なぜ今「360度カメラ」がアツいのか?3つのメリット

メリット1. 撮り逃しゼロ!その場のすべてを記録
最大のメリットは、撮影アングルを気にしなくていいこと。360度すべてを記録しているので、後から映像を見返しながら、ベストな画角を自由に選べます。撮影者もファインダーを覗き込む必要がなく、目の前のアクティビティに集中できます。
メリット2. まるでドローン?ユニークな映像表現
「見えない自撮り棒」を使えば、まるでカメラが宙に浮いているかのような、ドローンで撮影したかのような映像が手軽に撮れます。また、惑星の上を歩いているように見せる「リトルプラネット」など、スマートフォンでは不可能なユニークな編集が簡単なアプリ操作で実現できます。
メリット3. 没入感がすごい!思い出が鮮やかに蘇る
360度カメラで撮影した映像は、後から見返したときの没入感が格別です。VRゴーグルを使えば、まるでその場にタイムスリップしたかのような体験も可能。旅行先の風景や友人たちの表情、その場の空気感まで、思い出をまるごと保存してくれます。
【初心者必見】360度カメラ選びで失敗しない5つのポイント
Point1. "撮った後"のクオリティを決める「解像度」をチェック

360度映像は、全方位を一枚の映像に引き伸ばしているため、通常のカメラよりも高い解像度が求められます。後から好きな部分を切り出して(リフレームして)通常の動画として使う場合、元の解像度が高いほど、切り出した映像も綺麗になります。
- 5.7K以上がおすすめ: 現在の主流。SNS投稿や思い出の記録としては十分な高画質。
- 8K対応モデルも登場: より鮮明な映像を求めるなら選択肢に。風景のディテールまでくっきり残せます。
Point2. アクションシーンの必須機能!「手ブレ補正」の性能

歩きながらの撮影や、スノーボードなどのアクティビティでは、強力な手ブレ補正機能が必須です。最近のモデルは、ジンバル(機械式の安定化装置)が不要なほど電子式手ブレ補正が優秀です。
特にInsta360の「FlowState手ブレ補正」やGoProの「Max HyperSmooth」は、激しい動きでも驚くほど滑らかな映像を撮影できると定評があります。
Point3. アクティビティの幅が広がる「防水・防塵性能」

海や雪山、キャンプなどで使いたいなら、防水・防塵性能は必ずチェックしましょう。
- 本体防水: ケースなしで水深5mや10mまで対応するモデルが増えています。突然の雨や水しぶきも安心です。
- 防水ケース: より深い水中での撮影をしたい場合は、専用の防水ケース(ハウジング)が必要になります。
Point4. 撮影後の楽しみを左右する「専用アプリ・編集機能」

360度カメラの楽しさは、撮影後の編集にあります。各社が提供するスマートフォンアプリの使いやすさは非常に重要です。
- AI自動編集: 撮影したクリップを選ぶだけで、AIが自動でBGM付きのかっこいい動画を作成してくれる機能。Insta360アプリのAI編集機能は特に強力です。
- 豊富なテンプレート: アプリ内にユニークな動画の作例テンプレートが用意されており、真似して撮影するだけでSNS映えする映像が作れます。
- リフレームのしやすさ: 360度映像から好きなアングルを切り出す「リフレーム」作業が、スマホを動かしたり、キーフレームを打ったりするだけで直感的に行えるかがポイントです。
Point5. 持ち運びやすさと撮影時間を決める「携帯性・バッテリー」

