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【2025最新】コスパ最強!4,000円以下で選べる安いイヤホンのおすすめランキングを紹介|有線やマイク付きタイプも
普段音楽を聞くとき、音楽CDやオーディオ機器にお金をかけたい方にとって、イヤホンは安く済ませたいアイテムですよね。現在、低価格でも音質の良いイヤホンがたくさん発売されています。今回は低価格で音の良いイヤホンの選び方とおすすめの商品をランキング形式でご紹介します。
最終更新日:2025/8/29

安くて高音質なコスパ最強イヤホンを探そう

イヤホンは、聞こえさえすればいいのであれば、100円ショップ(100均)でも買うことができます。しかし世の中には数万円もするような高価格のイヤホンも存在します。それだけの性能の差があるということです。


「イヤホンは安いに越したことはないが、できるだけいい音質で聴きたい」と思う人は多いのではないでしょうか。イヤホンは断線で壊れたり紛失したりすることがよくありますよね。そのため、高価なイヤホンを購入することは迷ってしまうかもしれません。


しかし、ネット通販サイトでは、安くても音質のいい高性能なイヤホンがたくさん販売されています。今回はそういったイヤホンの選び方と、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。最後まで読んでイヤホン購入の際の参考にしてください。

安いイヤホンの最大のメリットは「価格」

低価格のイヤホンはシンプルな機能が特徴で、価格が安いという点が1番のメリットです。

中華イヤホンなどの格安メーカーであれば、2,000円台から見つかります。


低価格のワイヤレスイヤホンには、防水機能やノイズキャンセリング機能などは搭載されていないことが多いですが、動画だけ視聴できればいいという方に防水機能は必要ないですよね。自分にとって要らない機能が付いたイヤホンを買っても、宝の持ち腐れとなってしまいます。


また、音質については後ほど詳しく解説しますが、3万円以下のイヤホンの場合音質は値段と比例するため、「そこまで音質にこだわりがない」「試しで使ってみたい」という方は、まず安いイヤホンを選ぶことをおすすめします。

失敗しない!イヤホンの選び方

ここからはイヤホンを選ぶ際の前提知識を解説します。編集部では実際にイヤホン・ヘッドホンを購入した420名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

  • イヤホンの購入時に押さえておきたい必須項目
  • 人によっては使用感に関わるポイント
  • 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してイヤホンを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください!

【結論】失敗しないイヤホン選びのポイントは3つ

実は、たった3つのポイントを意識するだけでイヤホン選びを失敗する確率がグッと下がります


その3つのポイントとは、


①どこまで音に予算をかけられるか
②有線・ワイヤレスどっちが好みか
③よく聞く音楽にあった音質を把握する


これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、


【結論】

  • 予算を決める
    初心者は失敗してもいい価格、買い替えなら今の機種を元に
  • 安くて音質重視なら有線、使用感やデザイン重視ならワイヤレス
    接続途切れや紛失のデメリットも考慮
  • 3万円以下は価格が音質に比例、それ以上は何を聴くか
    低音重視ならドンシャリ・ボーカルや中音ならかまぼこ・オールジャンルならフラット

これが失敗しないイヤホン選びの最初のステップです。


あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません


それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください!

【前提】イヤホンかヘッドホンどちらを選ぶべきか

そもそもイヤホンかヘッドホンのどちらを選ぶべきか、という問題もありますよね。もちろん好みで選ぶべきですが、

  • 家で聞く
    ▶︎音質よく臨場感もあり、携帯性を考えなくていいヘッドホン
  • 外出先で聞く
    ▶︎目立たず携帯性がいいイヤホン

このように、主な使用場所がどこかは一つの目安になります。そもそも、イヤホンとヘッドホンはこのような違いがあります。


イヤホンヘッドホン

メリット

  • 外出先で使用しても目立たない
  • 流行りはこちら
  • 直接耳穴に装着するため遮音性が高い

デメリット

  • 音を左右するドライバーが小さく、音質はヘッドホンに負ける
  • 耳の中に装着するため音がこもって聞こえる
  • 特に耳穴にイヤーピースを差し込むカナル型は頭痛を感じる人がいる

