「コンシーラーパレット」が合っている人とは?

クマやシミなどを隠すために、いきなり肌色のコンシーラーを厚塗りするのは逆効果になることも。たとえば青クマであれば青色の「補色」であるオレンジを先に薄く仕込むことで、驚くほど自然に、そして少量でカバーできるんです。
コンシーラーパレットは、特に以下のような方におすすめです。複数の色を混ぜ合わせることで、どんな肌悩みにもピンポイントで対応できる「自分だけの色」を作れるのが、コンシーラーパレット最大のメリットです。
- クマ、ニキビ跡、シミ、くすみなど、隠したい肌悩みが複数ある方
- 単色のコンシーラーでは色が合わず、白浮きしたり逆に目立ったりしてしまう方
- 日によって肌の色や悩みの状態が変わりやすい方
- より自然で完璧なベースメイクを目指したい方
後悔しない!コンシーラーパレットの選び方
【最重要】肌悩み別「色」の選び方|補色の法則を覚えよう
コンシーラーパレットを使いこなす鍵は、「補色」の法則を理解することです。補色とは、色相環で正反対に位置する色のことで、お互いを打ち消し合う効果があります。
悩みの色と反対の色を仕込むことで、厚塗りせずとも自然にカバーできます。
| 悩み | 悩みの色 | おすすめの色 |
|---|---|---|
| 青グマ | 青・紫 | オレンジ・ピーチ系 |
| 茶グマ | 茶 | イエロー・オレンジ系 |
| ニキビ跡・赤み | 赤 | グリーン系 |
| シミ・そばかす | 茶色 | ベージュ・オークル系 |
| くすみ・ハイライト | 黄ぐすみ | パープル・ピンク系 |
カバーしたい場所で選ぶ「テクスチャー(硬さ)」

- 硬めのテクスチャー: カバー力が高く、ヨレにくいのが特徴。シミやニキビ跡など、ピンポイントでしっかり隠したい場所におすすめです。
- 柔らかめのテクスチャー: 伸びが良く、肌に馴染みやすいのが特徴。皮膚が薄く、動きの多い目元のクマや、口元のくすみなど、広い範囲を自然にカバーしたい場所におすすめです。
初心者はツール付き?「付属ブラシ・チップ」の有無

多くのパレットにはブラシやチップが付属しています。ブラシは広範囲にふんわり乗せるのに、チップは狭い範囲にしっかり色を乗せるのに適しています。特に初心者の方は、細かい部分にも的確に乗せられるツール付きのものを選ぶと、仕上がりが格段に綺麗になります。
両端で形状が違うWエンドタイプだと、さらに使い勝手が良いでしょう。
敏感肌さんは肌に優しい処方のものを

ニキビ跡など、肌が敏感になっている部分に使う場合は、肌に優しい処方のものを選びましょう。「石鹸オフOK」「ミネラルコスメ」「アルコールフリー」といった表記があるものがおすすめです。
人気ブランドの特徴を知る