旅行やアクティビティでは、カメラのサイズや重さ、バッテリーの持続時間も重要です。
- 携帯性: スティック型やコンパクトなモデルが多く、ポケットに入れて気軽に持ち運べます。
- バッテリー: 一般的に360度カメラはバッテリー消費が早い傾向にあります。長時間の撮影が予想される場合は、予備バッテリーを用意しておくと安心です。
【目的別】おすすめの360度カメラ13選
【初心者でも安心】多機能なオールラウンドモデル
初めての一台に最適。旅行、日常Vlog、軽いアクティビティまで幅広くこなせる人気モデルを厳選しました。
8Kという圧倒的な高解像度を手に入れ、画質が飛躍的に向上したInsta360のフラッグシップモデル。手ブレ補正や水平維持機能もさらに進化し、誰でもプロ並みの滑らかな映像が撮影可能です。着脱式のレンズガードが付属し、万が一の傷にも対応しやすくなりました。
撮影後の編集をAIがサポートしてくれる専用アプリの使いやすさも健在で、初心者からプロまで満足できる一台です。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 8K/30fps
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静止画解像度(最大): 72MP (11968x5984)
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手ブレ補正: FlowState
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防水性能: 10m
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重量: 203g
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バッテリー容量: 2290mAh
一世代前のモデルながら、5.7Kの高画質と強力な手ブレ補正、使いやすい大型タッチスクリーンを備え、今なお高い人気を誇ります。基本的な性能やAI編集アプリの機能はX4と共通する部分も多く、最新の8K画質にこだわらなければ非常にコストパフォーマンスが高い商品です。360度カメラの楽しさを存分に味わえる、完成度の高い一台です。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 5.7K/30fps
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静止画解像度(最大): 72MP (11968x5984)
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手ブレ補正: FlowState
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防水性能: 10m
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重量: 180g
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バッテリー容量: 1800mAh
360度カメラのパイオニアであるリコーの先進モデル。最大の特徴は、2.25インチの大型タッチパネルを搭載している点です。これにより、撮影した写真や動画をその場で確認でき、スマートフォンに接続しなくても基本的な操作が完結します。
最大約6000万画素の高精細な静止画撮影が可能で、不動産の内見や風景写真など、静止画のクオリティを重視する用途にも最適です。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 5.7K/30fps
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静止画解像度(最大): 約60MP (11008 × 5504)
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手ブレ補正: ○ (動画撮影時)
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防水性能: IPX7 (生活防水)
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重量: 約170g
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バッテリー容量: -
360度カメラのパイオニアであるリコーの代表的モデルの一つ。高画質な4K/30fpsの360度動画撮影に対応し、滑らかで臨場感のある映像を記録できます。本体に4つのマイクを内蔵しており、水平方向だけでなく垂直方向の音も拾う「3D空間音声」記録に対応。
後から映像を見返した際の没入感を一層高めます。安定した性能と信頼性で、今なお多くのユーザーに支持されている一台です。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 4K/30fps
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静止画解像度(最大): 約14MP (5376×2688)
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手ブレ補正: ○ (動画撮影時)
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防水性能: - (専用ケースが必要)
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重量: 約121g
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バッテリー容量: -
誰でも簡単に360度の静止画・動画が楽しめるように設計されたエントリーモデルです。本体には preset ボタンがあり、「顔」「夜景」「車窓」など、シーンに合わせた撮影モードを瞬時に呼び出せます。
軽量コンパクトで持ち運びやすく、日常のスナップから旅行まで、気軽に360度の世界を体験したい初心者の方にぴったりです。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 4K/30fps
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静止画解像度(最大): 約14MP (5376×2688)
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手ブレ補正: ○ (動画撮影時)
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防水性能: -
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重量: 約104g
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バッテリー容量: -
1/1.55インチの大型センサーとF1.6の明るいレンズを搭載し、特に暗所での撮影性能に優れたモデルです。夜景やイルミネーション、室内のイベントなど、光量が少ないシーンでもノイズの少ないクリアな映像を記録できます。
6軸の強力な手ブレ補正も搭載しており、画質にこだわりたいユーザーにとって有力な選択肢となる一台です。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 5.7K/30fps
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静止画解像度(最大): 62MP (11136*5568)
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手ブレ補正: SuperSteady (6軸ジャイロ)
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防水性能: 10m
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重量: 180g
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バッテリー容量: 1600mAh
【アクティブなシーンに】Vlogに強いタフネスモデル
防水・防塵・耐衝撃性に優れ、過酷な環境でも撮影を続けられるタフなモデルを集めました。
後継機が登場した今でも、その完成度の高さから絶大な人気を誇るモデルです。5.7Kの高画質360度撮影と、強力な手ブレ補正「FlowState」を搭載し、激しい動きの中でも滑らかな映像を記録できます。
本体だけで水深10mまでの防水に対応しており、追加のケースなしでウォータースポーツにも挑戦できます。豊富な撮影モードと使いやすいAI編集アプリも健在で、360度カメラの楽しさを存分に味わえる、コストパフォーマンスに優れた一台です。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 5.7K/30fps
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静止画解像度(最大): 18MP (6080x3040)
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手ブレ補正: FlowState
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防水性能: 10m
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重量: 149g
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バッテリー容量: 1630mAh
カメラの頭脳であるコアモジュール、バッテリー、そしてレンズモジュールを組み合わせるユニークな構造のカメラです。この「ツイン版」には、360度撮影用のレンズと、高画質な4K広角撮影用のレンズがセットになっています。
旅行先や撮影シーンに応じて最適なレンズに交換することで、一台で全く異なる二つの撮影体験が可能。汎用性が高く、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 5.7K/30fps (360度レンズ)
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静止画解像度(最大): 18MP (6080x3040) (360度レンズ)
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手ブレ補正: FlowState
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防水性能: 5m
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重量: 125.3g (360度レンズ装着時)
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バッテリー容量: 1445mAh
アクションカメラの代名詞であるGoProが手掛ける360度カメラ。HEROモードでは通常の広角アクションカメラとしても使用でき、水平維持機能によってカメラがどんなに傾いても水平な映像を保ちます。
本体は堅牢で水深5mまでの防水性能を備えており、サーフィンやスキーなどハードなスポーツシーンで絶大な信頼性を発揮します。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 5.6K/30fps (360度モード)
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静止画解像度(最大): 16.6MP (360度モード)
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手ブレ補正: Max HyperSmooth
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防水性能: 5m
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重量: 154g
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バッテリー容量: 1600mAh
【画質重視派に】高精細なプロ品質モデル
老舗カメラメーカーLeica(ライカ)と共同開発した、1インチCMOSセンサー搭載の360度レンズモジュールが主役のモデルです。大きなセンサーを2基搭載することで、夜間や室内など厳しい光の条件下でも、驚くほどダイナミックで高精細な6Kの360度映像を撮影できます。
映像品質にこだわるクリエイター向けのプロフェッショナルな一台です。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 6K/30fps
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静止画解像度(最大): 21MP (6528x3264)
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手ブレ補正: FlowState
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防水性能: IPX3 (生活防水)
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重量: 239g
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バッテリー容量: 1350mAh
コンパクトなボディに、一般的なコンパクトデジタルカメラと同等の1.0型裏面照射型CMOSセンサーを2基搭載した、静止画の画質を極限まで追求したモデルです。
大きなセンサーサイズにより、光量の少ない薄暗い場所でも、ノイズを抑えた階調豊かな360度画像を記録できます。RAW形式での保存にも対応し、撮影後の本格的な編集にも応えます。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 4K/30fps
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静止画解像度(最大): 約23MP (6720×3360)
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手ブレ補正: ○ (動画撮影時)
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防水性能: -
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重量: 約182g
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バッテリー容量: -
10bitの色深度での8K/30fps動画撮影に対応し、非常に豊かな色彩表現が可能なエンタープライズモデルです。4K解像度では120fpsのスローモーション撮影も可能。カメラ内でのリアルタイムスティッチングや5G経由での8Kライブ配信など、プロの現場で求められる高度な機能を多数搭載しています。
本格的なVRコンテンツ制作や高品質なライブ配信を行うためのパワフルな一台です。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 8K/30fps
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静止画解поділ(最大): 29.5MP (7680×3840)
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手ブレ補正: SuperSteady (6軸ジャイロ)
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防水性能: -
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重量: 569g
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バッテリー容量: 3000mAh
最大12Kの高精細な静止画と、8K動画をカメラ内部でリアルタイムにスティッチング(合成)できる高性能カメラです。撮影後すぐに360度コンテンツとして確認・活用できるため、作業効率が大幅に向上します。
Googleストリートビューへのアップロードにも最適化されており、不動産業界や建設業界など、現場の様子を効率的に記録・共有したいビジネス用途に最適な一台です。
【商品スペック】
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動画解像度(最大): 8K/24fps
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静止画解像度(最大): 12K (12000 x 6000)
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手ブレ補正: PilotSteady
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防水性能: IP67
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重量: 690g
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バッテリー容量: 3400mAh
あると便利!360度カメラのおすすめアクセサリー

