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広島周辺でレーシック手術ができるおすすめ病院5選|眼科医師紹介・症例実績・治療費用の比較など選び方を解説
レーシック手術(LASIK)は、レーザーで目の角膜厚を変えて視力を矯正する屈折矯正手術で、世界中で長年行われてきた信頼できる近視治療法です。 近年は、ICL(アイシーエル・眼内コンタクトレンズ)やSMILE(スマイル)といった術後のドライアイなど合併症リスクが少ない新しい治療法も普及していますが、依然として主流の国もあり、日本国内でも専門クリニックが多数存在します。 そこで本記事では、広島周辺でレーシック手術が受けられるおすすめの眼科クリニックを紹介します。
最終更新日:2025/9/17

レーシック手術を安心して受けられる病院の探し方

ここでは、レーシック手術を安心して受けられる病院の探し方について解説します。

アフターケアが手厚い病院から探す

どこの病院でレーシック手術を受けるか決めるうえでは、術後のサポートの内容をチェックすることも重要です。術後のサポートの内容や期間は病院によってさまざまで、手術にかかる費用のみで病院を決めてしまうと、のちに「再手術代や追加でかかった費用を考えると、手術費用は少し高いけどあっちの病院の方がお得だった」なんてこともあるかもしれません。

 

▼この記事で紹介している病院の手術費用とアフターケアの一例
(最終更新日:2025年8月)

病院名手術費用とアフターケアの内容
ソレイユ眼科
(広島県安芸郡)
手術代:275,000円
術後検診の無料期間:1年間
再手術の無料期間:1年間
木村眼科内科病院
(広島県呉市)
手術代:300,000円
術後検診の無料期間:6ヶ月間
再手術の無料期間:1年間
くが眼科
(広島県広島市)
手術代:264,000円
術後検診の無料期間:ー
再手術の無料期間:ー
先進会眼科 福岡天神
(福岡県福岡市)
手術代:198,000円
術後検診の無料期間:3年間
再手術の無料期間:3年間
品川近視クリニック 福岡院
(福岡県福岡市)
手術代:320,000円
術後検診の無料期間:10年間
再手術の無料期間:10年間

 ※ 費用はすべて税込。 公式サイトに記載がない場合は「ー」と表記
 ※ クリックすると記事内の各病院紹介へ飛びます

 

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症例実績の多い病院から探す

レーシック手術を受けるうえで、病院の手術実績(=症例数)を確認するのもとても大切です。病院によっては、ホームページで症例数を公表している場合もあります。また、病院自体の手術実績のほかに、執刀医の経歴なども見ておくとなお安心です。この記事では、広島周辺のレーシック手術が受けられる5つの病院が各ホームページで公表している症例数を下記のように表でまとめ、随時更新しています。

 

▼この記事で紹介している病院が公表している症例実績
(最終更新日:2025年8月)

病院名公表している症例実績
ソレイユ眼科
(広島県安芸郡)
木村眼科内科病院
(広島県呉市)
くが眼科
(広島県広島市)
先進会眼科 福岡天神
(福岡県福岡市)
50,000件以上
(2002年11月1日〜2024年7月15日※1)
品川近視クリニック 福岡院
(福岡県福岡市)
54,771
(2009年1月〜2025年4月)

 ※ 公式サイトに記載がない場合は「ー」と表記
 ※ クリックすると記事内の各病院紹介へ飛びます
 ※1 先進会眼科グループ全体のレーシック手術の件数

患者に合った視力矯正方法を提案できる病院から探す

視力矯正方法にはレーシックのほかにも、目の中に直接レンズを移植するICL(眼内コンタクトレンズ)手術や就寝中に専用レンズを着け角膜の形状を矯正するオルソケラトロジーなど、患者の目の状態に合わせて多種多様な選択肢があります。そもそも自分の目にとって一番合う視力矯正がレーシックでなかった時に、最適な視力矯正方法を提案できる病院でないと、別の病院にたらい回しにされたり、最悪の場合はリスクについて十分な説明がされないまま手術を受け、術後に様々な合併症を伴う危険性もあります。レーシック手術で失敗しないためには、「レーシック」という一つの手段にとらわれず、患者の目に合わせてさまざまな視力矯正方法を提案できる病院を選びましょう。