メリット

  • イヤホンより音が広がって聞こえて臨場感がある
  • イヤホンのようにポロポロ耳から落ちない
  • 耳に装着が苦手・長時間耐えられない人でも使用できる

デメリット

  • 頭にバンドをかける構造上、頭部を締め付けられて痛みを感じる人がいる
  • 外出先で使用すると目立つ


あくまで「音楽を聴くための道具」である以上、最終的には使用者の好みによるところが大きいものの、これらメリットデメリットを考慮の上で選択してください。

【必読】イヤホンの選び方①予算編

上記でも軽く触れましたが、イヤホンは3万円までなら音質と予算がおおよそ比例します。


自分が音楽にどれくらい予算をかけられるかは、イヤホンのグレードの指標になります。


購入者におこなったアンケートでは、普段使いしているイヤホン・ヘッドホンの価格帯と、次に買い換えるなら、どのくらいの予算のものを購入するかをうかがいました。

結果は同価格帯で買い替える、と回答した方がどの価格帯でも最も大きな割合を占めました。


次に3万円未満では「(今よりも)少し高くする」が、

3万円以上では「(今よりも)少し安くする」が続きました。


この結果を分析すると、


2,000円〜5,000円程度のイヤホン・ヘッドホンを使用中なら、3〜4割の人は「次はもう少しいいものに変えよう」と考えていることになります。

要するに、3〜4割程度の方は、音楽の音質の追求に楽しさを見出し始めている、とも言えますね。


初めてのイヤホン選びの場合

初めてのイヤホン選びの場合、


有線なら3,000〜5,000円程度

ワイヤレスなら7,000〜10,000円程度

できるだけ低価格で選ぶなら2,000〜3,000円程度の中華メーカー


予算を見るのがおすすめです。

  • 理由
    ・有線ならこの程度の予算で音質が十分なものもある
    ・ワイヤレスは予算が上がる
    安い中華ワイヤレスイヤホンは接続性が悪かったりするが、特にこだわりがないなら問題ない

また、イヤホン初心者の場合は、「そもそも自分にイヤホンが合っているのか」の問題もあります。


イヤホン(ワイヤレスイヤホン)自体が、ライフスタイルに合わない場合、下記のようなケースが発生しかねません。

  • 買ったものの思ったより使用しなかった
  • 結局装着が面倒で使わなくなった
  • 耳に装着していると頭痛がする体質だった


そのため、まずはお試しとして失敗しても納得できる予算でスタートするのをおすすめします。

イヤホン買い替えの場合

買い替えの場合は、今までどの価格帯のイヤホンを使用していたかが指標になります。


イヤホンの音質は個人の感じ方によるため、厳密に金額に比例するわけではないものの、

  • 5,000円以下と3万円以上を聞き比べ
    ▶︎多くの人が違いを感じる

この傾向があります。要するに、3万円以下は例外はあるものの、基本的に音質が価格に比例します。


せっかく買い替えるなら、今までのものより「ちょっとイイもの」にしたい場合は、以下のように考えられます。

  • 今2,000円程度のイヤホンを利用中
    ▶︎4,000円〜にランクアップしてみる
  • 今5,000円以下のイヤホンを利用中
    ▶︎1万円〜にランクアップしてみる

このような探し方が現実的です。

【必読】イヤホンの選び方②接続タイプ編

イヤホンの接続タイプは、

見た目はもちろん音質や使い勝手にも影響します。


ただし、音質や使い勝手に特にこだわりがない方は、低価格モデルが揃っている有線イヤホンを選ぶのがおすすめです。また、ワイヤレスイヤホンを選ぶ場合、完全ワイヤレスイヤホンは価格が上がる傾向にあるので、比較的低価格から手に入る左右一体型を検討しましょう。


ここからは各タイプについて詳しく解説します。特にデメリットの部分を多めに触れるので、タイプ選びでの失敗をなくすために、ぜひ最後までご覧ください。


(上記でも触れている通り、完全ワイヤレスイヤホンは価格が高い傾向にあるので、以下では割愛します。)

ワイヤレスイヤホン|ネックバンド(左右一体型)タイプ

ワイヤレスイヤホンとは、Bluetooth接続することで再生機器(スマホなど)とイヤホンとの間をワイヤレスにしたイヤホンです。


ネックバンド(左右一体型)のワイヤレスイヤホンは、

首の後ろのみケーブルが繋がっているタイプです。


完全ワイヤレスタイプと比べて人気があるとは言えないものの、完全ワイヤレスとほとんど同じ自由度ながら紛失しにくいのが魅力です。

  • おすすめな人
    ▶︎ワイヤレスでも使い勝手を求める人・紛失しにくさを求める人
  • おすすめしない人
    ▶︎音質を求める人・完全ワイヤレスのスタイリッシュさが欲しい人
  • 特徴
    ・有線タイプに近い使い勝手だがBluetoothでワイヤレス
    ・片耳だけすぐに外せて紛失しにくい
    ・スタイリッシュさでは完全ワイヤレスに叶わない
    ・新製品が少なくUSB-TypeC対応が少ない

