布用ボンドのおすすめ人気ランキング20選【接着剤も！ダイソー・100均や手芸用も】

布用ボンドは「何を重視するか」を明確にすることで、自分に合った一本が選べます。布用ボンド選びでチェックすべきポイントは、ズバリ以下です。

• 洗濯の有無・接着強度
• 速乾性・熱圧着が必要か
• 仕上がりの柔らかさを求めるか
• 厚手やナイロンなど特殊素材か

「入園グッズを洗濯機でガシガシ洗いたい」「出先で裾のほつれを応急処置したい」などの使用シーンを明確にすると、選ぶべき商品は自然と絞られてきます。

まずは「何を作るか」「洗濯するか」が最大の分岐点です。

「針と糸を使わずにレッスンバッグを作りたい」「剥がれたワッペンや名札を付け直したい」という親御さんにとって、洗濯耐久性は最重要ポイントです。通常のボンドは水に溶けやすく、洗濯機で回すと剥がれてしまいます。

このタイプは耐水性が高く、特にアイロンで熱を加えることで成分が架橋し、縫い目と同等の強力な接着力を発揮します。頻繁に洗うものを作るなら、ここを妥協してはいけません。

デニムの裾上げやキャンバス地（帆布）のトートバッグ作りなど、厚手で重みのある生地を接着したいDIY好きの方におすすめです。一般的なボンドはサラサラしており、厚地に塗っても繊維の奥に染み込んでしまい、表面の接着力が弱くなりがちです。

厚地用は粘度が高く設計されており、生地の表面にしっかり留まって強力に食いつきます。使用中の摩擦や、重い荷物を入れた時の引っ張りにも耐えられるタフさが魅力です。

「アイロンを持っているか」「今すぐ乾いてほしいか」でも重要な視点です。ただし、やはり最強の強度は「アイロン熱圧着」にあります。目的や使用シーンに合わせて最適なタイプを選びましょう。

家にアイロンがない学生さんや、単身赴任中の方、あるいはアイロンを出すのが面倒という方にはこのタイプが最適です。塗って指で圧着し、重しを乗せて置いておくだけで固定できます。

熱を加えるタイプに比べると最終的な強度はやや劣りますが、手軽さは最強です。出先でスラックスの裾がほつれた際などの応急処置用として、カバンに一本入れておくと非常に便利です。

「イベント直前に衣装のパーツが取れた！」「あと5分で直さないと撮影に間に合わない！」という緊急事態には、瞬間接着タイプが救世主となります。一般的な布用ボンドは完全乾燥に数時間〜24時間かかりますが、このタイプは待ち時間がほぼゼロ。

塗った瞬間に強力に張り付きます。ただし、一度つくと修正が効かないため、一発勝負の現場でのリカバリー用として持っておくのが正解です。

Tシャツ、ジャージ、レオタード、肌着など、伸縮する素材に使いたい方に必須の機能です。多くの強力ボンドは乾くとプラスチックのように「カチカチ」に固まり、生地の伸びを妨げてつっぱったり、着心地が悪くなったりします。

ソフト（ストレッチ）タイプは乾燥後もゴムのような柔軟性を保ち、生地と一緒に伸び縮みするため、動きの激しい衣装や肌に触れる部分に使っても違和感がありません。

ハンドメイド作家やドール服を作る方にとって、ボンドの「変色」は作品を台無しにする大敵です。一般的なゴム系ボンドなどは、時間が経つと酸化して黄色く変色（黄変）することがあります。

透明度が高く変色しないタイプ（水性ウレタン系など）を選べば、薄いオーガンジーや真っ白なレースに使ってもボンド跡が目立たず、美しい仕上がりを長期間維持できます。

「液体ボンドだと出しすぎてベタベタになる」「手が汚れるのが嫌」という方には、スティックタイプがおすすめです。文房具のスティック糊と同じ感覚で塗れるため、液垂れの心配がなく、手や机を汚しません。

お子様の夏休みの工作や、職場のデスクでスラックスのほつれを直す際にもスマートに使えます。ただし、細かい隙間への塗布には向かないため、広い面の接着に適しています。

ミニチュア制作や衣装へのラインストーン貼り付けなど、ミリ単位の細かい作業をする方には、ノズルの細さが命です。点や線でボンドをコントロールできるため、小さなパーツからはみ出さずに接着できます。

また、リボンや紐の切り口に少量塗って「ほつれ止め」として使う際も、極細ノズルなら必要な部分だけにピンポイントで塗布でき、仕上がりが非常に綺麗になります。

ダウンジャケットやテント、レインコートなど、ツルツルした化学繊維を補修したいアウトドア愛好家の方は注意が必要です。通常の布用ボンドは繊維に染み込んで固まるため、染み込まないナイロン素材は弾いてしまい接着できません。

この場合は「ナイロン対応」を明記した専用ボンドを選びましょう。小さな穴や裂け目を透明な液体で埋めることができるため、目立たずに機能回復できます。

バッグの持ち手や財布など、革製品を修理したい方やレザークラフト初心者向けです。革は油分を含んでいるため、普通のボンドではすぐに剥がれてしまいます。

皮革用ボンドは、革やゴムにも食いつく特殊な成分でできており、革特有の柔軟性を損なわずに強力に接着できます。布と革を貼り合わせる場合にも重宝するため、バッグのリメイクなどにも活躍します。

赤ちゃんのスタイ（よだれかけ）や肌着、マスクなど、肌に直接触れるものを作りたい方は、必ず成分表示を確認してください。シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質を含まない「ノンホルムアルデヒド」表記があるものを選びましょう。

「まち針だと手に刺さって痛い」「ミシンで縫っている最中に布がズレるのが嫌」という方には、仮止め用がおすすめです。縫う前の「しつけ」として使います。適度な粘着力で布を固定でき、ミシンで縫い終わった後に水洗いすると糊成分が溶けて消えます。

仕上がりの布が柔らかいまま保たれるため、パッチワークやキルトなどの精密な作業にも非常に重宝します。