自宅が映画館に!手軽に再生可能なDVD一体型プロジェクター

自宅を手軽にホームシアターにできるDVD一体型プロジェクターがあれば、雨の日などのおうち時間をさらに楽しく過ごせます。一時停止・再生可能なので、映画館にはまだ早い年齢のお子さんと一緒に観賞できるのも嬉しいポイントです。
テレビでは味わえない臨場感が魅力のDVD一体型プロジェクターは、投影距離・解像度・高音質・スマホ対応・Bluetooth接続・OS搭載など注目したいポイントが多く選ぶのが難しいですよね。実は、基本的な知識があれば自宅に合う機種を見つけられるんです。
そこで今回はDVD一体型プロジェクターの選び方やおすすめ商品を、解像度・アスペクト比・投影距離に注目してランキング形式で紹介します。DVD一体型プロジェクターのメリット・デメリットや壁にきれいに映す方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
DVD一体型プロジェクターとは?

DVD一体型プロジェクターとは、DVDプレイヤー機能を搭載しているプロジェクターです。本体の電源とDVDディスクを入れるだけで、スクリーンにDVD映像を映し出してホームシアターを楽しめる手軽さが、おうち時間を楽しみたい映画好きの方に人気があります。
ビジネス用プロジェクターは明るい部屋でもスクリーンに映し出せるモデルが多いのに対して、家庭用プロジェクターは映画の視聴やゲーム利用などを想定されているため画質にこだわったモデルが多いのが特徴です。
DVD一体型プロジェクターのメリットとデメリット
DVD一体型プロジェクターのメリットとデメリットを紹介しますので、プロジェクターを選ぶときの参考にしてください。
DVDプレーヤー内蔵プロジェクターのメリット

一般的なプロジェクターでDVDディスクを再生・投影する場合、プロジェクターにDVDプレイヤーを接続する必要があります。しかしDVDプレーヤー内蔵プロジェクターならそのまま再生・投影できるので、手軽で設置場所も多く取りません。
ホームシアターを楽しむたびにDVDプレイヤーを接続する手間がなく、機械が得意ではない方でも直感的に操作できるのも人気のポイントです。また、プロジェクターを使えば自宅にいながら映画館のような大画面の臨場感を味わえます。
DVD一体型プロジェクターのデメリット

DVD一体型プロジェクターのデメリットは、多くの機種がホームプロジェクターとして設計されているため、部屋を暗くしないと映像が見にくい点やスクリーンまでの投影距離を必要する点が挙げられます。
また、DVD一体型だと平常時は手軽に使えますが、プロジェクターの投影機能などが故障した場合、修理に出している間はDVDの視聴ができなくなります。
DVD一体型プロジェクターの選び方
DVD一体型プロジェクターは、投影距離や設置環境に合わせた機種を選ぶのが大切です。それぞれのポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
スクリーンまでの「投影距離」をチェック

DVD一体型プロジェクターを選ぶときは、まず投影距離をチェックしてください。最大投影距離や推奨投影距離が機種ごとに異なるので、自宅の設置したい部屋に合う機種を選ぶのがポイントです。
また、映像を最もキレイな画質で投影できるのが「推奨投影距離」なので、プロジェクターを設置する場所からスクリーンまでの距離は、事前に測っておくと失敗しません。投影距離の合う機種が見つからない場合は、短焦点プロジェクターも視野に入れてください。
設置環境で選ぶ
DVD一体型プロジェクターは、購入する前にプロジェクターを設置する場所やホームシアターにする部屋を決めて、その設置環境に合う機種を選んでください。
設置スペースが広いなら「ホームプロジェクター」

DVD一体型プロジェクターの設置スペースが広い場合は、ホームプロジェクターがおすすめです。ホームプロジェクターは販売機種が多いので、機能にこだわりながら商品を探せます。設置場所はテーブルや棚なのか、三脚を使用するかなどを決めてから選んでください。
長時間使用しているとプロジェクター本体が高温になる場合があるため、壁際に設置するなら前面吸排気になっている機種を選ぶなどの対策が必要です。ECサイトの口コミなども参考にしてみてください。
観賞スペースが狭いなら家庭用・小型の「短焦点プロジェクター」