外出時のレジでの会計時でも、片耳だけさっと外して対応できます。完全ワイヤレスだと紛失しないよう「ポケットに入れる」という動作が必要ですが、ネックバンド式ならスマートです。


逆に、デメリットはワイヤレスが故の接続性と見た目です。


Bluetoothで接続する以上最新機種でも接続途切れは発生します。また首後ろのバンドが太いほど、野暮ったい印象を抱く人が多いです。完全ワイヤレスのようなスタイリッシュな印象はありません。

有線イヤホン

有線イヤホンは、文字通り有線で接続するタイプです。


ワイヤレスと違って音質の損失がなく、3,000円台までのコスパイヤホンでも「ファイナルのE1000」「ゼロオーディオのZERO BASS ZB-01」など、十分な音質の製品が揃います

  • おすすめな人
    ▶︎コスパを重視する人・音質を重視する人
  • おすすめしない人
    ▶︎ワイヤレスのスタイリッシュさが欲しい人・装着時に激しい動作をする人
  • 特徴
    ・3.5mmのステレオミニジャックが基本
    ・Lightning/USB-TypeCへの変換プラグを装着して使う
    (中には変換プラグセットイヤホンもあり)
    ・ぽろりと耳から落ちても紛失の危険がない

デメリットはケーブルの存在で、特にウォーキング・ジョギング時は体の揺れで服に引っ掛けて外れる可能性が高く、スポーツユースには向きません。


また、断線したら使えなくなるため、丁寧に扱う必要があります。

【必読】イヤホンの選び方③音質編

イヤホンの「音質」と言っても、

何をもって音質がいいとするのかの定義は難しいところです。

編集部では「いい音質」を以下のように考えました。


イヤホンの「いい音質」とは、

  1. 機器としての音質自体
    ▶︎ドライバー内部のこだわり。ワイヤレスならコーデックによる音質。俗にいう解像度。
  2. 聴く音楽に合った音の調整
    ▶︎高音・中音・低音の強弱や解放感、耳への刺さり方など、音楽にあった調整。

この2点が納得できる音を指すと考えます。

価格帯(初心者向け)|3万円以下なら価格が目安

イヤホンはおおよそ3万円程度までは価格と音質が比例します。

これは内部のドライバー径・構造・イヤホンの調整などが影響します。


安い


・音が鮮明じゃない

・篭って聞こえる

・一つ一つの音が聞き取りにくい

・やたら低音が刺さる など





・一つ一つの音が鮮明に聞こえる

・音に奥行きがある

・音がまろやかで耳が疲れない など


高い


特に格安イヤホンは低音が強調され、いわゆる「ドンシャリ」傾向があり、作られたわざとらしい音と表現される場合もあります。


しかし、だから「悪い」訳ではありません


イヤホンの使用用途によっては音質を度外視したり、逆にわざとらしい音が好きな人もいます。一般的に音質と予算は比例するのを前提として、最終的には自分の好みか試聴するのが大切です。

【初心者向け】結局どれがいいのか?

結局どれを選べばいいのかよくわからない


という方は、とりあえず以下を押さえておけば大丈夫です。

  1. どんなイヤホンでもそれなりには聴ける
  2. 3万円以下のイヤホンなら価格なりの音質

良し悪しは最終的に、自分の好みによるところが大きいです。


たとえレビュー記事を読んだとしても人の耳での感想でしかないため、音質が気になるなら試聴をおすすめします。


逆に、そこまでのこだわりがないなら、


・予算感を決める
・低音の迫力が欲しいなど1つポイントを絞る


これくらい簡単にポイントを決めて探すのをおすすめします。

【結論再掲】ここまでのまとめ


ここまでのおさらいをしましょう。イヤホン選びで失敗しないための重要2ポイントは、


①どこまで音に予算をかけられるか

②有線・ワイヤレスどっちが好みか

③よく聞く音楽にあった音質を把握する


の3つでした。


  • 予算を決める
  • 初心者は失敗してもいい価格、買い替えなら今の機種を元に
  • 安くて音質重視なら有線、使用感やデザイン重視ならワイヤレス
  • 接続途切れや紛失のデメリットも考慮
  • 3万円以下は価格が音質に比例、それ以上は何を聴くか
  • 低音重視ならドンシャリ・ボーカルや中音ならかまぼこ・オールジャンルならフラット

これが失敗しないイヤホン選びの最初のステップです。


繰り返しになりますが、あまりこだわりがない方は、ここまで読んだら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません

【推奨】イヤホン選びは他にどんな項目を気にするべきか?