- プチプラ(セザンヌ、キャンメイクなど): 低価格ながら、トレンドを押さえたカラー構成と高いカバー力を両立した優秀な製品が多いのが魅力。初心者の方が最初に試すのに最適です。
- デパコス(コスメデコルテ、IPSAなど): 肌へのフィット感や、時間が経っても崩れにくい持続力、スキンケア効果などが秀逸。仕上がりの美しさを追求する方におすすめです。
- 韓国・中国コスメ(TFIT、TIMAGEなど): 非常にカバー力が高く、少量でしっかり隠せる製品が多いのが特徴。SNSでも頻繁に話題になります。
【価格帯・ブランド別】コンシーラーパレットおすすめランキング15選
【プチプラ】初心者にもおすすめ!コスパ最強優秀パレット
| カラー構成 | 2色(レッド、ベージュ) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | 青グマ |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | なし |
| UVカット効果 | ― |
| カラー構成 | 3色(ベージュ系) |
| テクスチャー | 硬め |
| 主な悩み対応 | シミ、ニキビ跡、そばかす、クマ |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | なし |
| UVカット効果 | SPF30・PA++ |
| カラー構成 | 3色(オレンジ、ベージュ系) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | クマ、シミ、ニキビ跡、ハイライト |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | あり(Wエンドブラシ) |
| UVカット効果 | SPF50+・PA++++ |
| カラー構成 | 4色(ベージュ系、ピーチ、グリーン) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | クマ、ニキビ跡、赤み、シミ |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | なし |
| UVカット効果 | SPF27・PA++ |
| カラー構成 | 9色(コントロールカラー、ベージュ系) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | あらゆる肌悩み |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | なし |
| UVカット効果 | ― |
| カラー構成 | 4色(コントロールカラー、ベージュ系) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | 色ムラ、くすみ、クマ、シミ |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | あり(ブラシ、チップ) |
| UVカット効果 | SPF28・PA++ |
| カラー構成 | 3色(ピンク、ベージュ系) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | クマ、色ムラ |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | あり(ブラシ) |
| UVカット効果 | SPF26・PA++ |
| カラー構成 | 4色(コンシーラー、ハイライト、バーム) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | メイク直し、乾燥、くすみ |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | あり(Wエンドチップ) |
| UVカット効果 | SPF25・PA++ |
【デパコス・高級コスメ】プロも愛用する実力派パレット
| カラー構成 | 4色(コントロールカラー、ベージュ系) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | クマ、シミ、くすみ、赤み |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | あり(ブラシ2種、チップ1種) |
| UVカット効果 | SPF15・PA+ |
| カラー構成 | 6色(コントロールカラー、ベージュ系) |
| テクスチャー | 硬め |
| 主な悩み対応 | あらゆる肌悩み |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | なし |
| UVカット効果 | ― |
| カラー構成 | 4色(コントロールカラー、ベージュ系) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | クマ、シミ、色ムラ |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | なし |
| UVカット効果 | ― |
| カラー構成 | 3色(オレンジ、ベージュ系) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | クマ、シミ、ニキビ跡 |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | あり(Wエンドブラシ) |
| UVカット効果 | SPF36・PA+++ |
| カラー構成 | 3色(ピンク、ベージュ系) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | クマ、シミ、ニキビ跡、色ムラ |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | あり(ブラシ) |
| UVカット効果 | SPF25・PA+++ |
| カラー構成 | 3色(サーモン、ベージュ系) |
| テクスチャー | 柔らかめ |
| 主な悩み対応 | クマ、シミ、ニキビ跡 |
| 付属ツール(ブラシ/チップ)の有無 | あり(Wエンドブラシ) |
| UVカット効果 | ― |
劇的に仕上がりが変わる!コンシーラーパレットの使い方

【前提】塗る順番は?ファンデーションとの相性も大切
塗る順番は、使用するファンデーションの種類によって変わります。
- リキッド・クリームファンデの場合: ファンデーションの後。先に塗ると、ファンデを重ねる際にヨレてしまいます。
- パウダーファンデの場合: ファンデーションの前。先にコンシーラーで悩みを整えてから、パウダーを優しく乗せます。
色の混ぜ方の基本テクニック
パレットの空きスペースや手の甲で、2色を少しずつ混ぜ合わせます。例えば、オレンジでクマをカバーした後、上から重ねるベージュは、自分の肌より少し暗めの色と明るめの色を混ぜて作ると、より自然に馴染みます。
クマを完璧に隠す「重ね方」
- まず、クマの青みが最も強い部分に、オレンジやピーチ系のコントロールカラーを薄く乗せます。指で優しく叩き込むように馴染ませましょう。
- その上から、自分の肌色に合わせたベージュ系の色を重ねます。この時、コンシーラーブラシを使うと薄く均一に塗れて、よりプロに近い仕上がりになります。
ニキビ跡を自然にカバーする「点置き」テクニック
- 赤みが気になる部分に、グリーン系のコントロールカラーを少量、ピンポイントで乗せます。
- その上から、肌より少し暗めのベージュ系カラーを、悩みの範囲より一回り大きく乗せます。
- 最後に、コンシーラーと肌の境目を、何もついていない指やスポンジで優しく叩き込み、ぼかして馴染ませます。中心は触らず、輪郭だけをぼかすのがコツです。
【+α】仕上がりを格上げするプロの技
- ヨレを防ぐコツ: コンシーラーを塗った後、何もついていないスポンジで軽く押さえて余分な油分をオフし、上からフェイスパウダーをブラシでふんわり重ねると、格段に崩れにくくなります。
- ツールの使い分け: 広い範囲は指や大きめのブラシ、細かいニキビ跡などは小さめのブラシやチップと使い分けることで、仕上がりが格段にレベルアップします。
よくある質問(FAQ)

Q. パレットの色が余ってしまいます。
A. 明るい色はハイライトとしてTゾーンやCゾーンに、暗い色はシェーディングとしてフェイスラインに使うなど、工夫次第でマルチに活用できます。
Q. コンシーラーを使うと、逆にシワが目立ちます。
A. 塗る量が多すぎるのかもしれません。また、メイク前に目元をアイクリームなどでしっかり保湿し、コンシーラーはなるべく薄く、優しく叩き込むように塗るのがポイントです。厚塗りすると、かえってシワに入り込んで目立ってしまいます。

















