スマホ用VRゴーグルとは?

スマホ用VRゴーグルとは、手持ちのスマートフォンをセットするだけで、VR(仮想現実)映像を手軽に体験できるアイテムです。VRゴーグル本体に内蔵された特殊なレンズを通して、スマートフォンの画面を左右の目に別々に映し出すことで、立体的な映像に見せる仕組みです。
PS VRやMeta Questのような高価な専用機器と違い、数千円からと手頃な価格で購入できるのが最大の魅力。
スマホさえあれば、場所を選ばずどこでもVRの世界に没入できるため、家にいながらまるでライブ会場にいるかのような臨場感を味わったり、ゲームの世界を歩き回ったりすることができます。手軽に新しいエンターテインメントを体験したい方に最適な、入門用VR機器といえるでしょう。
VRゴーグル購入前に知っておきたい3つのこと
VRゴーグルを買う前に、知っておきたいポイントが3つあります。事前に確認しておけば、購入後に「思っていたのと違う…」と後悔するのを防げます。
1. スマホの対応サイズとジャイロ機能を確認する

VRゴーグルには、それぞれ対応するスマートフォンの画面サイズがあります。まずは自分のスマホの画面サイズ(インチ数)を確認し、購入予定のゴーグルが対応しているかをチェックしましょう。
またVRの映像は、頭の動きに合わせて画面が動くことでリアルな体験を生み出します。この動きを検知するのが「ジャイロセンサー」という機能です。最近のスマートフォンにはほとんど搭載されていますが、古い機種や一部の安価な機種にはない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
2. VR酔いの原因と対策を知っておく

VR酔いは、乗り物酔いと同じような症状で、吐き気やめまい、頭痛などを引き起こします。主な原因は、視覚情報と体の感覚のズレです。
<対策>
- 短時間から始める:最初は10分~15分程度で切り上げ、少しずつ慣らしましょう。
- 首だけを動かさない:映像に合わせて体ごと動かすようにすると、視覚と感覚のズレが小さくなります。
- 画質の良いコンテンツを選ぶ:解像度が低い映像は酔いやすい傾向があります。高画質なコンテンツを選ぶのも有効な対策です。
- 空腹時を避ける:空腹だと酔いやすくなるため、軽く食事を摂ってからにしましょう。
3. 準備すべきアプリやコンテンツ

VRゴーグルを手にしたら、すぐにVRコンテンツを楽しめるように準備をしておきましょう。VRの世界は無限大です。ぜひ色々なコンテンツを試して、お気に入りの楽しみ方を見つけてくださいね。
YouTube | 「VR」や「360」と検索するだけで、多くの無料VR動画が見つかります。まずはここから始めるのがおすすめ。 |
VR動画アプリ | 「YouTube VR」や「DMM VR動画プレイヤー」など、VR専用のアプリをダウンロードしておくと、より没入感のある映像を楽しめます。 |
VRゲーム | スマートフォン用のVRゲームは無料で楽しめるものがたくさんあります。「VR game」で検索して、面白そうなゲームを探してみましょう。 |
失敗しない!スマホVRゴーグルの選び方
ここでは、数あるスマホ用VRゴーグルの中から、自分にぴったりの一台を選ぶためのポイントを4つご紹介します。
ポイント① 視野角(没入感)で選ぶ

VRゴーグルを選ぶ上で最も重要なのが「視野角」です。視野角とは、映像が見える範囲を角度で表したものです。この角度が広いほど、視界いっぱいに映像が広がり、より深い没入感を味わえます。
視野角90°以下 | 映像の周りにゴーグルの縁が見えやすく、没入感は控えめ。 |
視野角100°~110° | 標準的な視野角で、多くのVRコンテンツを快適に楽しめます。 |
視野角120°以上 | 視野の大部分が映像で埋め尽くされ、圧倒的な没入感を体験できます。 |
ゲームやライブ映像など、とにかく臨場感を重視するなら、視野角120°以上のモデルがおすすめです。
ポイント② レンズの調整機能で選ぶ

VRゴーグルには、よりクリアな映像を見るために、レンズの位置を調整する機能が備わっています。この機能があるかどうかも、ゴーグル選びの重要なポイントです。
- 瞳孔間距離(IPD)調整:左右の目の幅に合わせて、レンズの間隔を調節する機能です。この調整をしないと、映像がぼやけたり、目が疲れたりする原因になります。
- 焦点距離(PD)調整:レンズとスマホの距離を調節し、ピントを合わせる機能です。視力が悪い方でも、この機能があれば眼鏡なしでクリアに見える場合があります。
どちらか一方でも調整機能があると、より快適にVRを体験できます。
ポイント③ 重さ・フィット感で選ぶ

VRゴーグルは、長時間頭に装着するものなので、重さやフィット感も大切です。
本体が重いと首や肩に負担がかかりやすく、長時間の使用は難しくなります。また、顔に触れる部分が柔らかいクッション素材でできていたり、バンドのサイズが細かく調整できたりするものを選ぶと、顔に跡がつきにくく、快適に装着できます。
ポイント④ コントローラーの有無で選ぶ