そもそも何を気にするべきなのかわからない


きっとそんな方も多いと思います。ここまでで大きく失敗しないでイヤホンを選ぶことができるようになりましたが、他に気にすべき項目は何があるのでしょうか?


まずは、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

 

最も後悔が多い項目は「耳へのフィット感」26%でした。


ノイズキャンセリング・外音取り込み 14.1%

実際の使用感にまつわる項目が続きます。


ここからは、後悔ポイントの上位である以下の2項目について解説をしていきます。すべて読む必要はありません。「自分は気にしてしまうかも」というポイントだけ読めば十分です。 


なお、後悔ポイントの下位項目は、おすすめのイヤホンを紹介した後に、補足を加えていますので、気になる方はそちらも合わせてご確認ください。

イヤホンの選び方④耳へのフィット感(形状)

フィット感が悪いとイヤホンが耳から落ちてしまい、紛失の原因に。


耳へのフィット感は、イヤホンの形状・イヤーピースによって決まり、これらは遮音性・音漏れにも影響します。


主流の4タイプのイヤホンは、大きく分けて2つの装着方式に分かれます。

近年主流のカナル型イヤホンは、耳の中へ装着するイヤーピースが取り外せる製品が大半で、このイヤーピースも何サイズか同梱されている場合が多いです。


逆にインナーイヤー型はイヤーピースがなく、フィット感を調整できない製品も少なくありません。


耳の軟骨の形が合わずうまく引っかからない場合は、

カナル型イヤホンでしっかり装着するのも一つの手です。

カナル型|音漏れに強い

カナル型は耳穴の中にイヤーピースを入れ込むイヤホンです。


イヤホンの中で一番多い形で、通勤電車の中など、音漏れを気にする場合や遮音性を求める方に重宝します。


メリットデメリット
  • 遮音性が高い
  • 没頭できる
  • 種類が多い
  • 開放感はない
  • 篭って聴こえがち
  • 耳が痛くなる場合あり
  • 人によっては合わない
    (頭痛の元になるなど)


ただし人によっては耳が痛くなったり、長時間の使用で頭痛を感じたりと、合わない場合もあります。



一度使用してみなければご自身との相性がわからないため、比較的お手頃値段のイヤホンからスタートするのをおすすめします。

インナーイヤー型|耳の穴を塞ぐ感じが苦手な方

インナーイヤー型はカナル型に次いで多く、

耳穴周辺の「耳甲介」と呼ばれる軟骨に引っ掛けて装着するタイプです。


カナル型の密閉感が苦手な方・頭痛を感じる方におすすめなのが、このインナーイヤー型。カナル型ほどの遮音性はなく、音と耳との距離感もあり心地いい開放感があります。


メリットデメリット
  • 篭って聞こえにくい
  • カナル型より開放感がある
  • 耳の軟骨の形によっては痛みを感じる
  • 耳の軟骨の形によってはポロポロ落ちる
  • カナル型ほどの遮音性はない


ただし、通勤電車の中ではシャカシャカ音が漏れる可能性があり推奨とは言い難いです。さらに遮音性が低く周囲の音が聞こえやすいため、音に没頭したい場合にも不向きです。

オープンイヤー型|ながら作業向け

オープンイヤー型はやや珍しいタイプで、耳に引っ掛けたり、インナーイヤーのように引っ掛けて使用するタイプです。形状は統一されておらず、「オープン」になっているかで見分けます。


イヤホンの密閉感が苦手な方はもちろん、そこまで没頭せず作業したい時周囲の様子を見つつ音楽を流したい時などに向いています。


メリットデメリット
  • 耳穴がフリーで塞がれない
  • 周囲の音が聞ける
  • 密閉感・圧迫感がない
  • 耳の軟骨の形によっては痛みを感じる
  • 耳の軟骨の形によってはポロポロ落ちる
  • 遮音性はない
  • 製品が少ない


感覚としては、耳の近くに小型のスピーカーがある状態に近く、遮音性はないため周囲の音も聞こえます。慣れないと不思議な感覚と言われますが、装着感が非常に軽くおすすめです。


ただし、遮音性は全くないため使用場所を選びます。主に在宅時の作業用でお探しの方にお試しいただきたいタイプです。

骨伝導型|密閉感も耳にかける感じも苦手な方

骨伝導型はオープンイヤータイプの一種で、その名の通り「骨伝導」の仕組みで音を聞くイヤホンです。


同じく耳に負担が少ないオープンイヤーの方が製品の種類も多く、あえてこちらを選ぶ理由は少ないものの、「耳に引っ掛ける感覚」がどうしても苦手な方は試す価値ありです。


メリットデメリット
  • 耳穴がフリーで塞がれない
  • 周囲の音が聞ける
  • 密閉感・圧迫感がない
  • 遮音性はない
  • 製品が少ない
  • 目立つ
  • お手頃価格の製品は少ない
  • こめかみに違和感を感じる場合あり


