国産デニムはぜひ1本持っておきたいアイテムです。日本製で高品質なので世界でもデニムの最高峰と格付けされています。国産デニムにはメンズもレディースもあり、ストレートやスキニーなどシルエットの種類も豊富です。

実は、国産デニムはリーズナブルで安い商品もたくさんあります。岡山ジーンズの桃太郎ジーンズや、児島ジーンズなどのハイブランドもあり、高級なイメージもありますが、アメカジジーンズとして日常使いしやすいものも多いです。カジュアルなおしゃれを楽しみましょう。

今回は国産デニムの選び方や人気おすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングはカラー・シルエット・素材などを基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

国産デニムの特筆すべき特徴は、その品質です。国産デニムの多くは熟練の職人がハンドメイドで製造しているものが多く、ディティールにまでこだわって作られています。また、縫製もていねいなので、長く使いやすいです。

また、ジーンズならではの色落ちや質感の変化を楽しめる点も魅力的です。長く使うほど味わいが深まります。さらに日本人の体型に合わせて製造されているため、海外製よりフィットするジーンズが多いです。

一方で多くの海外大手ブランドは、大量生産をするために人件費の安い発展途上国で製造しています。そのため品質が低い商品が多く出回り、品質を求めるユーザーは丁寧に作り込まれた国産デニムに注目するようになりました。

国産デニムは高品質が特徴です。自分に合うものを選ぶなら、シルエット・生地・ブランドなどをチェックしましょう。

ジーンズにはストレート・スキニー・フレア・ブーツカット・ワイドなどさまざまなシルエットがあります。それぞれ解説しますので参考にしてください。

ダボついた感じのジーンズが好きな方にはストレートがおすすめです。一直線になったシルエットが特徴で、太ももから裾が一直線なものをレギュラーストレート、腰・太もも回り・太ももから膝にかけてゆとりを持たせているものをルーズストレートと呼びます。

ストレートから派生したものには、レギュラーストレート・テーパードストレート・ルーズストレート・スリムストレートがあります。それぞれはき心地が違うので、好みや体格に合わせて選びましょう。

脚のラインをきれいに見せたい方にはスキニーがおすすめです。細身に仕立てられているので体の線にぴったり合います。着脱のしにくさが気になる方は、ストレッチなどが入った柔らかい生地を選びましょう。

スキニーパンツはスタイリッシュなデザインのものが多く、ファッションでも人気が高いシルエットです。以下の記事では、メンズスキニーパンツの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

下半身のラインを隠したい方にはフレアやブーツカットがおすすめです。フレアはヒップから膝までは体にフィットし、膝から裾にかけて徐々に広がります。ブーツカットはヒップから膝にかけて少しシェイプし、膝から裾にかけて緩やかに広がる点が特徴です。

ゆったりしたデザインが好きな方にはワイドがおすすめです。ダボダボ感が特徴で、身長が高い方に適しています。子どもっぽくなりすぎないよう、上と下のバランスや着こなしをよく考えてカラー選びをしましょう。

身長が低い方がワイドを選ぶ場合は、幅が広すぎないものがおすすめです。すらっとした見た目になるように意識すると自分に合うものが見つけやすくなります。ただ、サイズ感が合わないとおしゃれに見えません。

デニム生地の素材は綿100%のもの・ストレッチ素材・生デニムなど種類が豊富です。素材ごとのはき心地や特徴を解説します。

1本のデニムを長く穿きたい方には耐久性の高い綿100%の生地がおすすめです。綿100%のものは伸縮性が高くないため、穿き始めは生地の硬さを感じますが、穿き込むほど身体になじみます。耐久性も高く、外出する機会が多い方にも最適です。

よく動く方やジーンズ特有の窮屈さが苦手な方にはストレッチ素材がおすすめです。ポリウレタンを混紡し、はき心地のよさもあります。耐久性は少し劣りますが、膝などの関節が動かしやすいので、アクティブなシーンにも最適です。

