【初心者も◎】アイリッシュウイスキーおすすめ銘柄全20選【プチ贅沢や記念日に】

アイリッシュウイスキーは、他のウイスキーと比べてピート香が控えめで、スムーズで軽やかな口当たりが特徴です。本記事では、アイリッシュウイスキーの選び方とおすすめ銘柄20選をご紹介。初心者も玄人志向の方も、きっとぴったりの一本を見つけられます。特別な贈り物をお探しの方も必見！

最終更新日：2025/8/26

アイルランドの至宝！初心者にも飲みやすいアイリッシュウイスキーとは？

ウイスキーと聞いて、スモーキーなスコッチウイスキーや重厚なバーボンを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし世界には、それらとは全く異なる個性を持つウイスキーがあります。それが、アイルランドで生まれたアイリッシュウイスキーです。

アイリッシュウイスキーは、他のウイスキーと比べてピート香が控えめで、非常にスムーズで軽やかな口当たりが最大の特徴です。伝統的な「3回蒸溜」によって生まれるこのなめらかさは、ウイスキー初心者でも親しみやすく、そのフルーティーで華やかな香りは、飲む人を魅了してやみません。

今回は、そんなアイリッシュウイスキーの歴史や製法に触れながら、おすすめの銘柄や選び方をご紹介します。ぜひ、アイルランドの豊かな風土が育んだ「アイリッシュウイスキー」の世界を体験してみてください。

アイリッシュウイスキーのおすすめの選び方

アイリッシュウイスキーは、そのスムーズで軽やかな味わいから「ウイスキーは初めて」という方にも親しみやすいのが特徴です。ここからは、あなたにぴったりの一本を見つけるための選び方をご紹介します。

1. 味わいのタイプで選ぶ

ウイスキーの味わいは、原料や製法だけでなく、蒸溜所の個性によっても異なります。自分の好みの香りや味わいをイメージすることで、最適な一本を見つけやすくなります。

フルーティーで軽やかな味わい

アイリッシュウイスキーの多くが持つ特徴で、青リンゴや柑橘系の爽やかな香りと、蜂蜜のようなほのかな甘みが楽しめます。クセが少なく、ウイスキー初心者の方にも飲みやすいタイプです。

「ジェムソンスタンダード」は、世界で最も飲まれているアイリッシュウイスキーです。フルーティーな香りと、驚くほどまろやかな口当たりが特徴です。

クリーミーで豊かな味わい

アイルランド独自の伝統的な製法「シングルポットスチル」でつくられたウイスキーに多い特徴です。穀物由来の豊かな香りと、バターやバニラを思わせるクリーミーな口当たりが魅力です。

「レッドブレスト 12年」は、伝統的な「シングルポットスチル」製法でつくられ、クリーミーでスパイシーな風味が魅力。豊かなコクを堪能したい方におすすめです。

スモーキーな味わい

アイリッシュウイスキーは一般的にノンピート（泥炭を使わない）ですが、一部の銘柄にはピート香を持つものも存在します。スコッチウイスキーのアイラモルトのような力強いスモーキーさとは異なり、穏やかで上品なスモーク感が楽しめます。

「カネマラピーティッド・シングルモルト」は、アイリッシュでは珍しく、ピート（泥炭）を使ったシングルモルトです。スコッチとは異なり、穏やかで上品なスモーキーさが楽しめます。

2. ウイスキーの種類（製法）で選ぶ

アイリッシュウイスキーは、原料や製法によって大きく4つのタイプに分けられます。それぞれの違いを理解することで、より深くウイスキーの世界を楽しめます。

ブレンデッドウイスキー

複数の蒸溜所の原酒を混ぜてつくる、最も一般的なタイプです。スムーズで飲みやすく、価格も手頃なものが多いため、まずはここから試すのがおすすめです。

「ブッシュミルズ」は、世界最古の蒸溜所がつくるウイスキー。フルーティーで穏やかな香りと、柔らかな飲み口が特徴です。

シングルポットスチルウイスキー

アイルランド独自の製法で、大麦麦芽に未発芽の大麦などを混ぜてつくられます。クリーミーでスパイシーな、独特の風味が楽しめます。

「ジェムソンシングルポットスチル」は、大麦麦芽に未発芽の大麦を混ぜる製法で、クリーミーな口当たりと、穀物由来の豊かな風味が楽しめます。

シングルモルトウイスキー

一か所の蒸溜所で、大麦麦芽のみを原料としてつくられます。複雑な香りと奥行きのある味わいが特徴で、ウイスキーの個性をじっくりと堪能したい方におすすめです。

「ブッシュミルズシングルモルト10年」は、10年間熟成されたシングルモルト。バニラやチョコレートを思わせる、甘くまろやかな香りが特徴です。

シングルグレーンウイスキー

大麦麦芽以外の穀物を原料としてつくられます。マイルドで軽い飲み口が特徴で、近年は単体でボトリングされる銘柄も増えています。

「ティーリングシングルグレーン」は、カベルネ・ソーヴィニヨン樽で熟成された、珍しいグレーンウイスキー。フルーティーな香りと軽やかな味わいが魅力です。

3.熟成度合いで選ぶ

ウイスキーは、熟成期間によって味わいが大きく変化します。熟成が若いほど個性がはっきりとし、熟成が進むほど複雑でまろやかな味わいになります。

熟成年数なし（ノンエイジ）

若い原酒が持つフレッシュで軽やかな香りが楽しめます。アルコールが苦手な方でも、ハイボールやカクテルにすることで、その爽快さを気軽に楽しめます。

熟成年数あり

長期間熟成させることで、樽由来の芳醇な香りや、まろやかで奥深い味わいが生まれます。銘柄によっては、何十年もの時を経て育まれた、至高の味わいを堪能できます。

4. 価格帯で選ぶ

ウイスキーは価格によって品質や希少性が大きく異なります。ご自身の予算や、飲むシーンに合わせて選ぶことで、より満足度の高い一本に出会えます。

〜3,000円台（デイリーユース向け）

アイリッシュウイスキーの多くの銘柄がこの価格帯にあり、毎日の晩酌にぴったりです。ハイボールやカクテルベースとしても使いやすく、手頃な価格で様々な飲み方を楽しめます。コンビニやスーパーでも手軽に手に入ります。

「キルべガンアイリッシュウイスキー」は、2回蒸溜と3回蒸溜の原酒をブレンドしており、手頃な価格ながら複雑な風味が楽しめます。毎日の晩酌にぴったりです。

4,000円〜10,000円台（少し贅沢したい時）

シングルモルトや熟成年数表記のある銘柄が中心となり、アイリッシュウイスキーの奥深さを知るのに最適な価格帯です。香りや味わいに奥行きが増し、ストレートやロックでじっくりと堪能するのに向いています。

「ザホイッスラー 7年」は、7年熟成のシングルモルトで、しっかりと熟成感のある一本です。クリーミーで芳醇な香りが楽しめます。

10,000円〜（特別な日の記念に）

長期熟成を経た限定品や、生産本数の少ない希少な銘柄が手に入ります。熟成による複雑な香りと、驚くほどまろやかな口当たりは、大切な人への贈り物や、特別な日の記念にふさわしい一本です。

「ブッシュミルズシングルモルト21年」は、21年という長い年月をかけて熟成された至高のウイスキー。驚くほどまろやかで、深いコクと複雑な香りが楽しめます。