メリットデメリットはオープンイヤー型とほぼ同じなものの、「ネックバンド型は目立つ」「お手頃商品が少ない」「音質がそこまでよくない」のデメリットが増えます。


また、人によってはこめかみに違和感や痛みを感じる場合もあります。

イヤホンの選び方⑤ノイズキャンセリング・外音取り込み

ノイズキャンセリング機能は、騒音(ノイズ)と逆位相の音波を生じさせることで、音が耳に届く前にノイズだけを打ち消す機能です。


メリットデメリット
  • 電車やバス・飛行機の機内など騒音のある場所でも音楽に没入できる
  • 技術コストが高く搭載イヤホンは高額になる
  • ノイズキャンセリングONだとバッテリー消費が増える
  • メーカーで技術にばらつきが大きい

外音取り込み機能はノイズキャンセリングとは別に、周囲の音をあえて取り込む機能です。


上記でも触れたように、低価格のイヤホンにはこのような機能がついていないものがほとんどですが、ノイズキャンセリング機能は必要な人が限られています


搭載機能が少ないぶん価格も安くなる傾向があるので、ご自身の利用シーンで必要性をまず考えてください。


  • ノイズキャンセリングが必要な人
    ▶︎電車やバスの中でも音楽に没頭したい人
  • ノイズキャンセリングが不要な人
    ▶︎多少のノイズなら気にならない人
     没入感をそこまで求めない人
     静かな場所でしか音楽を聞かない人

【4,000円以下で買える!】安いイヤホンの人気おすすめランキング|口コミ評価

4,000円以下で買えるおすすめの安いイヤホン|比較一覧表

商品名画像購入サイト特徴タイプ接続タイプ構造駆動方式音圧感度【dB】Bluetoothバージョン連続再生時間充電時間対応コーデックノイズキャンセリングハイレゾマイク防水・防塵性能サラウンド重量【g】
WI-Cシリーズ
ソニー
WI-Cシリーズamazon楽天市場ネックバンドワイヤレス密閉型(クローズド)ダイナミック型Ver.5.0/Class2最大25時間約3時間SBCAACIPX4相当20 g
LBT-TWS11
エレコム
LBT-TWS11amazon楽天市場インナーイヤーワイヤレス半開放型(セミオープン)マイクロETEMドライバーVer.5.0/Class2約4時間ヘッドホン:約1.5時間充電ケース:約1.5時間SBCAAC3.4 g
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HA-A_Tシリーズamazon楽天市場カナル型ワイヤレス密閉型(クローズド)ダイナミック型Ver.5.1/Class1約5時間イヤホン:約2時間充電ケース:約2.5時間SBCIPX4相当3.9 g
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ゼンハイザー
CX 80Samazonカナル型有線(ワイヤード)
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ATH-CKD3シリーズamazon楽天市場カナル型有線(ワイヤード)ダイナミック型102 dB6 g
CK350Xシリーズ
オーディオテクニカ
CK350Xシリーズamazon楽天市場カナル型有線(ワイヤード)密閉型(クローズド)ダイナミック型102 dB4 g
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ジェイブイシー
HA-FX6amazon楽天市場カナル型有線(ワイヤード)密閉型(クローズド)ダイナミック型3.3 g
AIR3 PRO
AIR3 PRO楽天市場カナル型ワイヤレスダイナミック型Ver.5.2約6時間(ANC OFF)約5時間(ANC ON)イヤホン:1〜2時間SBCAACaptXaptX AdaptiveIPX44.5 g
HA-A8T
ジェイブイシー
HA-A8Tamazon楽天市場インナーイヤーワイヤレス開放型(オープンエアー)ダイナミック型Ver.5.0/Class1約6時間イヤホン:約2時間充電ケース:約2.5時間SBCIPX45 g
CKS330シリーズ
オーディオテクニカ
CKS330シリーズamazon楽天市場カナル型有線(ワイヤード)密閉型(クローズド)ダイナミック型105 dB6 g
EHP-F12Cシリーズ
エレコム
EHP-F12Cシリーズamazon楽天市場ピッタリサイズを選べる4サイズのイヤーキャップ付属!カナル型有線(ワイヤード)密閉型(クローズド)ダイナミック型92 dB--------6 g
EHP-FR10CMMBK
エレコム
EHP-FR10CMMBKamazon楽天市場スタイリッシュなデザインの片耳タイプのモノラルヘッドホンカナル型有線(ワイヤード)密閉型(クローズド)ダイナミック型90 dB--------12 g
EHP-LF12CM
エレコム
EHP-LF12CMamazon楽天市場コスパにも音質にもこだわったカナル式イヤホンカナル型有線(ワイヤード)密閉型(クローズド)ダイナミック型92 dB--------6 g
EHP-CCS100CMMBK
エレコム
EHP-CCS100CMMBKamazon楽天市場カールコードで取り回しが快適!軽やかなクリアデザインカナル型有線(ワイヤード)密閉型(クローズド)ダイナミック型93 dB--------4 g
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SoundPEATS
SoundPEATS MINIamazon楽天市場VGP2021アワード受賞!コンパクトデザインのワイヤレスイヤホンカナル型ワイヤレス-ダイナミック型-dBVer.5.2約7時間イヤホン:1〜2時間SBCAAC--IPX5-4.2 g
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HA-FX7Gamazon楽天市場カナル型有線(ワイヤード)密閉型(クローズド)ダイナミック型3.8 g
EHP-TV11CXシリーズ
エレコム
EHP-TV11CXシリーズamazon楽天市場カナル型有線(ワイヤード)密閉型(クローズド)ダイナミック型93 dB5 g
EHP-TV11IXシリーズ
エレコム
EHP-TV11IXシリーズamazon楽天市場インナーイヤー有線(ワイヤード)半開放型(セミオープン)ダイナミック型102 dB5 g
HA-FX28W
JVCケンウッド
HA-FX28Wamazon楽天市場カナル型ワイヤレス密閉型(クローズド)ダイナミック型Ver.5.0/Class2約6.5時間約3時間SBCIPX2相当13 g
EHP-TV11IM3BK
エレコム
EHP-TV11IM3BKamazon楽天市場インナーイヤー有線(ワイヤード)半開放型(セミオープン)ダイナミック型102 dB3 g

