スカルプドライヤーで頭皮ケア!

毎日欠かさず使用するドライヤー。ドライヤーに求める効果や機能は人それぞれですが、そんなドライヤーの中に頭皮のケアができるスカルプドライヤーがあることをご存知でしょうか?髪の毛や頭皮の健康を保つために頭皮ケアは大切です。
頭皮ケアといえばシャンプーやトリートメントなどが有名ですが、それと同じくらい重要なのがドライヤーによる日々のケアです。しかし、スカルプドライヤーにもさまざまな商品があるので、どの商品を選べばいいのか迷いますよね。
そこでこちらの記事では、スカルプドライヤーのおすすめ商品をご紹介します。頭皮のケアにおすすめなスカルプドライヤーとはどのようなものなのか、どんな機能が付いているのかなども詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
スカルプドライヤーとは?

スカルプドライヤーとは、髪を乾かすだけでなく、頭皮(スカルプは英語で頭皮の意味)のことも考えて作られたドライヤーです。スカルプと言われると、薄毛が治ると勘違いする方がいますが、スカプルドライヤーには薄毛を直す効果はありません。
一般的なドライヤーは、80℃前後の熱風により髪を乾かします。そのため髪や頭皮はドライヤーの熱い熱により、日々ダメージを受けています。しかし髪や頭皮は熱に強くはありません。そのダメージから髪や頭皮を守るために、スカルプドライヤーが開発されました。
スカルプドライヤーは熱風を避け、60℃前後の温風で髪を乾かします。メーカーによって機能は多少異なりますが、他にも遠赤外線や頭皮マッサージの機能をもったスカプルドライヤーも販売されています。
スカルプドライヤーは本当に効果ある?

履き違えてはいけないのですが、スカルプドライヤーは薄毛を治すためのものではありません。そのため薄毛治療の効果は期待できません。しかし頭皮ケアの観点で言えば、効果があると言えます。
スカプルドライヤーを開発したヤーマンの公式サイトによると、スカプルドライヤーを使用したことによって、頭皮の温度が使用前と比較して平均7.8℃上昇しました。これによりどういった効果があるかというと、頭皮の血行がよくなり髪の毛まで栄養を届けやすくなります。
そして、スカプルドライヤーを使用することで、育毛剤の浸透率が1.5倍に増したとの結果も掲載されています。このように、スカプルドライヤーには直接の育毛効果はありませんが、頭皮ケアに役立つアイテムと言えます。
スカルプドライヤーの機能
ここではスカルプドライヤーの主な機能を解説します。メーカーによって売りにしている機能が異なるので、その点を比較して選ぶといいでしょう。
遠赤外線機能

遠赤外線は濡れた髪に含まれる水分に吸収されると、熱に変わります。スカルプドライヤーは低温風と遠赤外線が熱に変わる仕組みを合わせて利用することにより、ダメージを抑制しながら髪の毛をしっかりと乾かします。
また遠赤外線が頭皮に当たることにより、頭皮の温度が高くなります。熱すぎないちょうどいい温度に調整されているので、心地よさを感じながらドライヤーをかけられます。また、メーカーによっては髪を乾かす目的でなく、頭皮マッサージ向けのモードも用意しています。
適度なマッサージによる刺激と遠赤外線で、自宅でもマッサージの気持ちよさを感じられます。
低温機能

髪の毛や頭皮に優しい60℃前後の温風で、髪の毛を乾かします。低温により、髪の毛や頭皮を乾かし過ぎることを防げます。ただし先ほど解説した遠赤外線と合わせても、通常のドライヤーの熱風より早く乾くことはあまりありません。
しかし、低温機能は髪の毛や頭皮へのダメージを考えた機能になっているので、ヘアケア面では活躍します。商品によっては、髪の毛を早く乾かすためのモードが搭載されているものもあるので、その場合は状況によって使い分けるようにしましょう。
たとえば、忙しい朝の時間は速乾のドライモードを使い、時間のある夜は頭皮のダメージを抑える低温モードを使うといった使い分けです。
振動ブラシ機能

専用のブラシを装着し、振動することにより頭皮をマッサージします。マッサージで頭皮ケアすることにより、髪の艶やハリを感じる方も多いようです。ただし、やりすぎは禁物です。頭皮マッサージをやり過ぎると、かえって頭皮を傷めることになってしまいます。
1日1回、5分程度のマッサージを洗髪前か後にやるのがおすすめです。目に見えてわかる効果がすぐに出るわけではないので、毎日継続することが大切。スカルプドライヤーを使えば、ドライヤーのついでに頭皮マッサージを行えるので、頭皮ケアを続けやすくなります。
失敗しない!ドライヤーの選び方
ここからはドライヤーを選ぶ際の前提知識を解説します。編集部では実際にドライヤーを購入した500名を対象に、アンケートを行いました。
単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。
- ドライヤーの購入時に押さえておきたい必須項目
- 人によっては使用感に関わるポイント
- 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨
上記の3部構成でどこよりも安心してドライヤーを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください!