生デニムは、防縮加工などの加工が一切されていないデニムを指します。生地が早く縮み、短期間で自分の体にフィットする点が特徴です。また生デニムは生地の糊を洗い落とされていないので、独特の色落ちも一緒に楽しめます。

国産デニムならではの生地でできたものがほしい方は生地がジンバブエコットンでできているものを探しましょう。枯葉剤不使用に加え、手摘みで収穫しているので繊維がつぶれず、やさしいはき心地を楽しめます。

軽い着心地のデニムがほしい方は、ライトオンスがおすすめです。ライトオンスは、スキニーデニムなどストレッチ性が高いデニムに使用されます。耐久性が低いのがデメリットですが、薄手なので夏用のデニムや軽い着心地がを好む方に適しています。

オールシーズン履ける国産デニムがほしい方や、初めて国産デニムを着用する方はレギュラーオンスがおすすめです。レギュラーオンスのデニムは、薄すぎず厚すぎないほどよい厚みが魅力。また、自然な色落ちを楽しめるのも特徴です。

長く着用したい方は、ヘビーオンスがおすすめです。ヘビーオンスは、厚手で重たく耐久性に優れているのが特徴。最初は硬く履きにくいのがデメリットです。バイカーなど、重厚感があるデニムを楽しみたい方に適しています。

デニムを耐久性で選ぶ方は、生地の厚みをチェックしましょう。デニムの厚さは「オンス(oz)」の単位で確認できます。一般的にライトオンスは10オンス未満・レギュラーオンスは11～14オンス程度・ヘビーオンスは15オンス以上が目安です。

ライトオンスのデニム生地はストレッチ性が求められるスキニーデニムによく用いられます。薄手なので、夏場でも着用したい方におすすめです。レギュラーオンスのデニムはほどよい厚みがあり、季節を問わず着用できます。

ヘビーオンスのデニムは厚手で重量ですが耐久性にすぐれているので、当初はバイカーなどに親しまれていました。はき始めは硬く、とくに20オンスを超えるデニムはしゃがみにくくなります。そのため、なじむまで時間がかかりやすいです。

国産デニムには有名なブランド品がたくさんあります。ブランドもののジーンズは高品質で長くはけるのでおすすめです。

デニムの超王道といえば「エドウイン」です。最初は卸売の業者でしたが、1963年からオリジナルジーンズを作り始めました。日本人に合ったデニムを作るとの想いのもと、日本らしい国産デニムを展開しているブランドです。

ウェアハウスは「ヴィンテージデニムの忠実な復刻」なるテーマで日々研究を重ねているジーンズブランドです。糸の1本1本までしっかり研究されています。定番モデルは時間が経つとボタンに錆がつき、色落ちすると生地に文字が浮き出すなど、独特の意匠が特徴です。

2005年に創業されたレッドカードは、ボタン・糸・デニムファブリックにいたるるまで、すべて国産製品を使っているハイブランドの国産デニムメーカーです。とりわけスキニータイプに人気が集まっています。

ポケットの端にほつれを作るなど、職人の細かいこだわりによってヴィンテージ加工を施されている点が魅力です。以下の記事では、レッドカードデニムの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

TCB ジーンズは岡山県倉敷市児島にあるジーンズ縫製工場の自社ブランドです。リーズナブルな価格で本格的なデニムを楽しめます。こだわりの大戦モデルもラインナップしていて、デニムファンの間で人気です。

リベルタは高級な国産デニムを扱う人気ブランドです。メンズ・レディースともに豊富なデザインで用意されています。長く穿けて経年変化を楽しめる高級デニムがほしい方は、ぜひ探してみてください。

アメカジジーンズが好きな方にはリゾルトがおすすめです。いつでも同じ型のジーンズを手に入れられるよう、ラインナップを4種類に絞っています。織布から仕上げまで中国地方の備後地区に伝わる昔ながらの方法で行っているのも特徴です。