見えない自撮り棒
360度カメラの必須アイテムとも言えるのが「見えない自撮り棒」です。カメラの真下に配置することで、2つのレンズの映像を合成(スティッチ)する際に、棒が映像から自動的に消える仕組みになっています。これにより、まるでドローンや専属カメラマンが撮影したかのような、不思議で臨場感のある映像を簡単に撮ることができます。
予備バッテリー・充電器
360度カメラは高機能な分、バッテリーの消費が早い傾向にあります。特に旅行先などで一日中撮影を楽しみたい場合は、予備のバッテリーを1〜2個持っておくと安心です。複数のバッテリーを同時に充電できる高速充電ハブもあれば、夜の間に効率よく充電が完了するので便利です。
レンズ保護フィルター・ケース
360度カメラのレンズは、構造上どうしても突起しているため、傷がつきやすいのが弱点です。不意に倒してしまったり、カバンの中で他の物とぶつかったりするのを防ぐため、レンズを保護するシリコンキャップや、持ち運び用のケースを用意しておきましょう。また、撮影中にレンズを守るための粘着式レンズガードなども有効です。
まとめ
これまでのカメラの常識を覆し、撮影の自由度と楽しさを一気に広げてくれる360度カメラ。最後に、後悔しないための選び方の5つのポイントをおさらいしましょう。
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解像度: 後から切り出すことを考え、5.7K以上がおすすめ。
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手ブレ補正: アクティブに使うなら強力な補正機能は必須。
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防水・防塵性能: アウトドアで使うなら本体防水モデルが安心。
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専用アプリ: AI自動編集など、編集機能の使いやすさが重要。
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携帯性・バッテリー: 予備バッテリーがあると撮影の幅が広がる。
この記事が、あなたの用途にぴったりの一台を見つけ、次の旅行やイベントを何倍も楽しいものにする手助けとなれば幸いです。