【結論】失敗しないドライヤー選びのポイントは3つ
たった3つのチェックを怠ると失敗する確率がグッと上がります。
その3つのポイントとは、
①購入予算
②風量
③ヘアケア機能
これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、
【結論】
- 2万円以上は、ヘアケア性能重視で選びたい人向け
- 少しでもマイナスイオン効果を感じたいなら1万円程度
- 5000円未満でも、風量1.6㎥/分以上ならパワーは十分
これが大きく失敗しないドライヤー選びの最初のステップです。
それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください!
【必読】ドライヤーの選び方①予算編
予算である程度、速乾性や髪のダメージに期待できる効果が決まります。
あまりこだわりが強くない方でも、1万円程度のものを選ぶのがおすすめです。
価格相場は安いもので3000円程度から、高いものは10万円近いものまで幅が広く、大きく分けて下記3つに区分できます。
- 5,000円未満
髪を乾かせればそれで十分な方
マイナスイオンや遠赤外線搭載を謳うモデルもあるが、あまり効果は期待できない - 5,000円台〜1万円台
速乾性や最低限のヘアケア機能を求める方
温度切り替えや静電気をおさえる程度のマイナスイオン効果は期待できる - 2万円以上
うねりやパサつきなど髪悩みがある
ヘアケアにこだわりたい方向け
各メーカーが工夫を凝らした技術でツヤ・まとまりのある髪に
多機能な高級ドライヤーは、髪が高温状態になりすぎることなく、ヘアケア機能で髪を労りながら大風量で速く乾かします。
一方、格安機は髪を乾かすのみにとどまります。なかには風量が物足りず、髪を乾かすのに時間がかかってしまいます。
詳細はこのあと解説しますが、よく聞くマイナスイオン系の効果を感じられるのは、1万円程度のドライヤーからになります。
【必読】ドライヤーの選び方②風量編
短時間で髪を乾かしたい方は、
風量1.6㎥/分以上のドライヤーを選びましょう。
ドライヤーのパワーは消費電力ではなく、風量で決まります。
1.3〜1.8㎥(立法メートル)/分が一般的ですが、
近年では2.0㎥を超える大風量モデルも増えています。
アンケートでは速乾性・風量について上記のような声が寄せられました。
風量を気にせず選んでしまうと、髪を乾かすのに案外時間がかかり、
ドライヤーをあてること自体が億劫になりかねません。
特に重量のあるドライヤーは腕が疲れてきてしまったり、小さな子は乾くのが待てずにじっとしていられなかったりします。
ただし濡れた髪はダメージを受けやすい状態のため、短い時間でしっかり根本まで乾かすことが大切です。
風量編 補足⑴|大風量ドライヤーのメリット・デメリット
大風量で髪が速く乾く大風量のドライヤーにはデメリットもあります。
- メリット
・髪を早く乾かせるため時短になる
・熱風を長時間当てることよる熱ダメージを防ぐ - デメリット
・吹き出口が大きい場合はブローにはやや不向き
・風量が大きいモデルは音が気になることも
毛量が多い方や髪の長い方は毛先が飛んでしまい、ドライヤー時に髪が絡まりやすくなってしまいます。吹き出し口を調節するアタッチメントノズルや、細かな風量調節ができると安心です。
ほかにもドライヤーの熱をあてる際に、マイナスイオンで髪をコーティングされると、大風量でも髪が広がることなくまとまった仕上がりになります。
風量編 補足⑵|なぜ髪は自然乾燥だといけないの?