DVD一体型プロジェクターの観賞スペースが狭い場合は、短焦点プロジェクターがおすすめです。設置場所からスクリーンまでの距離が長くとれない場合やホームシアター用の部屋に広さを確保できなくても、短焦点プロジェクターなら対応できます。
短焦点プロジェクターとは、明確な定義は決まっていませんが、1m前後の距離で大画面100インチを投影できるタイプです。ただ、DVD一体型の多くが距離1mで投影画面サイズ30インチであり、短焦点ではありません。
狭めの部屋でも大画面でDVDを楽しみたいなら、短焦点プロジェクターにDVDプレイヤーを接続するほうがおすすめです。
部屋の壁にスペースがない場合は「天井投影」もおすすめ

部屋の壁に十分なスペースをとれない場合は、天井投影もおすすめです。DVD一体型プロジェクターの投影距離が1m~の機種もあるので、部屋の天井なら十分映し出せます。また持ち運びできるコンパクトサイズなら、リビングと寝室などへの移動も簡単です。
寝室の枕元に設置して天井に投影すれば、横になってリラックスしながら大画面の映像を楽しめます。また、お子さんの寝かしつけにも役立ちます。
「解像度とアスペクト比(縦横比)」を確認する

解像度とは、画像のきめ細かさを表す数値です。これまでは「○○×○○」などピクセルで表記されていましたが、最近はドット数を表す「○○P」や「4K」などの表記が増えています。この数値が大きいほど、きめ細かい精細な動画が観られると考えてください。
アスペクト比とは、動画における縦横比の種類です。スタンダードの「4:3」とワイドの「16:9」が代表的なアスペクト比とされています。
くっきりした色合いは「コントラスト比」がポイント

コントラスト比とは、黒と白の明るさの比率を表す数値で「5,000:1」のように表記されています。数値が高いほどコントラスト比が高く、陰影がはっきりと映し出されるので暗いシーンもより見やすくなるのが特徴です。
明るいリビングで使いたいなら「明るさ」も大切

プロジェクターの明るさは「輝度(ルーメン)」で表記されています。カーテンを閉め、部屋を暗くしてホームシアターとして楽しむのであれば500~1,500ルーメンで問題ありませんが、日中カーテンを開けたまま鑑賞するのであれば3,000ルーメン以上がおすすめです。
操作性の高さを求めるなら「OS搭載」を確認

AndroidなどのOSが搭載されている機種なら、リモコンだけでメニュー操作から映画鑑賞まで操作できます。直感的に操作できるので、機械操作に慣れていない方や手軽な操作性を求めている方には、OS搭載のプロジェクターがおすすめです。
また、Bluetooth搭載であれば外部スピーカーと簡単に連携できるため、Bluetooth機能の有無も確認しておきましょう。
スマホ対応なら「接続端子・接続方法」に注目

DVD一体型プロジェクターをブルーレイプレイヤー・ゲーム機・パソコン・スマホ対応の場合は、接続端子や接続方法も重要なポイントになります。ほとんどの機器との接続にはHDMI端子を使用するので、2つ以上のポートがある機種がおすすめです。
古いパソコンにはVAG端子しか対応していないものもありますが、その場合は変換アダプターを別途購入して対応できます。ほかにもiOSやAndroidなどスマホ接続対応機種も増えているので、さまざまな使い方を想定して選ぶと失敗しません。
エプソンなどのメーカーはDVD一体型を販売してる?