VRゴーグルでゲームをプレイしたいなら、コントローラーの有無を確認しましょう。
コントローラーがあれば、ゲーム内のアイテムを掴んだり、キャラクターを操作したりと、VRの世界をより直感的に楽しめます。ゴーグル本体のボタンや、スマホ画面をタッチして操作するタイプもありますが、より本格的なVRゲーム体験を求めるなら「Bluetooth接続のコントローラー」が付属したモデルがおすすめです。
スマホ用VRゴーグルおすすめ人気ランキング15選
はじめてVRゴーグルを使う方にぴったりの、高コスパな一台。VRゲームや360°動画を、手軽に本格的なクオリティで楽しめます。焦点や瞳孔距離も調節可能で、誰でも自分に合った設定でクリアな映像を体験できます。
音質の良さも魅力で、迫力あるVRの世界にどっぷり浸れます。ヘッドホンは耳にしっかりフィットし、外部の音を遮断してくれるので、映像に集中できます。
長時間の使用でも疲れにくい軽量設計も嬉しいポイントです。ブルーライトカット機能付きの非球面レンズが、目の負担を軽減してくれるので、長時間でも安心して楽しめます。
クリスマスや新年のプレゼントにも最適な、手軽で満足度の高いモデルです。非球面光学レンズを採用しているため、映像の歪みが少なく、クリアな視界でVRを体験できます。
初めてのVR体験にぴったりな定番モデルのため、機能もシンプルで操作に迷うこともなし。顔に触れる部分はクッション素材で、長時間の使用でも痛くなりにくい配慮がされています。
長編のVR動画や映画をじっくり楽しみたい方にもおすすめです。オープンパネル設計は、スマホの放熱を助けるだけでなく、イヤホンを接続しやすいという利点もあります。
放熱性にも優れており、長時間ゲームをしてもスマホが熱くなりにくいのも魅力です。通気性の良い素材を採用し、顔が蒸れにくい設計になっているので、より快適に集中できます。
Androidタブレットにも対応しているため、より大画面で楽しめます。ヘッドホンのケーブルを気にせず、360°のVR空間を自由に楽しめるのが特徴です。
ワンランク上のVR体験を求めるなら、間違いなくこの一台です。顔に当たる部分のクッション性が高く、長時間の着用でも負担が少ないように設計されています。
快適さを追求した最新テクノロジーを搭載しており、メガネをかけたままでも使える設計は、視力に関係なくVRの世界を楽しめます。
顔にフィットする柔らかい素材を使用しており、顔に跡が残りにくいのも嬉しいポイントです。
臨場感あふれるサウンドで、好きなアーティストのライブ映像もさらに楽しめます。ヘッドホンは調節可能で、自分の耳に合わせた位置にセットできます。
眼鏡をかけたまま装着できるので、視力矯正の心配もありません。
このモデルの最大の強みは、そのシンプルさとコストパフォーマンスです。難しい操作や設定は一切なく、初めてVRゴーグルを手に取る大学生でも安心して使えます。眼鏡対応の幅広設計◎まずは気軽にVRを試してみたい、という入門用として最適の一台です。
非球面光学レンズを採用しており、クリアな映像を楽しめます。
VRゴーグルに関するQ&A

VRゴーグルを初めて使う皆さんからよく聞かれる質問に、Q&A形式で答えていきます。購入前の不安をここで解消しておきましょう。
Q. メガネをかけたまま使える?
ほとんどのスマホ用VRゴーグルは、メガネをかけたまま使えるように設計されています。しかし、メガネのフレームが大きい場合や、ゴーグル自体のサイズが小さい場合は、うまく装着できないこともあります。
購入前に「眼鏡対応」と記載があるか、商品レビューで実際にメガネをかけた人の感想をチェックするのがおすすめです。また、ゴーグルのレンズにピント調整機能があれば、メガネなしでもクリアな映像を楽しめる場合があります。
Q. iPhoneとAndroidで違いはある?
VR体験の基本的な機能に大きな違いはありません。どちらのOSでもVRゴーグルにスマホをセットして、VRアプリや動画を楽しむことができます。
ただし、対応するスマホの画面サイズはメーカーによって異なります。iPhoneやAndroidスマホは機種によってサイズがバラバラなので、購入前に自分のスマホがゴーグルの対応サイズに合っているか必ず確認しましょう。
また、Bluetoothコントローラーを使う場合は、それぞれのOSに対応しているかどうかもチェックしておきましょう。
Q. 360°動画以外もVRで見れる?
VRゴーグルは、YouTubeの360°動画だけでなく、通常の2D動画や3D動画もVRで楽しむことができます。
- 2D動画:VRゴーグルにセットすると、まるで映画館の巨大スクリーンで見ているかのように、迫力満点の映像が楽しめます。
- 3D動画:立体視ができるように作られた動画を再生すると、映画館の3D映像のような奥行きのある映像を体験できます。
VRゴーグルがあれば、いつものスマホが「パーソナルシアター」に早変わりします。
まとめ
高価なイメージがあるVRですが、スマホVRゴーグルを使えば、誰でも手軽にその世界を体験できます。価格や性能、使い勝手など、様々な商品がありますが、今回ご紹介した選び方のポイントを押さえれば、自分にぴったりの一台がきっと見つかるはずです。
スマホとVRゴーグルがあれば、そこはもうあなただけの専用シアターやゲーム空間。この機会にぜひ、新しいエンタメの世界に飛び込んでみませんか?