ついついドライヤーを後回しにしてしまったり、
髪の短い方は特に自然乾燥にしてしまったりする方も多いですよね。
濡れた髪を長時間放置したり、半乾きのままで寝てしまうと、
下記のようなダメージを与えます。
- 髪のうるおいがなくなりパサつく原因に
- 頭皮に水分が残った状態は、においやかゆみの原因に
- 摩擦などの外部ダメージを受けやすく、寝癖の原因にも
髪が濡れた状態はキューティクルが開いた状態を指し、放置しておくと水分の蒸発が進み、キューティクル自体も剥がれやすくなります。
この「キューティクル」は、髪を覆う組織の1番外側を指します。
髪内部の水分やタンパク質が失われるのを防ぎ、また外部の刺激から髪を守るはたらきをしているため、短時間でしっかり乾かしてあげることが、髪のダメージの抑制につながります。
【必読】ドライヤーの選び方③ヘアケア機能編
頭皮ケアやヘアケア性能を重視するなら2万円以上のドライヤーを選びましょう。
逆に5000円程度のドライヤーでは効果は期待できません。
遠赤外線やマイナスイオンを搭載している格安機もあるにはありますが、
品質がピンキリで、効果が実証されているものはほとんどありません。
ドライヤーには主に以下のようなケア機能が搭載されています。
機能 | 特徴 |
温度調節 温冷切替 | 高温が当たり続けることによる熱ダメージや乾燥を防ぐ |
マイナスイオン 遠赤外線 | 髪のパサつきや静電気を抑えてまとまりのある髪に |
スカルプケアモード スキンケアモード | リフトアップやマイナスイオンで肌のうるおいを保つ |
髪のダメージの主な原因は、乾燥・熱・摩擦・紫外線・薬剤の5つ。そのうち乾燥や熱によるダメージは、ドライヤー選びで抑制が期待できます。
なお、ヘアケア機能はメーカーが独自の技術を用いているため、
同じような機能でも名称が異なることが多いです。
ここからは実際のメーカーごとの呼び名もふまえながら、
各機能について詳しく解説していきます。
ヘアケア機能の選び方|温度機能編
温度切り替えや自動温度調節には、以下のメリットがあります。
・暑い日も汗をかかずに髪を乾かせる
・髪が熱くなりすぎるのを防いで、乾燥によるパサツキを抑えられる
ドライヤーによるダメージが気になる方や温風にストレスを感じる方は、下記の機能の有無で選びましょう。
- 温度切り替え(手動)
温風温度は低いもので60度〜、高いものは高温時に140度まで上がる
2〜5段階の温度調節可能なモデルが主流 - 温風・冷風の自動切り替え
自動で温風モードと冷風モードの切り替えを行う
・パナソニック「温冷リズムモード」
・コイズミ「温冷自動切り替えモード」など - 自動温度コントロール
髪の表面温度や周囲の温度を検知して、風温自体を自動調節する
・リファ「プロセンシング」
・アイリスオーヤマ「サーモセンサーテクノロジー」など
ドライヤー使用時は髪に直接あてず、上から離して使うため、
実際の髪の表面温度はそこまで上がらず、
ドライヤーの熱によるダメージはほとんどないとも言われています。
ただし髪はタンパク質でできているため、高温状態が続くと構造に変化が加わります。
既にダメージがある髪は、乾かしすぎによるオーバードライで
パサつき・うねり・広がりが出やすくなります。
格安機であっても、温風・冷風の切り替えが可能なものを選びましょう。
また、アンケートでも温度の自動切り替えや自動調節機能は、
「あってよかったと思う機能」の1つとして多く挙がっていました。
特に、自動温度調節は夏場の汗をかきながらの苦痛なドライヤーを、
快適にしてくれる嬉しい機能です。
ヘアケア機能の選び方|遠赤外線・マイナスイオン編
遠赤外線やマイナスイオンを搭載したドライヤーは、
なんとなく頭皮や髪にいいという印象を持っていませんか?