これでも決めきれない方に!他に気にする項目リスト

ここまで読んでも、まだ決めきれない!

 

という方向けに、他に気にするべきここまででは紹介しきれなかったチェックポイントをいくつか紹介します。

イヤホンの選び方 補足編|接続の安定性

接続の安定性はBluetoothのバージョンで決まります

簡潔にいうと、「新しいほど安定していて速くて省電力」です。


詳細は以下の表になりますが、これから購入するならBluetooth5.2以上が推奨です。


Ver

アップデート内容

 備考

4.0
  • これ以前のBluetoothとの互換性なし
  • 省電力
  • 2009年に発表
  • 古い規格
4.1
  • LTE端末(スマホなど)との電波干渉を抑える
  • 効率化&自動再接続
  • インターネットとの接続
  • 数年前の機種が対応
4.2
  • 通信速度が従来の2.5倍
  • セキュリティ面が強化
  • 上と同じく
5.0
  • 通信速度がさらに2倍(2Mbps)
  • 通信範囲が400m
  • 2016年に発表
  • 今でも対応イヤホンあり
5.1
  • ペアリングしている機器の方向探知機能追加
  • 一つ前時代の主流
5.2
  • LE Audio機能追加
  • (次世代音声規格でさらに高音質)
  • さらに省電力に
  • 現在の主流

5.3

  • LE Audio機能を高速化
  • 数は少ない


ただし、接続機器側(スマートフォンなど)も同じバージョンへ対応しなければ機能が発揮できない(下位互換になる)点は覚えておいてください。

イヤホンの選び方 補足編|重量・軽量性

イヤホンの重量は、落ちやすさ・外れやすさに関わります

重いと耳からポロポロ外れてしまう場合もあるため、なるべく平均かそれ以下の重さのものがおすすめ。


世に発売されている完全ワイヤレスイヤホンは、片耳で4〜6g程度の製品が多く、両耳10〜12g程度なら平均的です。


逆にそれ以上の重さになると、先述の通り落ちやすくなる・外れやすくなるといった弊害が出ます。中には肩こりを感じる人もいるため、なるべく平均かそれ以下の重さのイヤホンを選びましょう。

イヤホンの選び方 補足編|防水・防塵機能

イヤホンの防水・防塵性能は、ライフスタイルによって重要性が変わります

  • スポーツシーンで使用する:重要(汗など)
  • 通学通勤で使用する:重要(雨・ペットボトルの結露など)
  • 自宅で使用する:重要ではない

防水防塵性能は「IPX(防塵)X(防水)」で表されます。ちなみに、防水防塵機能を単体で表す場合は、


IP6X(防塵)
IPX8(防水)