プロジェクターの人気メーカーであるエプソン・AnkerのDVD一体型も気になるところですが、残念ながら両社とも扱っていません。エプソンは過去に販売していましたが、現在は終了しています。
エプソン・AnkerのプロジェクターでDVDを鑑賞したい場合はDVDプレーヤーを外付けするか、DVDを再生できるPCと接続して対応してください。一体型にこだわる場合はほかのメーカーをチェックしましょう。
「重さと価格」も忘れずに確認

プロジェクターを選ぶ際には、重量と価格を確認するのをおすすめします。重量は重たいと移動の際に手間がかかります。ただ、DVD一体型の多くが重さ1~1.3kgほどなので、部屋の中での移動はもちろん、外出先への持ち運びも問題なく可能です。
また、価格については1万5000円前後が一般的ですが、販売元によって価格は異なるため、お得に手に入れるなら複数の店舗やECサイトを比較した上で選んでください。
「スピーカー内蔵」「音の大きさ」もチェック

DVD一体型プロジェクターの多くがスピーカーを内蔵しています。スピーカーを外付けせずにプロジェクター単体で使用したい方はスピーカー搭載の有無を確認しましょう。
また、スピーカーの音の大きさはW数で示されますが、DVD一体型のW数は4W(2W×2)または6W(3W×2)が一般的です。ワンルームや寝室など狭めの部屋なら十分ですが、リビングのような広い空間では20Wは必要になります。
広めの空間でプロジェクターを使用するなら、別途スピーカーを接続するほうがおすすめです。また、外部スピーカーのほうが音質も優れています。
DVD一体型プロジェクターの人気おすすめランキング6選
第1位 Anker Nebula (ネビュラ) DLP HDMI usb Apollo
モニタ得票数:0件
Anker Nebula DLP HDMI USB Apolloは、モバイルプロジェクターとして非常に優れた性能を持っています。タッチパネル操作により、直感的にメニューを操作でき、映画鑑賞もスムーズに楽しめます。DLP技術を採用し、200ANSIルーメンの明るさで854×480画素の高精細映像を最大100インチの大画面で映し出します。Android 7.1を搭載しているため、YouTubeやAmazon Prime Video、Netflixなどのアプリを通じて、好きなコンテンツを手軽に楽しむことができます。また、最大4時間の連続再生が可能で、アウトドアなど電源が確保しにくい場所でも映画を楽しむことができます。パッケージには、プロジェクター本体、電源アダプター、リモコン、クイックスタートガイドが含まれています。
商品スペック:
- 明るさ:200 ANSIルーメン
- 解像度:854×480ピクセル
- 最大投影サイズ:100インチ
- 連続再生時間:最大4時間
- 重量:1.28kg
- サイズ:5.16 x 2.56 x 2.56インチ
第2位 エプソン EPSON dreamio ホームプロジェクター EH-TW7100
モニタ得票数:0件
エプソンのEH-TW7100は、4K/HDR対応のホームプロジェクターで、3000lmの明るさを誇ります。3LCD方式を採用しており、色再現性と階調表現が優れているため、明るいリビングでも高画質な映像を楽しむことができます。設置の自由度も高く、レンジシフトとズーム機能により、映像を上下・前後に動かすことが可能です。台形補正機能も搭載しており、斜めからの映像歪みを簡単に修正できます。内蔵スピーカーに加え、Bluetoothスピーカーとの接続も可能で、ゲームなどの動きの速いコンテンツにも対応した設定が用意されています。安心の1年間無償保証も付いており、安心して使用できます。
商品スペック:
- 明るさ:3000lm
- コントラスト比:100000:1
- 対応解像度:4K/HDR
- Bluetooth対応:はい
- スピーカー:内蔵
- サイズ:高さ約15.7cm、幅約31cm、奥行き約31cm
第3位 東京Deco プロジェクター 家庭用 1080P
モニタ得票数:0件
東京Decoの家庭用プロジェクターは、1080Pの高解像度と170ANISルーメンの明るさを誇り、約30~180インチの大画面投影が可能です。地上デジタルチューナーとDVDプレーヤーを内蔵しており、地デジ放送やDVDコンテンツを手軽に楽しむことができます。さらに、台形補正機能を搭載しているため、設置場所に関わらず美しい映像を実現します。USBポートやHDMI端子も備えており、スマホや他のデバイスとの接続も簡単です。コンパクトなサイズ(約182×164×100mm)で、持ち運びも便利です。
商品スペック:
- 投影サイズ: 約30~180インチ
- 光源/寿命: LED 約30,000時間
- 解像度: 1920×1080サポート
- 地デジチューナー: 受信チャンネル(UHF/物理CH:13~62)
- DVD/CDプレーヤー: 対応フォーマット(DVDビデオ・DVD-R/RW・音楽CDなど)
- 本体サイズ: 約182×164×100mm
- 重量: 約1.0kg
- 出入力端子: 電源入力・アンテナ入力・miniB-CASスロット・USB2.0ポート×2
第4位 RAMASU(ラマス) RA-PD080
カラーは定番のホワイト以外にブラックとレッドも展開しています。お部屋の雰囲気や好みに合わせてカラーを選びたい方にもおすすめです。
商品スペック:
- 解像度:800×480,サポート1920×1080
- アスペクト比:4:3/16:9
- 明るさ:54 ANSI ルーメン (国内検査済)
- 投影サイズ:30-150インチ
- 投影距離:約1m~4.2m
第5位 AKART APRJ01DV
本体の重さは約1.1kgと軽量で部屋の移動など持ち運びも簡単です。
商品スペック:
- 解像度:800×480(1920×1080サポート)
- アスペクト比:4:3/16:9
- 明るさ:2,000ルーメン
- 投影サイズ:30~150インチ
- 投影距離:約1~4m
第6位 ダイニチ電子 WPJ-D100
USBポート・HDMI入力端子・VGA入力端子など複数の接続端子を搭載しており、他の機器に接続して使用することも可能です。
商品スペック:
- 解像度:1280x720
- アスペクト比:4:3/16:9
- 明るさ:70ANSI(3000ルーメン)
- 投影サイズ:30~150インチ
- 投影距離:約1.0~4.2m
プロジェクターをきれいな画質で壁に映す方法