これは半分正解で、半分不正解です。
そもそもこの2つのはたらきは以下の通りです。
- 遠赤外線
髪の内部に熱を通して速乾性を高めたり、頭皮の血行を促す
ただし遠赤外線の効果が認められている製品は少なく、吹き出し口に小さなアタッチメントをつけている程度の格安機もある - マイナスイオン
髪にうるおいを与え、しっとりまとまりのある髪に導く
ただし効果の実証実験がされている製品の多くは2万円以上
"髪・頭皮にいい"マイナスイオンを搭載したドライヤーを選びたいなら、
必然的に2万円以上のドライヤーが選択肢になってきます。
静電気を抑える程度なら1万円程度でも力を発揮するでしょう。
また、搭載されているイオン名称や仕組みは、上記のようにメーカーによって異なります。
ただしこれらは全て理解する必要はありません。
メーカーごとに強みはあれど、イオン系に期待できる効果はおおかた同じで、あとは個人の髪質によって多少相性に違いが出る程度のため、価格帯を基準に選べば大きな失敗は防げます。
メーカーは気にするべき?
結論、ドライヤーの性能は価格帯でおおかた決まるため、メーカーを重視する必要はありません。
ただし、ドライヤーはマイナスイオンを中心に、
各社独自の技術を採用しているものが多く、
特定のメーカーの製品を指名買いされる方も多いです。
アンケートでも、購入前のメーカー意識について調査しました。
僅差ではありましたが、
「特定のメーカーの製品を指名買いした」
が33.4%と最も多い結果となりました。
ただし、
「メーカーは気にしなかった」31.4%
「聞いたことがあるメーカーの製品を選んだ」28.0%
と続き、
実際にはメーカーを重視して購入していない人が60%近くを占めていました。
それでも自分は気になってしまうかも……という方向けに、記事の後半では、メーカーごとのドライヤーの特性について、より詳しく解説しているので、興味がある方はご確認ください。
【結論再掲】ここまでのまとめ
ここまでのおさらいをしましょう。ドライヤー選びで失敗しないために重要なポイントは、
①購入予算
②風量
③ヘアケア機能
の3つでした。
【結論】
- 2万円以上は、ヘアケア性能重視で選びたい人向け
- 少しでもマイナスイオン効果を感じたいなら1万円程度
- 5000円未満でも、風量1.6㎥/分以上ならパワーは十分
これが大きく失敗しないドライヤー選びの最初のステップです。ヘアケア性能にこだわりたい方はメーカーから選び、特にこだわりがない方は聞いたことがあるメーカーを選んでおけば、問題ありません。
ここから先は、人によってドライヤーに何を求めるかが変わってくるので、気になる・重視したい項目をチェックしてみてください。
【推奨】ドライヤー選びは他にどんな項目を気にするべきか?
