バズベイトの人気おすすめランキング18選【時期やスピナーベイトとの違いも解説】

バス釣りに欠かせないアイテムのひとつ「バズベイト」。さまざまな種類があり、どれを選べばいいか迷っていませんか？本記事では、バズベイトの選び方や人気おすすめランキングをご紹介。迷いがちな重さや使用時期にもついても解説します！

最終更新日：2025/9/6

バズベイトとは？おすすめ時期は【春～秋】

バズベイトとは、金属（製品によってはプラスチック）のペラとアーム・ヘッド・スカートから構成されたルアーです。大きなペラが特徴で、水面に浮かせてペラを回転させた水しぶきや音で魚を誘い出します。

音と水しぶきによるアピール力の高さで、反射的に食いつくリアクションバイトを狙えるだけでなく、水中の岩や倒木などに身を隠している魚も引きずり出せるのが魅力です。

バズベイトはトップウォータールアーの一種で、産卵後に行動が活発化する春から秋にかけて使用するのがおすすめです。とくに魚が水面を意識する5～10月に力を発揮するアイテムです。

使い方は、投げて巻くだけと簡単。主にバス釣りに使われるケースが多いですが、ナマズや雷魚釣りにも使用されます。

【基本知識】バズベイトとスピナーベイトとの違い

バス釣りによく使われるルアーとして有名なのはスピナーベイトですが、バズベイトはスピナーベイトと同じワイヤーベイトに分類されます。

アーム・ヘッド・スカートは共通していますが、さらにバズベイトはペラ、スピナーベイトはブレードが採用されている点が違いです。また、水面で使うバズベイトに対し、スピナーベイトは水中に沈めて使用します。

見た目だけでなく、使用するシーンが異なります。「どちらが優れている」わけではなく、状況に合わせて使い分けてきましょう。

バズベイトの選び方

バズベイト選びは注目するポイントが多くあります。ひとつずつ、詳しくチェックしていきましょう。

ペラの種類を選ぶ

バズベイト最大の特徴とも言えるペラには、主に3タイプあります。それぞれの特徴を理解して選んでいきましょう。

回転は一方向「シングルペラ」

金属のペラ1枚が採用されたバズベイトが「シングルペラ」です。右回転または左回転、どちらか一方向回転にするので、トレースコースも曲がっていきます。右回転であれば自分から見て左側、左回転であれば右側にカーブします。

シングルペラの中にもいくつか種類があるので、細かくチェックしましょう。

種類	形状	特徴
2枚羽	水を受ける羽が2枚あり対になっている	引き抵抗が少なく、静かに引ける。魚にプレッシャーを与えにくい。
4枚羽	水を受ける羽が4枚ありクロスしている	強い水しぶきを起こす。広範囲へのアピール向き。
センターバランスタイプ	ペラの中央にある穴にアームが通っている	着水してからの立ち上がりがスムーズ。
オフセットタイプ	穴はなくアームが真っ直ぐ通っている	回転するたびに激しく振動する。

より強い水しぶきを起こす「ダブルペラ」

ダブルペラは、2つのペラが前後（縦）に並んでいる形状のバズベイトです。2つのペラが擦れ合って大きな音を発生させるのが特徴。2つのペラはそれぞれ逆方向に回転するので、より強い水しぶきを発生させます。

2つのペラは回転が異なるため、トレースコースがカーブするシングルペラと異なり、真っすぐな軌道になります。さらに逆回転によってペラが効率的に水を捉えるので、ルアーを推進させる力もあります。

ダブルペラは、2つのペラによってもたらされるメリットは大きいものの、必然的にシングルペラよりも構造が複雑になるためゴミや水草を拾いやすくなります。デメリットも把握して選びましょう。

より大きな音を発生させる「クラッカー」

クラッカーは、シングルペラにクラッカーと呼ばれる部品が装着されたバズベイトです。クラッカーは、金属片やプラスチック片など素材がさまざまで、クラッカーとペラが当たってより大きく甲高い音を発生させます。魚のリアクションバイトを誘い出すのに効果的です。

前述したように、シングルペラはトレースコースがカーブしてしまいますが、クラッカーの場合は水受けの役割を果たすので、カーズせずに真っすぐ進みます。しかし、クラッカーは先端に取り付けられている場合がほとんどなので、ダブルペラ同様にゴミや水草を拾いやすいデメリットもあります。

ヘッドの重さを選ぶ

次にヘッドの重さをチェックしましょう。ヘッドの重たさは引くスピードやアピール力に直結します。

目安	特徴	適した状況
基準：3/8oz (約10.5g)	飛距離・アピール力・操作性のバランスがいい。	幅広い状況初めての場所重たさに迷ったとき　など
重い：1/2oz (約14g)〜	飛距離が出て広範囲を探るのに効果的。着水音や引き波が強く、アピール力が高い。	広大なフィールド風が強い日濁りのある水質高活性のバスを狙うとき
軽い：1/4oz (約7g)〜	着水音や引き波が控えめで、魚に警戒心を与えにくい。ゆっくりと巻いても安定する。	プレッシャーが高いフィールドクリアな水質低活性のバス水深が浅い場所

さらにヘッドを重たくしたい場合は、トレーラーに高比重のワームを取り付ける方法もあります。重心が後方になり、空気抵抗も受けにくくキャスタビリティの向上に繋がります。

色を選ぶ

ルアーの色は、「どれだけ魚に近く見えるか」をフィールドはもちろん、天候や水質などによって使い分ける必要があります。バズベイトには、ホワイトやブラック・チャート系が定番で、アピールカラーと呼ばれるピンクやオレンジ、ベイトフィッシュに似せたナチュラルカラーもあります。

濁りが強い水質であればブラックがシルエットが際立ち効果的で、クリアな水質であれば逆にシルエットをぼやかせるためホワイト系が有効と言われています。また、曇りの日は光を足すためにゴールドを使用するケースも。

さまざまな色のバズベイトを持参し、状況に合わせて使用するのがおすすめです。

ペラの音と大きさを選ぶ

ペラの大きさに比例して音も大きくなり、アピール力に繋がるポイントです。ただし、ペラが大きければいいものではありません。ペラが大きいほど空気抵抗も比例して増えるので、飛距離を重視したい場合はペラの小さいタイプがおすすめです。

アピール力の高さが求められる濁った水質の場合は大きなペラのバズベイトを、クリアな水質の場合は魚に警戒心を与えにくい小さなペラのバズベイトが効果的です。

ペラの材質を選ぶ

冒頭で述べたように、バズベイトのペラは金属製が多いですが、プラスチック製の製品もあります。金属製はアルミやステンレス・ブラスなどの素材が使われており、大きい音を出すときに効果的です。アルミとブラスは比較的高い音が鳴りますが、ステンレスはやや低い音が鳴ります。

一方でプラスチック製は、金属製に比べて静かで小さい音を出します。魚に警戒心を与えたくないシーンで有効的な素材です。