スクリーンを使用せずにきれいな画質で壁に映す方法としては、スクリーンの代用でロール紙を使用する方法があります。生活空間の壁紙は凸凹がある場合が多く、そのままだと凸凹が生み出す陰影でなめらかな映像を映すのは難しいです。
投影したい壁にスクリーンの代用として白いロール紙を貼りつければ、壁に直接投影してもきれいな映像が楽しめますので、ぜひ試してみてください。
ブルーレイ対応のDVD一体型プロジェクターはある?

現時点では、ブルーレイ対応のプロジェクターは販売されていません。プロジェクターでブルーレイディスクの映像を楽しみたい場合は、プロジェクターにブルーレイプレイヤーを接続する必要があります。
なお、ブルーレイディスクをきれいな映像で楽しむには、プロジェクターのパネル解像度も重要です。高画質にこだわる場合は、プロジェクターのパネル解像度の高い機種を選んでください。
DVD一体型プロジェクターはレンタルできる?

DVD一体型プロジェクターのレンタルサービスは存在しますが、多くの場合はイベント会場での使用を目的としたものです。文化祭・結婚式・パーティなどのイベント時は、レンタルサービスを利用するのもおすすめです。
ホームプロジェクターとビジネスプロジェクターの違いは?

ホームプロジェクターとビジネスプロジェクターの違いは「明るさ」です。部屋を暗くして映画館のように楽しむ機会が多いホームプロジェクターと異なり、明るい会議室などで使用するビジネスプロジェクターは明るさを重要視した機種が多く販売されています。
一方で、「色合い」や「画質」などの美しい映像に力を入れているのがホームプロジェクターです。高輝度で美麗な映像やなめらかな動画を楽しむには、ビジネスプロジェクターではなくホームプロジェクターが向いています。
まとめ
この記事では、DVD一体型プロジェクターの選び方と人気おすすめ商品を、解像度・アスペクト比・投影距離・その他機能に注目して紹介しました。自宅で簡単・手軽にホームシアターを楽しめるDVD一体型プロジェクターを選ぶときは、ぜひ参考にしてください。