※赤字項目は既に解説済み
結果は「速乾力(風量)」が最も多く15.2%、
次に「静音性」15.0%、ヘアケア機能14.9%と続きました。
重ねてになりますが、ドライヤーの機能性はおおよそ価格帯で決まります。
ここからはアンケートの結果をふまえ、より使い勝手部分にまつわる以下の3項目について解説します。全て読む必要はありません。「自分は気にしてしまうかも」というポイントだけ読めば十分です。
なお、後悔ポイントの下位項目は、おすすめのドライヤーを紹介した後に、補足を加えていますので、気になる方はそちらも合わせてご確認ください。
ドライヤーの選び方④静音性
朝早くや夜遅くにドライヤーを使用する方、
小さなお子様がいるご家庭はドライヤーの使用音も気になるところですよね。
ドライヤーの騒音値は50〜70dB(デシベル)が目安です。
ただし、記載されていない製品も多く、使用環境によってうるさく感じるかは変わってくるので、一概に静音性が高いと言い切るのは難しい部分もあります。
風量が1.8㎥程度までのものなら一般的な騒音値の範囲内でしょう。
騒音値の目安は
- 50db:エアコンの室外機
- 60db:通常の話声やデパートの店内
- 70db:街頭や掃除機レベル
に該当します。
集合住宅にお住まいで使用時間が極端な方や、寝ている家族と隔たりがない場所での使用が想定される方は、上記を目安に騒音値(db)の記載があるモデルを選びましょう。
ドライヤーの選び方⑤重量・軽量性
一般的なドライヤーの重量は500~800gです。
髪が長い方や毛量が多い方は、人より乾かす時間がかかるため、
500g未満のドライヤーを選ぶと腕が疲れにくいです。
ドライヤー時間は、風量や髪の長さ・髪質・毛量にもよりますが、
ショートヘアで3分程度・ロングヘアだと10分以上かかる方もいます。
500mlペットボトル1本分が500gと考えると、さほど重くないように感じますが、片手で腕をあげた状態で持つのは意外と負荷がかかります。
ただし、軽量ドライヤーは持ち運びに便利で、旅行にも持って行きやすい一方、機能性や風量に欠けることも多いです。
風量のある高級ドライヤーは重みが出やすいですが、その分短時間で乾きます。
重量はあくまで風量とのバランスで見るのがおすすめです。
ドライヤーの選び方⑥サイズ・収納方法
使用時以外、ドライヤーはどこに収納していますか?
多機能な高級機は折りたたみできないものが多く、購入後に収納場所に困ることも。
折り畳み可能でもコードの長さや、持ち手部分のサイズによっては、これまでの収納スペースに収まりきらず、新たに収納場所を考える必要があります。
ドライヤーの収納にはスタンドや、ドライヤーホルダーがおすすめです。
折り畳みができないドライヤーでも、寝かせておくよりすっきりと収納でき、取り出す手間がかからず、コードが絡まる煩わしさも減らせます。
ただしスタンドの幅によっては、洗面台に乗り切らなかったり、壁に穴を開けて設置するドライヤーホルダーもあります。賃貸の方は引っ掛けるだけで設置できるホルダーを選びましょう。
スカルプドライヤーの人気おすすめランキング|口コミ評価
スカルプドライヤーおすすめ|比較一覧表
これでも決めきれない方に!他に気にする項目リスト
ここまで読んでも、まだ決めきれない!