 

▼この記事で紹介している病院が提案できる視力矯正方法
(最終更新日:2025年8月)

病院名提案できる視力矯正方法
ソレイユ眼科
(広島県安芸郡)
LASIK(レーシック)
オルソケラトロジー
老眼治療(多焦点眼内レンズ)
木村眼科内科病院
(広島県呉市)
LASIK(レーシック)
PRK(ピーアールケー)
ICL(後房型眼内レンズ)
くが眼科
(広島県広島市)
LASIK(レーシック)
PRK(ピーアールケー)
ICL(後房型眼内レンズ)
オルソケラトロジー
先進会眼科 福岡天神
(福岡県福岡市)
ICL(後房型眼内レンズ)
LASIK(レーシック)
IPCL
オルソケラトロジー
老眼治療(多焦点眼内レンズ)
品川近視クリニック 福岡院
(福岡県福岡市)
LASIK(レーシック)
ICL(後房型眼内レンズ)
アルチザン(前房型眼内レンズ)

 

また、アイクリニック東京 院長の北澤医師によると、日本ではこの10年間でレーシックの症例数が減少傾向にあり、その一方でICL(眼内コンタクトレンズ)の人気が急速に高まっています。

 

2023年には、日本で行われた全屈折矯正手術の約70%をICLが占めるようになりました。

 

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広島周辺でレーシック手術を受けられる病院5選

ここでは広島周辺のレーシック手術ができる病院を5院紹介します。「自分に合っている視力矯正の方法を知りたい」「自分はレーシック手術ができる目なのか知りたい」という方は、気になった病院に一度来院し、レーシックの適応検査を受けてみることをおすすめします。

 

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ソレイユ眼科(広島県安芸郡)

https://pixabay.com
ソレイユ眼科(広島県安芸郡)
公式サイトで詳細を見る

▼ソレイユ眼科の特徴

イオンモール広島府中内にあるソレイユ眼科は車や公共交通機関でもアクセスしやすく、第二・第四日曜日も受診可能なので通いやすいです。レーシック は両眼275,000円で術後1年間の再手術料・検査・診察料も全て含まれているため、わかりやすいプラン設定です。

 

▼料金表

コース料金
レーシック275,000

 

▼診療時間

 
9:00~12:30
14:00~18:00

※ ▲...第2、4、5週は休診

 

▼アクセス

住所広島県安芸郡府中町大須2丁目1-1 イオンモール広島府中 2F
最寄り駅

天神川駅より徒歩約5分

問合せ先082-561-0123

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

くが眼科(広島県広島市)

https://pixabay.com
くが眼科(広島県広島市)
公式サイトで詳細を見る

▼料金表

コース料金
レーシック264,000

 

▼診療時間

 
9:00~12:30
14:30~18:00

 

▼アクセス

住所広島県広島市佐伯区五日市中央 7-12-1
最寄り駅

天神川駅より徒歩約5分

問合せ先082-923-8904

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

木村眼科内科病院(広島県呉市)

https://kimura-eye.or.jp
木村眼科内科病院(広島県呉市)
公式サイトで詳細を見る

▼木村眼科内科病院の特徴

木村眼科内科病院は、広島県呉市にある「眼の総合病院」です。定期的にLASIK・ICL説明会を行っており、患者の気持ちを考えた手術を行っています。ホームページには手術例を公開しており、症例数の豊富さがうかがえます。

 

▼料金表

コース料金
アイデザインレーシック300,000

 

▼診療時間

 
8:30~12:00
14:30~17:00

 

▼アクセス

住所広島県呉市宝町3番15号
最寄り駅

呉駅より徒歩約5分

問合せ先代表:0823-22-5544 予約専用番号:0823-32-6667

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

先進会眼科 福岡天神(福岡県福岡市)

https://senshinkai-clinic.jp
先進会眼科 福岡天神(福岡県福岡市)
公式サイトで詳細を見る
先進会眼科 福岡天神のおすすめポイント
術後検診代3年間無料、再手術代3年間無料 症例実績50,000件(※1)