「エヴィス」はヒップのカモメペンキがあまりにも有名な国産デニムブランドです。ストリートファッションらしいワイドタイプのラインナップが特徴になっています。ゆったりとしたシルエットはどなたでも履きやすい逸品です。

その名の通り国産デニムで欧米から高い評価を得ているブランドです。日本のブランドでありながらも、世界各国のコットンを使用するなど、品質の向上に余念がありません。シンプルで使いやすく、世界で100店舗以上の店舗を持つほど人気です。

「オアスロウ」は、デニム全盛期と呼ばれる1960年のミシンを使用するなど、強いこだわりを持って生産を行なっているのが特徴です。デニムアイテムを中心とし、イージーパンツなども取り扱っていていつでも履けるジーンズが手に入ります。

ヒステリックグラマーは1960〜1980年代のロックミュージックをバックボーンにしているブランドで、ロックの香り漂うジーンズが魅力的です。ダメージデニムやベルボトムなどデザイン性に優れています。

「ドゥニーム」は老舗デニムブランドで、1988年に創業されました。ヴィンテージデニムの再現を行うレプリカブランドのパイオニアです。現在ではデイリーユースに最適なオリジナル品も多く扱い、国内工場で生産し、素材選びにもこだわりがあります。

岡山ジーンズは世界有数のデニム製産地で、多くのブランドがあります。高品質で長持ちするので、迷ったら岡山デニムもおすすめです。

最高級で最高峰の国産デニムを選ぶなら岡山デニムがおすすめです。岡山は日本でも有数の繊維の街であり、岡山デニムは主に井原・児島で生産されているデニムの総称です。岡山デニムと言わず井原デニム、児島デニムとわけて呼ばれる場合もあります。

岡山デニムは職人たちが長い間受け継いできた知識・経験・物作りの情熱などがふんだんに詰め込まれています。世界でも評価される高品質な逸品を世に送り出しており、世界中のジーンズ好きからの評価が高いです。

ジーンズの格付けを気にする方には桃太郎ジーンズがおすすめです。国産ジーンズ発祥の地とも呼ばれている岡山の児島で生産されています。ジーニストなら1枚は持つと呼ばれているハイブランドです。

桃太郎ジーンズのカラーは、黒と見間違えるほどに濃いインディゴに仕上げられています。毎日履くと色が落ちて自分だけのデニムとしてなじむため、オリジナリティやファッションにこだわる方におすすめです。

高品質で安いコスパのいい岡山デニムなら児島ジーンズがおすすめです。桃太郎ジーンズ同様、児島にある人気スポットであるジーンズストリートに名を連ねています。児島ジーンズは熟練の職人が染色から縫製まで手がけている点が特徴です。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

デニム生地で仕立てた衣類はジーンズ以外に、スカートやジャケットなどもおすすめです。どこに取り入れてもおしゃれに見えるので、普段からコーディネートに取り入れている方もたくさんいます。

デニムは使い込めば込むほど味が出るので、1つ持つだけでも全体が締まって見えます。以下の記事では、デニムスカートと作業着の人気おすすめランキングをご紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。

デニムはさまざまなコーデと相性がいい点が最大のメリットです。パーカーと合わせればカジュアルコーデ、ジャケットで引き締めればビジネスコーデにも応用できます。また、近いトーンのデニムのジャケットとコーディネートすることで、男らしいおしゃれなセットアップ風コーデを演出できます。

さらに淡いブルーのシャツと濃い色のデニムパンツを合わせることで、さわやかな雰囲気を演出可能。キャップやハットの色をブルー以外の淡いカラーをチョイスしてメリハリあるコーデを楽しみましょう。シーンや好みに合わせて、自分に合ったデニムコーデを見つけてください。

国産デニムは高品質で、長くはけるジーンズです。日本人の細かい作業でこそなしえるこだわり品がたくさんあります。リーズナブルな商品もあるので、ぜひ1本手に入れて自分だけのデニムにしましょう。