という方向けに、他に気にするべきここまででは紹介しきれなかったチェックポイントをいくつか紹介します。
【チェックリスト】
- デザイン
- 消費電力
- メーカー
- アタッチメント
- 海外対応
ドライヤーの選び方 補足編①デザイン
デザインは機能性とは直結しませんが、
スタンドやホルダーなど、普段から目に付く場所に収納している方は、
意外とお部屋とのミスマッチ感が気になる部分でもあります。
アンケートの「購入時に気にせず後悔したポイント」に「デザイン」を挙げた方からは、以下のような声が寄せられました。
- 部屋の色と合わない色のものを選んでしまい、置くと浮いてしまう(10代 女性 大学生・大学院生)
- 色など全く気にしないで購入したが、今思うと黒やグレーなど落ち着いた色のものを買えば良かった(30代 女性 専業主婦)
- 黒を購入しましたが、指紋がドライヤーにくっきり残るため、使用するたびに汚れが気になる。(30代 女性 自営業・自由業)
高級ドライヤーはデザインにもこだわった、スマートな見た目のものが多いですが、格安機は色味が派手なものも多いです。
また、使用しているドライヤーの指紋残りが気になる方は、
淡い色や本体がマット素材のものがおすすめです。
デザインは購入時はあまり気にしていないからこそ、使用していると気になってくる部分でもあります。
ドライヤーの選び方 補足編②消費電力
ドライヤーの風量・パワーは消費電力と比例しません。
一般的なドライヤーの消費電力は600~1200W程度で、
1200Wまでならだいたいの家庭用コンセントで使用できます。
ただし業務用ドライヤーは、消費電力が1500W近いものもあり、
ご自宅のコンセントでは使用できないので注意が必要です。
実際に消費する電力は、使用モードによっても変わってきます。
電気代が気になる方は、単純に消費電力が少ないものを選ぶより、
速く乾く大風量モデルで、使用時間を短くするのがおすすめです。
ドライヤーの選び方 補足編③メーカー
前述の通り、ドライヤーの性能はある程度価格帯で決まります。
価格帯が同じであれば、マイナスイオン機能など効果に大きな差は出ません。
ただし、メーカーによって力を入れている部分や価格展開は異なります。また、ドライヤーはメーカー独自の技術を採用していることも多いです。
▼メーカー特徴早見表
グレード強みメーカー高級機
(格安機有)
ヘアケアパナソニック,シャープ,リファ,リュミエリーナ
スカルプケアヤーマン,アデランス速乾性・パワーダイソン,テスコム,コイズミ
標準〜低価格コスパサロニア,ヴィダルサスーン
いまいち決め手にかける方向けに、ここからは各メーカーごとの特徴を、代表シリーズとともに解説します。
パナソニック(Panasonic)|ナノケア・イオニティ
今回のアンケートで「特定のメーカーを指名買いした」を選択した方の
シェア率が最も高いメーカーが「パナソニック」で、半数以上を占める人気っぷりでした。
Q.ドライヤー購入時、「特定のメーカーの製品を指名買いした」方は、該当のメーカー名を教えてください。
- パナソニック 64.5%
- テスコム 7.0%
- サロニア 5.3%
- その他 9.0%
パナソニックのドライヤーは、主に高価格帯の『ナノケア』と低価格帯の『イオニティ』に分かれます。
- ナノケア
一般的なマイナスイオンの約1,000倍の水分量を含む『ナノイー』イオンを搭載
水分たっぷりのイオンがパサつく髪にうるおいを与える。
最近では水分増加量が通常の1.9倍の『高浸透ナノイー』搭載モデルも発売 - イオニティ
中価格〜低価格帯のラインナップが豊富
上位機は2.0㎥の大風量速乾タイプかつ、ダブルミネラルマイナスイオン搭載
マイナスイオンを広範囲に届けて、指通りのいいさらさら髪に
『ナノケア』は高級機の中で知名度も高く、『イオニティ』は1万円未満でも機能性に優れているため、バランスのいい製品が揃うメーカーです。
頭皮ケアならヤーマン(YA-MAN)・アデランス
頭皮ケア・スカルプケアを重視したい方には
ヤーマンの「リフトドライヤー」
アデランスの「ヘアリプロ カミガ」がおすすめです。
どちらも突起がついたヘッドが頭皮に心地よく刺激を与え、やさしくほぐしていくので、マッサージされているようなエステ気分を味わえます。
