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働くあなたの睡眠を守る|渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック

渋谷センター街の中心には、働き世代の睡眠を守る睡眠改善専門のクリニックがありました。Monitaは自社で集めたユーザー口コミで、特に注目を集めていた話題のクリニック「渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック」へインタビューを実施。人気の秘訣を伺いました。
最終更新日:2025/12/16
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目次

渋谷センター街にある睡眠改善専門のクリニック

今回インタビューにお答えいただいたのは、楠 裕司 医師。まもなく開業4周年を迎える 渋谷駅徒歩1分に構える睡眠専門の外来クリニック「渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック」の院長を務めるドクターです。

渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニックの楠 裕司 院長
渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニックの楠 裕司 院長

渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニックが最も力を入れている施術は何ですか?

当院が最も力を入れているのは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の専門的かつ継続可能な治療です。特に、働き世代のビジネスパーソンに対して、生活に無理なく取り入れられる治療体制を整えている点が最大の特徴です。

 

SASは、睡眠中に呼吸が止まる、あるいは浅くなる状態が繰り返される病気で、深い眠りを妨げるだけでなく、集中力低下や慢性的な疲労感、重大な交通事故や生活習慣病のリスクにも関与します。しかし現実には、「単なるいびき」「寝不足」と見過ごされ、約940万人の潜在患者のうち、治療を受けている方は100万人未満と言われています。

 

私がこの治療に注力するようになった背景には、「患者さんの“もったいない”をなくしたい」という強い想いがあります。大学病院時代、夕方には診療が終了してしまうため、治療が必要な働き世代の患者さんが受診を継続できずに治療をやめてしまう現状に直面していました。「専門性があっても、治療が届かなければ意味がない」──その経験が、通いやすさと診療の質を両立したクリニック開設につながりました。

 

診療の中心となっているのが、世界的標準治療である CPAP(シーパップ)療法。鼻に装着したマスクから空気の圧をかけ、気道の閉塞を防ぐ方法です。最初は違和感が出る人もいますが、慣れると“これなしでは眠れないほど快適”になるケースがほとんどです。開始時は専門スタッフが40分〜1時間かけて丁寧に説明し、導入後もLINEでいつでも相談できる仕組みを整えています。

 

軽症の場合は歯科と連携した マウスピース治療も取り入れ、一人ひとりの状態に合わせた提案をしています。さらに、入院せずに自宅で精密検査を行う事もでき、9割以上の方が自宅で検査しています。治療が安定した後はオンライン診療で継続できる点も大きな強みです。

 

「患者さんの人生が“より豊かになる”治療を提供したい」。その理念のもと、当院では 治療継続率90%以上を目標に掲げ、医師だけでなくスタッフ全員が睡眠医療のプロフェッショナルとして伴走しています。

楠 院長の経歴について教えてください。

私が医師の道を志した原点には、開業医である父の姿がありました。地域から信頼され、感謝される姿を幼少期から見続け、「自分も患者さんと直接向き合う医師になりたい」と自然と考えるようになりました。特に「多くの人と向き合い、その人生に寄り添う外来診療を自分の軸にしたい」という想いを強く持ち続け、呼吸器内科へ進みます。

 

呼吸器内科では肺がんや喘息、感染症など幅広い疾患を経験しました。その中で特に心を惹かれたのが 睡眠時無呼吸症候群 でした。当時は認知度が低く、日中の眠気や集中力低下に悩んでいても、病気と気づかないまま生活している人が多かったです。
「治療すれば改善できるのに、知らないことで人生の質を落としてしまっている──これはもったいない」と感じたことが、睡眠医療の道に進む決断となりました。

 

大学病院時代の大きな壁は、診療時間が働き世代に合っていなかったこと。夕方で診療が終わるため、治療が必要な人ほど治療を継続できない現実に悩みました。だからこそ、「自分で開業しよう」と決意。渋谷に開院した理由も、「仕事帰りに立ち寄れる場所であること」を最優先したためです。

渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニックに来院する人はどんな悩みを抱えている方が多いですか?

渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニックには、主に20〜60代の働き世代の方々が多いです。

悩みとして多いのが以下の症状です:

  • 日中の耐えがたい眠気や倦怠感

  • 集中力や判断力の低下

  • 朝の頭痛や口の乾き

  • 夜間何度もトイレに起きる

  • 家族から指摘される大きないびき・無呼吸

多くの方は「疲れているだけ」「ストレスだろう」と自己判断しがちな症状ですが、実際には睡眠時無呼吸症候群が隠れていることも多いです。

 

治療の流れは ①自宅での簡易検査 → ②自宅で可能な精密検査 → ③重症度に応じた治療選択 というステップ。
中等症〜重症の方には CPAP療法が第一選択となり、軽症の方は歯科による マウスピース治療も提案しています。

 

特筆すべきは、精密検査の9割以上を自宅で行っていること。そして治療が安定すれば オンライン診療を活用し、通院の手間を大幅に省くことができる点です。
患者さんの負担を最小限にし、高品質な治療を継続できる仕組みが整っているため、治療離脱のリスクが非常に低くなっています。

 

また、科学的根拠のある治療のみを提供しており、レーザー治療などは採用していません。「効果があること、安全であること」を最優先に、誠実な医療を提供していることが大きな信頼につながっていると考えています。

患者さんと向き合うときに意識していることや大事にしている考えについて教えてください。

私達が診療で最も重視しているのは、患者さんと「共通認識」を持って治療を始めることです。「なぜこの治療が必要なのか」「治療によって何が期待できるのか」を理解し、納得した状態で治療をスタートすることが、継続の鍵になると考えています。

 

そのため、初診時の説明には特に時間をかけ、丁寧なコミュニケーションを重視しています。一度目の診察で、患者さんが“前向きに治療したくなる状態”まで理解を深めることを目指しています。

 

また、治療開始後は医師だけでなく、経験豊富なスタッフ全員が伴走者となってサポート。医師には言いにくいこともスタッフには相談しやすい事が多いため、心理的な負担の軽減にもつながっています。

 

「私たちは患者さんのコーチであり、サポーターでありたい」──その姿勢は、LINE問い合わせによる支援やオンライン診療など、細かな配慮に表れています。
「患者さんが“ひとりで頑張る”治療ではなく、“二人三脚で歩む”治療こそが成功につながる」と考えており、その想いが 治療継続率90%以上という成果に繋がっています。

 

さらに、安全性や効果が確立された保険診療に限定している点も、「目先の手軽さに惑わされず、必ず患者さんの利益になる方法を選ぶ」という専門医療機関としての役割だと考えています。

睡眠改善に興味を持っている方々にメッセージをお願いします。

「もしこの記事を読んで少しでも心当たりがあれば、どうか“自分だけは大丈夫”と思わずに、一度専門医に相談してほしいです」

 

日本では、睡眠時無呼吸症候群の治療が必要な人は約940万人と推計されていますが、実際に治療しているのは100万人未満。治療法が確立されているにもかかわらず、知らないまま、あるいは気づかないまま生活の質を下げてしまっているケースが非常に多いのです。

 

日中の眠気や集中力低下は「気合で乗り切るもの」ではなく、治療できる“症状”であること。放置すれば、心筋梗塞や脳梗塞、高血圧、糖尿病などの重大疾患や、夫婦関係・仕事への影響にまで繋がることもあります。

 

しかし、逆に言えば、正しく治療すれば、人生は大きく変えることができるとも言えます。
「眼鏡を初めてかけたように世界が変わった」「イライラしなくなり、家庭が明るくなった」など、治療をきっかけに人生が前向きになった方は少なくありません。

 

睡眠の悩みに気づくことは、人生を取り戻す第一歩です。

 

最後に院長から読者の皆さまへのメッセージ:

「睡眠は“人生の質を左右する投資”だと思っています。
疲れや眠気が当たり前になっているなら、それは本来の姿ではありません。
ぜひ一度、自分の眠りを見直してみてください。正しい知識と治療で、眠りは必ず変わります。」

渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニックについて

渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック_院内の様子_1
渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック_院内の様子_2
渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック_外観の様子
施設名 渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック
住所 渋谷区宇田川町25-4 渋谷ダッキープラザビル4階
※ 椿屋カフェ、ファミリーマートの4階です
アクセス 各線渋谷駅徒歩すぐ
問合せ先 03-5428-0659
診療時間 10:00 - 13:00、15:00 - 19:00
※ 月曜日、日曜日、祝日は休診日
公式HP https://shibuya-sbm-clinic.com/
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