ワクチン前後などのシャンプーができないときは、洗い流さない拭き取りシートなどのケアがおすすめです。汚れやにおいが気になるときに、手軽に拭き取って使えます。

ワクチン前のシャンプーは体力が消耗してしまうので、2～3日前には済ませるのがおすすめです。疲れやすい犬の場合は、体全体を洗わずに気になる部分だけを洗ってください。

またシャンプーが目に入ってしまった時は、スポンジを使用して頭からお湯をかけ、目に入った泡を落としましょう。耳の中に水が入るのを防ぐためには、耳栓を使うのもおすすめです。

今回は、子犬用シャンプーの選び方と人気おすすめランキングを紹介しました。子犬用シャンプーは、地肌に優しいものが多く子犬への負担を減らして洗い上げられます。種類も豊富なので、飼っている子犬に合わせて選びましょう。