 

▼料金表

コース料金
コンフォートレーシック198,000
エクストリームレーシックコンフォート220,000
エクストリームレーシックマックス320,000
アイデザインアイレーシック348,000
アイデザイン リフラクティブストゥーディオ390,000

 

▼診療時間

 
9:30~ 18:30

 

▼アクセス

住所福岡県福岡市中央区天神2-8-38 協和ビル10F
最寄り駅

天神駅3番出口より徒歩1分

問合せ先0120-049-113

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

※ 年末年始は休診 

※1 期間:2002年11月1日〜2024年7月15日(先進会眼科グループ全体のレーシック手術の件数)

施設紹介

先進会眼科は東京・名古屋・大阪・福岡に展開し、85,000件以上の近視治療実績開院以来手術後感染症ゼロを謳っている、レーシックやICL、白内障治療といった視力回復治療を専門とする眼科クリニックです。

 

診療内容はドライアイ、眼精疲労、アレルギー性結膜炎、白内障、緑内障といった一般保険診療のほか、レーシック・ICLなどを用いる視力回復手術を自由診療で提供しています。

 

先進会眼科は「先進性と安全性を追求、世界水準の眼科治療の提供を目指す」を掲げ、ICLを製造・販売するSTAAR Surgical(スター・サージカル)社とのグローバルパートナーシップ契約締結や、同社からの表彰実績、同社が認定するICLインストクターの資格を保有する医師の在籍などをホームページで公表しており、近年ではICL手術の提供を強みとして掲げています。

 

先進会眼科は、2002年11月に福岡県飯塚市に開院した岡眼科クリニックを発端とする医療法人グループです。

 

岡眼科クリニックはその後、福岡市内に分院として岡眼科天神クリニック(現在は先進会眼科 福岡天神)を開院したのち、2019年9月に先進会眼科 東京新宿、先進会眼科 大阪梅田を開院、2023年6月に先進会眼科 名古屋栄を開院したことで、全国に拠点を持つ視力回復専門施設へとなりました。

 

岡眼科クリニック 院長・医療法人 先進会グループ 理事長の岡 義隆 医師によると、先進会の由来は、先進的でかつ安全性を重視した医療をすることが患者にとってベストだという思いをこめた屋号とのこと。

 

なによりも安全性を重視して視力矯正に臨みたいという人は、新宿、梅田、栄、天神にある先進会眼科、もしくは飯塚本院に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

※ 近視治療実績および手術後感染症の対象件数の計測期間:2002年11月1日〜2025年3月30日

出典:https://okaganka.com
無料適応検査の予約はこちらから
先進会眼科

品川近視クリニック 福岡院(福岡県福岡市)

https://shinagawa-lasik.com
品川近視クリニック 福岡院(福岡県福岡市)
公式サイトで詳細を見る
品川近視クリニック 福岡院のおすすめポイント
術後検診代10年間無料、再手術代10年間無料 症例実績54,771件(※1)

 

▼料金表

コース料金
アマリス750Zレーシック320,000

 

▼診療時間

 
10:00~ 20:00

 

▼アクセス

住所福岡県福岡市中央区天神2-7-21 天神プライム4F
最寄り駅

天神駅より徒歩5分

問合せ先0120-412-049

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

※1 期間:2009年1月〜2025年4月

施設紹介

品川近視クリニックは、品川美容外科や品川スキンクリニックといった美容外科・美容皮膚科の専門クリニックを運営する医療法人社団 翔友会によって運営されている、視力回復治療専門クリニックです。

 

2004年10月に東京院を開院して以来、2006年6月に大阪院、2008年1月に名古屋院、2009年1月に福岡院、2011年1月に札幌院を開院し、現在は全国5都市に展開しています。

 

診療内容はレーシック、ICL、フェイキックIOL、老眼治療、角膜クロスリンキング、飛蚊症レーザー治療などを主力分野とし、自由診療で提供しています。一般保険診療としては白内障手術を行っています。