ヤーマンは顔に使用することで表情筋のリフトケアができたり、アデランスはシャープの『プラズマクラスター』を搭載していたりと、スカルプケア以外の機能も満載です。
シャープ(SHARP)|プラズマクラスタードレープフロードライヤー
シャープと聞くと空調機に搭載される、『プラズマクラスター』を連想する方も多いのではないのでしょうか?もちろん『プラズマクラスター』は、ドライヤーにも搭載されています。
プラスとマイナス2つのイオンが髪の表面をコーティングすることで、しっとりと手触りのいい髪をキープ。また、ブラッシング時も静電気を抑えて髪にまとまりを与えます。
最上位機種の「プラズマクラスタードレープフロードライヤー」は特徴的なフォルムでありながら、高級機の中では比較的場所を取らないコンパクトサイズのため、引き出し収納したい方にもおすすめです。
リファ(ReFa)|リファビューテックドライヤープロ
フェイスローラーやシャワーヘッドなど、美容家電に強いリファは、ドライヤーも洗練されたデザインが特徴です。専用のホルダーと併用すると、よりラグジュアリーな印象です。
機能部分は自動温度調整の『プロセシング』とマイナスイオン系・遠赤外線の『ハイドロイオン』が強みです。
センサーが頭皮と毛先の温度を感知して、自動で温風と冷風を切り替えます。頭皮はしっかり乾かしながら毛先のうるおいは保ち、ツヤのあるやわらかい髪に導きます。
テスコム(TESCOM)|Nobby・ione
テスコムは国内の美容室でのシェア率が70%(2022年調べ)と最も高く、大風量のサロン向けモデルをベースに、家庭用の格安機まで豊富な展開が特徴です。
複数のブランドを展開していますが、ここでは主な3つを取り上げます。
- Nobby
美容師人気の高いサロンシェアNo.1ブランド
機能性はシンプルながらパワフルにサロン級の仕上がり - Speedom
500g未満と軽量でも最高2.3㎥の大風量
速乾性を重視したい方に - ione
格安機ながら熱によるイオン減少を抑えて髪全体に行き渡らせる
ハイパワーなモデルが多い一方、消費電力が1300Wを超える製品もいくつか出しているため、購入の前に必ずご自宅のコンセントが対応しているか確認しましょう。
コイズミ(KOIZUMI)|モンスター・ポケドラ
コイズミは比較的低価格でパワータイプのドライヤーが手に入るのが特徴です。
代表的なブランドを2つ紹介します。
- モンスター(MONSTER)
最大風量2.2㎥のパワータイプでありながら、5箇所からマイナスイオンを発生し、スカルプモードもあって1万円台 - ポケドラ
タテヨコ約12cmずつ・重さ230gで折り畳めば手に収まる小型の中でもかなりコンパクトなモデル。持ち運びに便利。
コスパで選ぶならヴィダルサスーン(VS)
コスパ重視で選びたい方にはヴィダルサスーンのドライヤーがおすすめです。
ヴィダルサスーンは、ヘッド部分に特徴のあるドライヤーが多く、吹き出し口を狭めたノズルはピンポイントで風を当てることができ、スタイリング時に重宝します。
ドライヤーの選び方 補足編④アタッチメント
ドライヤーに付属するアタッチメントは主に、髪のスタイリング向けと頭皮ケア向けの2つに分かれます。
- 髪のスタイリング向け(ダイソンが得意)
・ドライやーした後の細かい浮き毛を抑える
・カールやパーマを崩さず空気を分散してあてたり、
逆に気になるところにピンポイントにあてたりできる - 頭皮ケア向け(ヤーマンやアデランス)
突起がついたヘッドで頭皮をマッサージする
頭皮ケアを目的とするなら、マッサージできるアタッチメントは欲しいところです。
ドライヤーの選び方 補足編⑤海外対応
以前に比べて、出張や旅行など海外に行く方も増えていますよね。
ホテルに備え付けのドライヤーは、風量が物足りなく感じたり、使い勝手が悪く感じたりするため、海外に行くことが多い方は、海外の100V電源に対応したドライヤーを選びましょう。

海外非対応でも使えるには使えますが、
- 変圧器を購入する必要がある
- 変圧器の使用はワット数(W)が変わり、使用感が異なる
上記の理由から、海外対応のドライヤーの購入がおすすめです。
頭皮を健康に保とう!
今回は、スカルプドライヤーの特徴やおすすめ商品をご紹介しました。髪や頭皮の健康を保つためには毎日のケアがとても大切です。この記事を参考に、あなたにぴったりなスカルプドライヤーを見つけて頭皮ケアを始めましょう。