のように表します。


イヤホンに重要なのは防水性能の方で、等級は「0〜8」で数字が大きいほど性能がいいです。


IPX4あらゆる方向からの飛沫の影響を受けない
IPX5あらゆる方向からの噴出水の影響を受けない
IPX6あらゆる方向からの強い噴出水の影響を受けない
IPX7水没してもの影響を受けない
IPX8潜水状態でも影響を受けない


ただし、上記でも触れている通り、定価格のイヤホンには防水性能が搭載されていないものも多いので注意が必要です。

イヤホンの選び方 補足編|デザイン

イヤホンのデザインは音質や性能には直接影響しません。


そのため最重要視する項目ではないものの、人に見られた時の印象やイメージを左右したり、毎日使う方はそれだけ目に入るので気になる方もいますよね


最近はパステルカラーやアースカラーの流行りで、女性が好む色味やコロンとしたデザインのイヤホンも増えています。


また、ワイヤレスなら気分でイヤホンケースを変えるのもおすすめです。有名ブランドや人気キャラクターとコラボしたデザインのものも見つかります。

イヤホンの選び方 補足編|耐久性

耐久性は主に有線の断線しやすさや、メーカー保証を確認しましょう。


有線の場合は断線すると替えが効かないため、口コミで「すぐに断線した」趣旨のものがないか、事前に確認すると安心です。


また、聞き慣れない格安メーカーの場合、初期不良が起きていることも多く、いざというときのサポートが不十分なことも多いです。


イヤホンは多数のメーカーが出しており、コピー品に近いものも多く出回ってるため、耐久性の面でも聞いたことがないメーカーは避け、次の見出しで紹介するメーカーを選ぶのが無難です。

イヤホンの選び方 補足編|メーカー

イヤホンは非常に多くのメーカーが手がけています。

価格帯もピンキリのため「一口におすすめ」と取り上げるのはやや難しいです。


そこで、傾向や選び方でおすすめメーカーを一覧にまとめました。

SONY|あらゆるタイプが揃う音響メーカー

日本最大手の音響メーカーであるソニー。高音質からコスパイヤホンまで手広く揃うため、「とりあえずしっかり使えるイヤホンを」とお探しならまずはソニーをチェックしてください。


とにかく種類が多く、初心者からこだわりのある方まで万人におすすめできます。

ビーツ・エレクトロニクス|Apple製品との連携が強い

ビーツ・エレクトロニクスは「Beats by Dre」のブランドを手掛けています。現Appleの子会社でiPhoneやApple Watchとの連携が魅力。


ただし、AirPodsの代わりになるかと言われると、音質面ではそれなりに落ちると評価される場合がほとんど。すでにAirPodsを所持しているなら購入する必要はなく、買い替えの場合は価格なりの音質と納得する必要があります。

オーディオテクニカ|日本の老舗オーディオメーカー

オーディオテクニカはコスパ帯から高額帯まで、幅広くイヤホンを手がけており、格安の有線イヤホンで特に中華製や100円ショップで仕入れるなら、オーディオテクニカの方がよほどいいです。


音質はドンシャリというよりも締まった低音と中音寄り、と称される商品が多いです。低音重視ならあえてオーディオテクニカを選ぶ必要性は薄いです。


またワイヤレスイヤホンはガジェットとしての技術の問題か、ファームウェアアップデートがうまくいかない、ブツブツ途切れるといった声もあるため、欲しい商品があるならあらかじめレビューのチェック推奨です。

JVCケンウッド|信頼できるコスパ帯商品

JVCといえば「犬と蓄音機のイラスト」を思い浮かべる人もいますよね。ウッドコーンスピーカーでおなじみ老舗音響メーカーです。


人気の中心は1万円以下のコスパ帯ワイヤレスイヤホンで、実際にそこまで音質にこだわりが少なく、「まずは使ってみたい」という方におすすめ。


同じような価格帯で、中華製のワイヤレスイヤホンを使用するなら、JVCの方が満足感は高いです。

Jabra|ノイズキャンセリング+コスパで選ぶなら

Jabraのイヤホンは、ノイズキャンセリング+コスパで選ぶ場合におすすめです。

また、Bluetoothのマルチポイント(2機器同時接続)に対応したイヤホンが多く、パソコン・タブレット・スマートフォンで同時接続する場合に非常に便利です。

JBL|JBLサウンドが好きな方に

JBLはアメリカの大手スピーカーメーカー。ジャズシーンでの利用で有名ですが、日本ではトヨタ車の一部のカースピーカーに採用されているため、一度はJBLサウンドを聞いたことがある人が実は多いです。