 

東京院 院長の湯川 聡 医師によると、日本でレーシックを受ける方の約70%(同院推計)が品川近視クリニックを選んでいるとされるそうです。

 

また、2019年から2024年にかけ6年連続でICL国内最多症例数の実績について、STAAR Surgical(スター・サージカル)社から表彰を受けたとホームページに公表されています。

 

ほかにも品川近視クリニックのホームページには、各院のレーシック・ICLの累計症例数を詳細に公表しており、症例実績に強い自信を示していることがわかるクリニックです。

 

同ホームページによると、来院する患者の約7割は、品川近視クリニックで施術を受けた知人からの紹介とのこと。

 

口コミや症例数の多さを重視して視力矯正に臨みたいという人は、全国5ヶ所に展開する品川近視クリニックに足を運んでみてはいかがでしょうか。

出典:https://shinagawa-lasik.com
無料適応検査の予約はこちらから
品川近視クリニック 福岡院

レーシック手術についてのよくある疑問

ここでは、レーシック手術に関するよくある質問をまとめています。

レーシックって何年もつの?

レーシック手術で得られた視力は、基本的に持続するため、レーシックの効果に「寿命」というものはありません。


ただし、レーシック手術を受けた人全体の約5%程度の人は手術前の視力に戻ってしまうことがあります。特に、もともと強度の近視や乱視だった人は、術後1年以内に近視が再発してしまう可能性があります。


また、加齢とともに自然に遠視(近くが見えづらくなること)になっていく” 老眼 ”は、レーシック手術を受けていても、受けなくても妨げることはできません。


レーシック手術をしている医院の大半は、術後1〜3年程度のアフターケアを行っており、手術費用に術後のアフターケア代が含まれていることがほとんどです。


アフターケアの期間中は、再手術や微調整が可能なため、事前に確認しておきましょう。

レーシック手術とICL(眼内コンタクトレンズ)の違いは?どっちが安全?

レーシックは、角膜の表面を削ることで視力を矯正する手術で、費用が比較的安く、手術後の回復も早いのが特徴です。

 

手術費用の相場は20〜30万円ほどで、早い人では手術翌日には通常の生活にもどることができます。


一方、ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜に小さな切開を入れてレンズを挿入する手術です。ICLの最大の特長は安全性の高さで、施術にはICL認定医の資格が必要です。また、レンズは取り外し可能なため、レーシック手術と違い、いつでも元の状態に戻すことができます。


ただし、ICLはオーダーメイドのレンズを使用するため費用が高く、手術までの準備期間も長くなります。


それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、自分の目の状態に合った方法を事前検査で確認してみましょう。

 

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レーシック・ICL以外の視力矯正方法って何があるの?

視力矯正の方法はレーシックやICLだけではありません。たとえば、オルソケラトロジーという就寝中に専用レンズを装着し角膜の形を矯正する方法もあり、その他にもさまざまな手法が存在します。

 

レーシック手術しか扱っていない医院では、合わなかった場合に他院へ紹介されるか、説明不足のまま手術が進んでしまう可能性もあるため、慎重に進めましょう。


レーシック手術で失敗しないためには、「レーシック」という一つの手段にとらわれず、患者の目に合わせてさまざまな視力矯正方法を提案できる医院を選びましょう。

レーシック手術でどのくらい視力がよくなる?

一般的には、術後翌日の検査時には、視力が1.0〜1.5程度まで回復する場合が多いです。

 

レーシックは術後の視力回復が非常に早い傾向なのが特徴です。手術直後から、世界がはっきり見える感動を体験できる人もいますが、視力の回復には個人差があるので、その点は事前に理解しておきましょう。

レーシック手術で老眼になりやすくなるって本当?

老眼はレーシック手術・ICL手術に関わらず、加齢によって発生するものです。そのため、レーシック手術を受けたかどうかで、老眼(遠視)になる時期が変わることはありません。

 

ただし、もともと近眼の強い人は手元にピントが合いやすい状態です。そのため、老眼になったことを通常よりも自覚しやすい場合はあります。

 

また、レーシックは近視・遠視・乱視の矯正手術であり、老眼を治療するものではありません。ただ、ICLには老眼に対応できる遠近両用眼内コンタクトレンズもあるので、気になる方は対応可能な医院に相談してみましょう。

 

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レーシックは2回目も手術できる?

