キャンプでの食事や団らんは、アウトドアの大きな醍醐味のひとつです。せっかく自然の中でゆったり楽しもうと思っても、地面に置いたクッカーが不安定でこぼれてしまったり、飲み物を蹴ってしまったりすると台無しになってしまいます。

そんなときにキャンプテーブルがあるだけで、食事がぐっと快適になり、調理や片付けもスムーズ。まるで自宅のリビングのように、仲間や家族と落ち着いて食事を楽しめる空間が生まれます。快適さを求めるなら、キャンプにテーブルは欠かせない存在です。

キャンプテーブルは、人数や使い方によって最適なサイズが変わります。また、食事を楽しむメインテーブルなのか、調理補助のサブテーブルなのかによって選ぶのもおすすめです。

• ソロキャンプ（1人）…幅40〜60cm程度の小型テーブルで十分。クッカーやマグ、ランタンを置ければ快適。
• デュオキャンプ（2人）…幅60〜80cmほどあると、2人分の食事と調理器具を余裕を持って置けます。
• ファミリーキャンプ（3〜4人）…幅100〜120cm以上がおすすめ。食器や料理を並べても狭く感じにくい。
• グループキャンプ（5人以上）…幅120〜150cmクラスの大型テーブルや、複数のテーブルを組み合わせるスタイルが便利。

人数・使い方を目安に大きさを選ぶと「テーブルが小さすぎて置ききれない」「大きすぎて持ち運びが不便」といった失敗を防げます。

【移動方法ごとのおすすめ重量】

• 徒歩や電車移動のキャンプ→3kg以下のアルミ製折りたたみテーブル
• 車移動→5〜7kg程度。収納時のサイズが長辺60cm以下に収まると、車の荷室や自宅保管でも邪魔になりません。

テーブルは耐荷重を確認することが大切です。

• 飲み物や調理器具を置くだけ→耐荷重20kg前後
• ダッチオーブンや大鍋を載せたい→耐荷重30〜50kg

脚の太さやクロスバーの有無でも安定感が変わるため、風が強いサイトや砂利・土の上で使うなら脚が太め＆ロック付きを選びましょう。

素材によっても、重さが大きく異なります。デザインもそれぞれ特徴が異なるため、実用性と合わせて選びましょう。

• アルミ製…軽量（2〜4kg）でサビに強く、持ち運びに最適。初心者やソロキャンプにおすすめ。
• 木製…重量感（5〜8kg以上）と温かみのあるデザインが魅力。ロースタイルやおしゃれキャンプに映える。
• スチール製…丈夫で耐荷重が高い（50kg以上もあり）。重さ（6〜10kg前後）があるため、車移動のキャンプや調理メインに向いている。

シーンに応じて高さを変えられるタイプは万能です。

• ロースタイル→高さ25〜40cm
• チェアに座るスタイル→60〜70cm

さらに、天板を連結して横幅を2倍以上に広げられるタイプもあり、グループキャンプやバーベキューに活躍します。

テーブルとチェアの高さが合っていないと、食事や作業がしにくく快適さが半減します。

目安はテーブルの高さ＋チェアの座面高の差が25〜30cm程度。例えば、座面が40cmのチェアならテーブルは65〜70cm前後が理想です。ロースタイルキャンプで座面が20〜25cmのチェアを使うなら、テーブルは40〜45cmくらいが使いやすくなります。

夜のキャンプではテーブル周りを照らす照明が重要。ランタンスタンドを使えば手元の明るさを確保でき、虫除け対策にもなります。シェードを組み合わせれば光が柔らかく広がり、カフェのような雰囲気に。テーブルに固定できるコンパクトタイプもあり、ソロキャンプやミニマム装備でも活躍します。

折りたたみテーブルは持ち運び時の傷や汚れが気になるもの。専用の収納ケースに入れることで、車内での他ギアとの干渉防止や保管時のホコリ防止になります。また、テーブルマットを敷けば耐熱性・耐汚性がアップし、熱い鍋や油はねから天板を守れるため長く使えます。

キャンプテーブルは、素材や機能によって注意すべき点がいくつかあります。たとえば、組み立て式テーブルは、ロック機構を確実に固定することが大切です。固定が甘いと荷重で脚がたたまれ、思わぬ事故につながります。また、不安定な地面では石や板を敷いて水平を保つ工夫も有効です。

また、アルミや木製の天板は直火に弱く、熱い鍋やスキレットを直置きすると変形や焦げの原因になります。耐熱テーブルでない場合は耐熱シートや鍋敷きを必ず使用しましょう。耐熱性を重視するなら、耐熱温度200℃以上のメッシュ天板やスチール製テーブルを選ぶのもおすすめです。

風や地面の傾きでも、テーブルが揺れることがあります。脚にペグダウンできる穴があれば固定して安定感を確保。ない場合でも重りや荷物を脚の付け根に置くことで安定します。特に大型テーブルは風の影響を受けやすいので注意が必要です。

使用人数によって異なりますが、

• ソロ：幅40〜60cm
• 2〜3人：幅80〜100cm
• 4人以上：幅120cm以上

と考えると失敗しにくいです。

持ち運びや見た目の好みで選ぶと良いでしょう。

• アルミ：軽量・サビに強い・初心者や徒歩キャンプ向け
• 木製：重厚感があり見た目もおしゃれ・車移動やロースタイルにおすすめ

軽い荷物や食事程度なら問題ありません。ただし耐荷重10〜15kg以下の格安テーブルは、大きな鍋やダッチオーブンを置くと破損の恐れがあるため注意しましょう。

もちろん可能です。ベランダや庭でのバーベキュー、室内の臨時テーブル、災害時の非常用テーブルとしても活躍します。収納がコンパクトなので、自宅保管でも邪魔になりにくいのが魅力です。