製品は5千円以下のお手頃なワイヤレスイヤホンから揃っています。スピーカーメーカーの音質とコスパを期待する人は、JBLイヤホンを選択肢に入れてください。


ただし、スピーカーのようなJBLサウンド・音質を期待すると「結局価格なり」とがっかりする可能性が高いため、そのような場合は試聴を推奨します。

Anker|中華ガジェットメーカー①完成度は最も高い

Ankerは中国のガジェットメーカーです。PCやスマホアクセサリを探しているときに、見たことがある方も多いのではないでしょうか。


Ankerのイヤホンは、ガジェットとしてワイヤレスで不満なく使える・ある程度の音質があればいい場合におすすめです。


音質のこだわりは音響メーカーが作るリッチな音や雰囲気・ディティールには敵いませんが、「あくまで音楽を聞くための道具」として割り切って使う場合には、非常にコスパよく購入しやすいです。

SOUNDPEATS|中華ガジェットメーカー②コスパ商品

中華ガジェットメーカーその2 コスパ商品をお探しなら


SOUNDPEATSも位置付けとしてはAnkerと同じ中華ガジェットメーカーです。一時期YouTubeで広く取り上げられたため、中華製コスパワイヤレスイヤホンをお探しの場合は選択肢となります。


ちなみに、音質はAnkerの方が上と感じる人が多いものの、価格はSOUNDPEATSの方が安いです。イヤホンにそこまで音質を求めない場合は、十分「使える」イヤホンですよ。

Taotronics|中華ガジェットメーカー③youtubeで人気に

TaotronicsもAnkerやSOUNDPEATSと同じ中華ガジェットメーカーのイヤホンです。一時期こぞってYouTubeで「神コスパイヤホン」として取り上げられたため、知名度が一気に上がりました。


音質はSOUNDPEATSより少し下で、価格もさらに安いため、「とにかく安くとりあえず使えるワイヤレスイヤホンが欲しい」ような人に向いています。Amazonで全くの無名メーカーの格安ワイヤレスイヤホンを購入するくらいなら、Taotronicsを選んだ方が失敗が少ないです。

エレコム|日本のPC周辺機器メーカーのコスパイヤホン

エレコムはPCを扱う人ならほとんどの方が知っているアクセサリメーカーです。イヤホンも音楽を楽しむというよりかは、ガジェットとしての音質で便利に使う、という方向性らしい格安イヤホンが多いです。


売れ筋は5,000円以下のワイヤレスイヤホンで、価格帯は中華イヤホン同等ですが、日本メーカーとの安心感があります。とりあえずワイヤレスイヤホンの使い勝手を試してみたい場合におすすめです。

Shokz|骨伝導イヤホンをお探しなら

Shokz (旧AfterShokz)はバンドタイプの骨伝導イヤホンの最大手メーカーです。スポーツシーン用でメーカー名指しでお求めの方が多いです。

手がける商品は全て骨伝導タイプで、音質も骨伝導タイプにしては比較的いいと評判です。特徴的なフォルムですが、ほぼ同じような模造品が出回っているため、購入時にはメーカー名を必ず確認してください。

SHURE|高額ワイヤレスからの乗り換えでも勝てる音

SHUREイヤホンは上述のゼンハイザーと比べて、低音に迫力があり高音の刺さるような感覚がまろやかです。


まず試してほしいのが「SE215 Special Edition」という初心者向け有線イヤホン。定番中の定番です。これによってSHUREの音がご自身の好みに合うかがわかります。

イヤホンの選び方 補足編|マルチペアリング・マルチポイント

マルチペアリング・マルチポイントとはBluetoothの機能の一つです。

それぞれ似て異なる別の機能のため、ここで一緒に紹介します。

  • マルチペアリング
    ・イヤホンに複数機器を同時登録する機能
    ・あくまで登録(ペアリング)のみで、接続自体は1つずつ
  • マルチポイント
    ・イヤホンと対応機器を2つ同時接続する機能
    ・登録ではなく同時接続
    ・スマホで音楽を聴きながら、パソコンの通話に対応可能
    ・スマホで音楽を聴きながら、すぐに切り替えてタブレットの動画視聴が可能

このように似ているようでかなり機能が違います。特にマルチポイントは使い勝手がいいです。


マルチペアリング対応機器はいくつか増えてきているものの、マルチポイント対応イヤホンはまだ限られています。複数機器の同時使用をする環境なら、こだわってみるのもおすすめです。

安くて高音質なイヤホンを見つけよう

安いイヤホンの人気おすすめランキングを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。安さを重視して紹介するとどうしても中国メーカーの製品ばかりになりますが、価格の割に性能は高いのでメーカーを気にせず自分に合ったイヤホンを選んでください。