レーシック手術は、原則として1回、多くても2回までとされています。


しかし、角膜の厚みが足りない場合、2回目以降の手術ができないこともあります。


再手術が可能かどうかは、術前の適応検査によって判断されるため、希望する場合は必ず医師に相談しましょう。

レーシック手術で失明する可能性はどれぐらい?過去に失明した例はないの?

レーシック手術が直接の原因で、失明に至ることは理論上ないと言われています。


その理由は、レーシック手術の範囲は角膜の表面にとどまり、失明に関わる” 網膜 ”には一切の影響を与えないからです。ただし、術後に緑内障を発症し、適切な診断や治療が遅れた場合に失明リスクが高まることはあります。


レーシック手術を受けた人は、特に角膜が薄くなり、眼圧測定が正確に行いづらくなるため、緑内障の発見が遅れることがあります。そのため、レーシックは「手術したら終わり」ではなく、術後の定期検診を欠かさず、異常を感じたらすぐに眼科を受診することを念頭に入れておきましょう。

レーシック手術後にドライアイになるって本当?

レーシック手術後、一時的にドライアイの症状が出ることがあります。これは、手術によって角膜の神経が一時的に損傷し、涙の分泌が減少するためです。


ドライアイの症状は個人差がありますが、通常は半年から1年ほどで回復すると言われています。また、夜間や暗い場所で光がギラついて見える「ハロー・グレア」現象が起こることもあります。


「ハロー・グレア」が起こる原因は、夜間に瞳孔が開くと目に入る光の量が多くなり、角膜を削った部分とそうでないところに多少の屈折力の違いが生じるためです。これらの症状は時間とともに軽減することが多いですが、術後に違和感がある場合は医師に相談しましょう。

レーシック手術に後遺症や合併症はないの?

レーシックは角膜を削る手術のため、術後に角膜の強度が低下することがあります。そのため、事前の適応検査では角膜の厚みや強度、眼圧などを正確に測定することが非常に重要です。


もし「円錐角膜(眼圧に対して角膜の強度が弱いために角膜が突出する病気)」の兆候があるにもかかわらず、見逃されてレーシック手術を受けてしまうと、「ケラトエクタジア(角膜拡張症)」という重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。


不安な場合は、検査結果の説明を聞くタイミングで「角膜の強度に問題はありませんか?」と医師に確認しておくと良いでしょう。

 

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レーシック後に白内障や緑内障になった時、治療は受けられる?

レーシックを受けた後でも、白内障の治療は基本的に受けられます。


ただし、角膜の形状が変化しているため、それを考慮した眼内レンズの選定が必要になるため、レーシック経験者の対応に慣れた病院を選ぶと良いでしょう。


一方、緑内障の場合は、レーシック経験者に対する治療は難しく、断られる場合が多いです。そういったリスクについても医師とよく相談したうえでレーシック手術を受けるか考えましょう。

白内障、緑内障って何?

白内障とは、加齢により水晶体が濁って視界がぼやける病気のことです。緑内障とは、眼球の奥にある視神経が障害されて視野が欠けていく病気で、日本人の失明原因の第一位とされています。どちらも進行性の病気で、重症化すると手術が必要になる場合があります。

レーシック手術の費用相場はどれくらい?

レーシックの費用は医院や術式によって異なりますが、約20万円〜30万円が相場です。


しかし、これはあくまで目安であり「メスではなくレーザーを使用することで、より薄く滑らかなフラップを作る」など術式や使用機器によって費用は変わります。

 

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レーシック手術で高額医療費制度は使える?

レーシック手術は美容・自由診療に該当するため、公的な高額療養費制度の対象外です。


ただし、医療費控除の対象にはなるため、確定申告時に申請すれば所得に応じて還付金が受け取れる可能性があります。また、生命保険の一部には給付対象となるケースもあるため、事前に保険会社へ確認しておくと良いでしょう。

 

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安い手術と高い手術の違いは何?

レーシックの手術費用は、フラップ(ふた)の作成方法によって大きく変動します。

 

マイクロケラトームと呼ばれる電動メスを使用してフラップを作成する場合、比較的安価に施術が可能ですが、フェムトセカンドレーザーと呼ばれるレーザー機器を使用してフラップ作成をする場合は、比較的高額な費用になります。


例えば、品川近視クリニックの料金表を例に挙げると、厚生労働省が認可するフェムトセカンドレーザー機器「イントラレース」を使用する「品川イントラレーシックアドバンス」は158,000円(税込)に対し、マイクロケラトームを使用する「スタンダードレーシック」は75,000円(税込)と半値以下の価格設定となっています。

 

一概に費用だけを比較するのではなく、こういった施術内容を確認した上でどのコースにするか決めましょう。

レーシック手術前の検査はどんなものがある?

レーシックやICLの手術を受ける前には、2〜3時間ほどかけて適応検査を行います。


検査内容には、眼圧測定、角膜形状解析、角膜内皮検査・角膜厚測定・眼底検査などが含まれます。これらの検査によって、手術が安全に行えるかどうかが判断されます。検査の詳細や所要時間は医院によって異なるため、予約時に確認しておくと安心です。

手術前はコンタクトレンズをいつまで着用できる?

正確な角膜の形状を把握するため、手術前には一定期間コンタクトレンズの着用を中止する必要があります。

 

コンタクトレンズの種類未使用期間
ソフトコンタクトレンズ3日以上
ハードコンタクトレンズ2週間以上

 

これはあくまで目安であり、個人差や医院の方針によって指示が異なる場合があります。必ず医師の指示に従ってください。また、手術後は1週間ほど、洗顔・洗髪・アイメイクに制限があります。翌日から出勤などは可能ですが、肉体労働などを伴う場合はあらかじめ医師に相談してください。

レーシック手術に年齢制限はある?

18歳以下の未成年者は、レーシック手術を受けられません。上限はありませんが、高齢になると老眼や白内障などの他の症状が出ている場合もあります。まずは検査を受けて適用かどうか確かめましょう。


レーシック手術は、18歳未満の未成年には適応されません。これは、視力が安定していない可能性があるためです。


また、年齢の上限は設けられていませんが、高齢になると白内障や老眼などの別の目の問題が出てくる場合があるため、適応検査の結果によってはレーシック手術を受けることができない可能性があります。

 

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レーシック手術は痛い?手術後に痛みはある?

レーシック手術中の痛みはほとんどありません。


レーシック手術は、点眼麻酔(目薬タイプの麻酔)を使用して行われるためです。希望があれば、笑気麻酔を併用することが可能な病院もあります。


ただし、施術中に眼球が押されるような感覚を覚えることはあります。また、手術後は麻酔が切れることで、数時間〜半日ほど目がしみるような違和感や軽い痛みを感じることがありますが、時間とともに治まるのが一般的です。

手術日の翌日は仕事を休んだ方がいい?運転はできる?

デスクワーク中心であれば、手術翌日の検診が終了次第、仕事復帰できます。しかし、屋外での作業や運動、車の運転などは休んだ方がいいでしょう。また、手術後は1週間ほど、洗顔・洗髪・アイメイクに制限があるため、あらかじめ医師に相談してください。

レーシックをしてもカラーコンタクトはできる?

レーシック手術を受けた人でも、術後1ヶ月以降であればカラーコンタクトをつけることはできます。

 

ただし、角膜のカーブ(ベースカーブ)が変化していることがあるため、術後の定期検診時に、カラーコンタクトの使用について必ず医師に相談しましょう。合わないレンズを使用すると、眼のトラブルを引き起こす可能性があります。

レーシック手術後に視力が低下することはある?

レーシックは5~10年経過すると「近視の戻り」が生じる恐れがあります。ただし、確実に発生するものではなく、特に近視の度合いが元々強かった人に生じやすい傾向があります。

 

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